公開日 2015/05/29 11:13

フィリップスのLightning直結ヘッドホン“Fidelio”「M2L」をレビュー - デジタル伝送で音質強化

高橋敦が音質&使い勝手を徹底検証
Lightning接続に特化したFidelioシリーズの新ヘッドホン

この5月よりオンキヨー&パイオニアイノベーションズからの展開となったフィリップス・ブランド。その新体制第1弾製品の目玉のひとつである“Fidelio”「M2L」(関連ニュース)は、待望のLightning接続専用ヘッドホンである。

Fidelio「M2L」¥OPEN(市場想定価格43,000円前後)

M2Lは、iPhoneやiPadなどのiOS端末とのLightning接続に特化している。よって一般的なヘッドホン出力を使ったアナログ接続には非対応。ケーブルも着脱はできず、microUSB端子のケーブルに交換するといったことは想定していない。その割り切った潔さには好感を覚えるし、Lightning対応を活かせるシンプルな構成に徹したことも容易に想像できる。

Lightning接続対応

また、フィリップスがこのような割りきった仕様のヘッドホンを実現できる背景には、同社の幅広いラインナップの存在もある。同社によればM2Lのベースモデルは“Fidelio”「M1MKII」(関連ニュース)」だが、本機はスタンダードなリモコン付きケーブルを採用したモデルだ。さらに、同時に発表されたBluetoothヘッドホン“Fidelio”「M2BT」(関連ニュース)」もやはり「M1MKII」をベースとしている。ユーザーは用途や好みに合わせて、最適な仕様のモデルを選択できるのである。

Fidelio M1MKII

Fidelio M2BT

48kHz/24bitまでの再生に対応。秀逸な装着感も特筆できる

Lightning-DACとしては、最大48kHz/24bitというスペックを確保。いわゆるハイレゾ対応というよりも、デジタル伝送によって左右チャンネル間のクロストークなどを抑えて高音質化できることを利点としてアピールしている。

ドライバーは口径40mmでネオジウムマグネットを採用。ハウジング内部を二重構造として密閉することで、総合的な特性を高めている。

肌触りと柔軟性に優れたイヤーパッド

秀逸なのは装着感だ。このシリーズ全体の特徴ではあるが、コンパクトなオンイヤー型イヤーパッドであり、またほどよい側圧(頭を挟む固定力)も確保しつつ、パッドの肌触りと柔軟性のおかげで不快感はない。

右側ハウジング正面のほぼ全体がボタンになっている。ボリュームはリング型レバー

ヘッドバンドのスライダー部。細かい調整が可能となっている

また密着度も十分で、オーバーヘッド型ヘッドホンとしての遮音性も高い。となればおそらく音漏れも少ないだろう。電車内等でも使いやすいのではと思う。

リモコンはケーブルではなく右側ハウジングに、リング型レバーのボリュームが搭載されており、ハウジング正面のほぼ全体が基本ボタンになっている。リモコンがケーブルではなくハウジングに搭載されているのは、Lightningケーブルの仕様も関係あるのかもしれない。

次ページiPhoneとLightning接続して音質をチェック!

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 自治体公用車カーナビでのNHK受信料支払い問題、全国知事会が契約見直し提言。NHKもコメント
2 「Xperia 1 VIII」のスマホらしからぬ原石のような質感にソニーショップ店長も思わずにやり。「“愛でる”とはまさにこのこと」
3 女子プロゴルフ「明治安田レディスゴルフトーナメント」7/16から4日間の放送・配信予定
4 マランツ、HDMI搭載の新入門プリメイン「MODEL 70」。aptX AdaptiveでのBluetooth送受信にも対応
5 日本オーディオ協会、「ハイレゾロゴ」認証の規格を改定。低域限界周波数も新たに規定
6 マランツ、新エントリーCDプレーヤー「CD 70」。最新世代DACや独自アンプ技術でパフォーマンス追求
7 MotherAudio、Sound by YAMAHAを冠したスピーカーユニット「MS-TAMANEGI」
8 “Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く
9 TCL技術者が超ディープに解説!「なぜSQD-Mini LEDはRGB Mini LEDより優れているのか?」
10 Google提案の「Opus HD」コーデックが「ハイレゾオーディオワイヤレス」認証取得
7/17 13:05 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix