公開日 2012/12/26 13:50

ソニー「NEX-6/5R」の使い勝手はどう違う?「PlayMemories Camera Apps」を使ってみた

編集部記者がハンドリングレポート
ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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シリーズとして初めてWi-Fiを搭載したソニーのミラーレス一眼カメラ“α”「NEX-6」「NEX-5R」。インターネットからアプリをダウンロードして後から機能を追加できる「PlayMemories Camera Apps」に対応している点が大きな特徴の両モデルだが、果たして使い勝手などにはどのような違いがあるのか?新機能「PlayMemories Camera Apps」を中心に両機を使い比べてみた。

NEX-6(左)とNEX-5R(右)

シリーズとして初めてWi-Fi機能を搭載

■有機ELファインダーなど搭載の“6”/タッチパネルの“5R”

まずは基本スペックを軽くおさらいしておくと、両機とも撮像素子にはAPS-Cサイズで有効1,610万画素の“Exmor” APS HD CMOSセンサーを搭載。小型化しパワーズームにも対応した新レンズ「E PZ16mm-50mm F3.5-5.6」と55m-210mmの望遠レンズを同梱するダブルズームレンズキット、「E PZ16mm-50mm F3.5-5.6」1本のみ同梱のパワーズームキット、ボディ単体という3種類を販売する。

新キットレンズは従来のキットレンズに比べて長さ、重さともに約半分にまで小型化したほか、ワイド端も24mm相当へと広角化。電動ズームにも対応し、動画撮影時にもズームを行いやすくした。実際に動画撮影で使ってみると、一定間隔のままでズームイン/ズームアウトが簡単にできる電動ズームは結構便利だ。なお動画撮影においては60p/60i/24p撮影が行える。

新レンズには電動ズームが備わっている

オートフォーカスには新方式の「ファストハイブリッドAF」を採用。位相差AFとコントラストAFを併用することにより高速ピント合わせを可能にし、秒間10コマ連写が行えるほか、連写時も新たにAF追従するようになった。

そしてWi-Fi経由でアプリを後からインストールできる新サービス「PlayMemories Camera Apps」に対応。出荷時に搭載されている機能だけでなく、買った後からも様々な機能を追加できるという点が最大の特徴だ。

アプリの選択メニュー

両機の大きな違いは光学ファインダーやモードダイヤル、内蔵フラッシュなどを搭載するか否かという点。上位機の「NEX-6」は有機ELファインダー「XGA OLED Tru-Finder」やモードダイヤルを搭載し、フラッシュも内蔵している。

NEX-6はフラッシュを内蔵

モードダイヤルも搭載

ただし「NEX-5R」はそれらのハードウェアを搭載しないものの、タッチパネル操作に対応。また、「NEX-6」がブラックのみでの展開であるのに対し、「NEX-5R」はシルバー、ブラック、ホワイト(※ただしボディ単体はブラックのみの販売)の3色を用意している点も「NEX-6」に対するアドバンテージと言えるだろうか。

加えて、液晶モニターの可動範囲も異なっている。「NEX-6」が上約90度、下約45度までのチルトであるのに対し、「NEX-5R」は上方向に180度チルト可能で、いわゆる自分撮りもできるようになっている。

NEX-5Rはモニターが180度チルトし自分撮りにも対応

ただし、ここで問題になってくるのが「NEX-5R」のフラッシュが外付けであるという点。フラッシュを装着すると、そのフラッシュが邪魔をして180度チルトができなくなってしまうのだ。フラッシュを常に装着した状態で持ち歩くユーザーも多いだろうし、このあたりは次モデルでの改善に期待したい。

フラッシュを装備するとチルト角が狭まってしまう。また、本体色と付属フラッシュの色が違ってしまう点も少し残念と言えば残念

■「PlayMemories Camera Apps」を使ってみた

インターネットからアプリをダウンロードして機能を追加できる「PlayMemories Camera Apps」の利用には、Sony Entertainment Network(SEN)のIDが必要。NEX本体内に約90MBほどのアプリ用メモリ領域が用意されており、アプリ容量は内容にもよるが、1アプリ2MB〜4MB程度になるという。

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