公開日 2026/07/17 10:00

FIIO、サブブランドSnowsky初のIEM「OAK NANO」。「シングルドライバーの性能を徹底的に追求」

FIIO「FD7」の音響設計思想を継承
編集部:原田郁未
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

エミライは、FIIOのサブブランドSnowskyより、 Snowskyブランド初のインイヤーモニター「Snowsky OAK NANO Silver」を7月25日(土)に発売する。価格はオープンだが、予想実売価格は税込88,000円前後。

Snowsky OAK NANO Silver

同製品は、Snowskyブランド初のフラグシップモデルとして開発されたインイヤーモニター。現在は生産終了となっているFIIO「FD7」の音響設計思想を継承し、約2年の開発期間を経て打ち出されたという。ベリリウム合金ドーム振動板や純チタン筐体を採用し、シングルドライバーの性能を徹底的に追求したという。

着用イメージ

音響設計では、13.8mm口径の外磁型ダイナミックドライバーを搭載。磁気回路は約1.5Tの高磁束密度を実現し、FIIO「FD7」比で磁石体積を約69.5%拡大したことで、高い駆動力と優れた過渡応答を実現したという。FIIO Labsの測定では、114dB音圧時でも歪率0.1%を達成したとしている。

ドライバー構造イメージ

振動板にはベリリウム合金ドームを採用。純ベリリウムに近い特性を備えつつ加工性を高めた素材とし、薄型化によって高域特性や応答速度、歪み特性を向上させた。

さらに、W字型独立サラウンド構造や純銅ボイスコイルを採用し、振動板厚を従来比で50%薄型化するとともに、有効振動面積を約30%拡大。高域の伸びだけでなく、中低域の密度感や自然な音色も追求している。

ベリリウム合金ドームを使用した振動板

筐体には高密度・高硬度の純チタンを採用。鏡面研磨、CNC加工、PVD加工など複数の工程を経て製造され、質感と剛性を両立したという。

また、前面チャンバーにはFD7でも採用された「アコースティックプリズム」を搭載し、音波の位相を補正して時間遅れや定在波を抑制。背面チャンバーには微細なダンピングメッシュを備えた気流制御ダンピング構造を採用し、低域の量感や中域の厚みを高めたとしている。

音質チューニングは、交換式ノズルで手動で切り替え可能。赤色ノズルは低域を重視したチューニングでポップスやロック向け、黒色ノズルは高域の透明感を重視したチューニングでクラシックや器楽向けとしている。

赤・黒2種類の音響ノズルを標準装備

付属ケーブルは0.78mm 2pin着脱式を採用し、6N OCC単結晶銅に銀メッキを施した導体を使用。さらに168時間の液体窒素冷却処理(クライオ処理)を施すことで導電性能を高めたという。交換式プラグも採用し、3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス、USB Type-Cの3種類を同梱する。

USB Type-CプラグにはDSPチップ「BES3001-SP」を内蔵し、最大PCM 384kHz/32bitのデコードに対応。8バンドPEQ機能も備え、Android版「FiiO Control」アプリやWeb版PEQからイコライザー設定を行える。

クライオ処理を施した付属ケーブルはプラグを交換可能

イヤーピースは計22ペアを付属。HS20、HS18、SpinFit CP360に加え、フォームタイプや低域重視、ボーカル重視、バランス、ダブルフランジなど複数種類を同梱する。

また、アルミ合金とPUレザーを組み合わせた専用収納ケース「NEST CUBE」も付属する。

主な仕様は、周波数特性が10Hz - 40kHz、インピーダンスが50Ω、感度が112dB/mW。ケーブル長は約1.2m、質量は片側約8.9g。日本オーディオ協会のHi-Res Audio認証も取得している。

付属品一覧。22ペアのイヤーピースを用意する

 

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「明治安田レディスゴルフトーナメント」7/16から4日間の放送・配信予定
2 日本オーディオ協会、「ハイレゾロゴ」認証の規格を改定。低域限界周波数も新たに規定
3 Google提案の「Opus HD」コーデックが「ハイレゾオーディオワイヤレス」認証取得
4 メイド・イン・ジャパンの誇り高きトーンアーム。機能美を徹底追求するグランツの工房を訪ねる
5 デノン“受け継がれる伝統の意匠”。音とデザインから探るアナログプレーヤーの開発哲学
6 ティアック、カセットテープやオープンリールなどのデジタル化サービス。利用を呼びかける「思い出音源救出大作戦」
7 「水曜どうでしょう」新作、9月5日・6日開催のイベントで世界最速上映。全国ライブビューイングも
8 <HIGH END>ハイエンド・スピーカーブランドの競演その1。Wilsonの“億超え”「autobiography」、MAGICO「S7 2026」他
9 TCLパネル生産の中核「TCL CSOT」を訪問。他社へ多数供給する高い開発力を見た!
10 開放的なリビングでシアターの没入感も追求! 吹き抜けを活かした広大な音場感で130型に没入
7/16 11:54 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix