公開日 2018/04/29 08:30

【ヘッドホン祭】JVCケンウッドブースでモデルごとの違いを堪能/フォステクス、懐かしアニメコラボイヤホン

「プレミアムヘッドホンガイド」も販売中
編集部:成藤正宣
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4月28日(土)・29日(日)と中野サンプラザで開催されている「春のヘッドフォン祭2018」。本稿では13階ロビー出展する各社ブースの模様を紹介する。


■JVCケンウッド

JVCケンウッドは、金属筐体“SOLIDEGEシリーズ”のイヤホン「HA-FD01」「HD-FD02」、木製ハウジングと振動板を採用する“WOODシリーズ”「HA-FW01」「HA-FW02」などワイヤードのプレミアムイヤホンから、スポーツにも対応する完全ワイヤレスイヤホン「HA-ET900BT」、ノイズキャンセル機能や外音取り込み機能を有する“ライブモニター”「XE-M10BT」などBluetoothイヤホンまで、現行ラインナップを出展した。

多機能モデル「XE-M10BT」完全ワイヤレス型「HA-ET900BT」なども人気


同社の製品は、シリーズごとの素材による違いだけでなく、同シリーズ内でもチューニングが異なる。「HA-FW01」「HA-FW02」はケーブル交換にも対応し、更に「HA-FD01」ではノズルをステンレス/ブラス/チタンの3種に交換可能となっており、音の違いを追求できる仕様だ。ブースを訪れた来場者も、モデルごとに違う個性を体感していた。

SOLIDEGEとWOODの音の違いに驚く来場者も

■FOSTEX

フォステクスカンパニーは、同社が製造するヘッドホン/イヤホンを出展。ヘッドホンの最新モデルは、独自の平面振動板を搭載した「RPシリーズ」の最新フラグシップ「T60RP」。“シリーズ集大成”を謳っているモデルだが、今後も新たな技術に合わせてブラッシュアップを続けていくとのこと。

平面振動板モデルの集大成を謳った「T60RP」

ブースではそのほか、同社の定番イヤホンをワイヤレス化したBluetoothイヤホン「TE05BT」や、タツノコプロとのコラボレーションによって生まれたイヤホン「KOTORI meets Tatsunoko」も展示。「ヤッターマン」「みなしごハッチ」など懐かしのキャラクターをモチーフにした様々なデザインを見ることができる(関連ニュース)。

タツノココラボのKotoriイヤホンを展示

なお、同社が須山補聴器と共同開発したイヤホン「TE100R」「TE200」に関しては、28日は公開されなかったが、29日には試聴機が用意されるという(関連ニュース)。

■カナルワークス

カスタムIEMメーカーカナルワークスは、同社BAドライバー搭載カスタムIEMの試聴機を出展。1BAドライバーのエントリーモデルから8BAドライバー搭載のフラグシップモデルまでラインナップした。

エントリーからフラグシップまで試聴可能

今回新しく出展した製品は、同社カスタムIEM向けのアップグレードケーブル「HGシルバーケーブル」。ファイバーで補強したシルバーコートの12本撚り線で構成しており、音の鮮度を向上させるとのこと。2重被覆の採用により、皮脂などを原因とする変色も起こりづらくなっているという。同社直販サイトにて、12,000円(税込)にて販売されている。

シルバーコート線のハイグレードケーブルを発表した

■JAPAEAR

愛知県のイヤホンブランドJAPAEARは、ダイナミック型のイヤホン「JE-777」や、BAドライバー5基搭載の「JEG-999-5BA」など、同社がこれまで発売してきたイヤホンをラインナップした。

開発中の製品として、3Dプリンタで製作したばかりというダイナミック型1基の試作機を出展。音はこれから調整していくということだが、現在はいわゆるドンシャリの状態で展示している。発売時期などは未定だが、低価格帯に投入する予定とのこと。

3Dプリンターで製作したばかりという試作機。低価格モデルになる予定

■mimimamo

フィフティスクエア株式会社のブランドmimimamoは、ヘッドホン用カバー「mimimamo」シリーズの「ヘッドホン対応表ご協力キャンペーン」を開催。同社製品対応表に載っていないヘッドホンを持参したユーザーに、好きなカラー/サイズのmimimamoを1つプレゼントしている。

mimimamoは各社ヘッドホンに対応するヘッドホンカバー。対応機種を増やすため、ユーザーから情報を募っている

これまでも同社のイベント出展時に行われてきたキャンペーンだが、同社によると「1イベントあたり平均して10〜20名が持参してくれる」とのこと。本日もCampfire audio「CASCADE」など、新発売のヘッドホンが新たに持ち込まれていた。

■Bitsound

Bit Soundは、耳型を取って制作するイヤホン用カスタムイヤーピースを出展。各ブランドイヤホンに対応したカスタムイヤーピースのサンプルが出展された。

今回の最新モデルはAKG「N5005」に対応するカスタムイヤーピース。ハーマンインターナショナルブースでも、本製品を装着したN5005デモが用意されていた(関連ニュース

様々なメーカーに対応するカスタムイヤーピースを製作。最新モデルN5005にも対応する

■onso

ケーブルブランドonsoは、同社が製作するヘッドホン/イヤホン向けケーブルを出展。最新モデルは2種類の線材を使用した「iect_04」のMMCX端子モデルで、プラグも2.5mm、3.5mm、4.4mmと、現在ポータブル機器で主流となっているものを網羅している。

また、今年の夏から秋頃を目処に、カスタムIEMなどで採用される2pin端子モデルの「iect_04」を発売する予定とのこと。

ハイブリッド線材ケーブルのMMCX端子モデルが最新製品。次は2pinモデルを予定している

■estron

デンマークの医療機器/オーディオ用ケーブルブランドであるEstronは、IEM向けケーブル「Linum」を出展した。極細で目立ちにくい外見と見かけ以上の耐久性を併せ持つケーブルで、多くのイヤホンで採用される端子、MMCX/2pinのモデルも取り揃えている。

T2端子仕様のestron linumケーブル

また独自の端子「T2」もラインナップ。従来のリケーブル向け端子以上の耐久性を持ち、接続トラブルも抑制できるという。4月11日からUltimate EarsのカスタムIEMに採用されたリケーブル端子「UE IPX コネクションシステム」のベースになっており、互換性も持っている(関連ニュース)。

金のプラグが通常のT2端子、銀のプラグがUE製品に使われる端子。防水機能の有無をのぞき互換性がある

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