• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/08/20 13:00

エプソン、画質強化/Wi-Fi搭載で約10万円のフルHDプロジェクター「EH-TW5350」

輝度&コントラスト比をより向上
編集部:杉浦 みな子
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エプソンは、独自の3LCD方式を採用するホーム用液晶プロジェクター“dreamio”シリーズの新モデルとして、実売10万円台の“EH-TW5350”ラインを8月27日に発売する。プロジェクター単体製品の「EH-TW5350」と、同モデルに80インチスクリーンがセットになった「EH-TW5350S」の2種類をラインナップしている。価格は以下の通り。

EH-TW5350(単体)¥OPEN(直販サイト価格104,980円・税抜)
EH-TW5350S(スクリーン付属)¥OPEN(直販サイト価格109,980円・税抜)

EH-TW5350(S)

2010年に登場した同社製プロジェクターのヒットモデル「EH-TW5200/5200S」の後継機に位置づけられる機種。投影解像度は1,920×1,080のフルHD。約2.7m距離から100インチの大画面投写が行える短焦点レンズを搭載している。シアター専用室ではない6畳間などでも、100インチの大画面投写を手軽に実現できるようにしている点は従来機種と同じだ。

EH-TW5200と基本の筐体デザインは一緒だが、縦幅が少し大きくなっている

レンズ周りにゴールドをあしらうデザインに

なおEH-TW5200と同じくフルHD対応モデルだが、明るさやコントラスト比を向上させ、上位モデルの画像処理技術も投入して、より画質を高めたことが本機の特徴となる。さらに本体にはWi-Fiを内蔵しており、インテルWiDi/Miracastに対応し、PCやスマホ/タブレットとのワイヤレス接続が行えるようになるなど機能強化も果たしている。以下に、詳細をみていこう。

天面部の様子

天面に操作部を配置

■画質の強化 − 輝度とコントラスト比が向上。新アイリス搭載

まず先述の通り、EH-TW5350/5350Sは、従来モデルと比較して明るさとコントラストを向上させていることが大きな特徴。輝度は、従来モデルでは2,000ルーメンだったが、本機ではカラー/全白とも2,200ルーメンになった。さらに、搭載ランプも従来モデルとは異なるものを採用している。

コントラストは、従来モデルの15,000対1に対し、本機では35,000対1という高コントラスト比を確保。新開発のアイリスを搭載していることがポイントで、具体的には部品を変えて光学設計を見直し、アイリスが閉まったときの光漏れを抑えるように改良された。これによって、メリハリのある鮮やかな映像再現を図っている。

EH-TW5350のアイリス。閉じたときの光漏れを抑えるように改良されている

従来機種EH-TW5200のアイリス

画質調整機能も新しくなり、「ノイズリダクション」「ディティール強調」「MPEGノイズリダクション」の3種類が搭載されている。これによって映像のざらつきを抑えたり、映像の明暗差を強調して、質感や素材感が際立つようにした。

画質調整メニュー

「ノイズリダクション」「ディティール強調」「MPEGノイズリダクション」を新搭載している

また、「フレーム補間」機能も新しく搭載している。投写する映像に対し、オリジナルのフレームの間に新しいフレームを補間する機能で、これによってシャープで滑らかな映像再現が行えるようにしている。上位機種の「EH-LS10000」「EH-TW8200」に搭載されている機能で、それが10万円台のエントリー機である本機にも投入された形だ。

フレーム補間は全部で3段階

従来モデルから継承したポイントとしては、3D映像投写の技術である「Bright 3D Drive」を搭載。一般的な3D投写の240Hz駆動に対し、倍の480Hz駆動によってクロストークを抑えることで明るい3D映像が楽しめる。また、本機からの新機能として、通常の2D映像を3D映像に変換できる「2D→3D変換」にも対応した。なお3Dメガネは別売となる。

■Wi-Fi内蔵&スマホ/タブレットとの連携強化

機能面の強化も大きく、まず本体にはWi-Fiを内蔵しており、オプション無しでネットワーク連携が可能。また、新しくインテルWiDi/Miracastに対応したことで、PCやスマホ/タブレットとワイヤレス接続できるようになった。外部デバイスの映像をミラーリング表示できる。

映像入力系統としては、従来通りHDMIやMHLにも対応している。なお、HDMI入力された映像とスクリーンミラーリング映像を、同時に2画面投写することも可能だ。

これらPCおよびスマホとのワイヤレス連携に関しては、同社のビジネス向けプロジェクターに先行して搭載された機能にそのまま対応した形となる。同社ビジネスプロジェクター向けに無料で配布されているiOS/Android向けアプリ「iProjection」と連携することも可能で、同アプリを介して、スマホ/タブレットの中にある写真やドキュメントをワイヤレスで投写することもできる。また、QRコード読取接続機能も備えており、本体で表示させたQRコードを同アプリで読み取ることで、簡単にスマホ/タブレットからの投写操作が行える。

■台形補正にも対応。使い勝手に細かく配慮した設計

上述の通り、シアター専用室ではない6畳間などでも、100インチの大画面投写を手軽に実現できるようにしている点は従来機種と同じ。機能面では「スライド式ヨコ台形補正機能」も引き続き搭載する。縦/横30度での調整が可能で、狭い部屋などでスクリーンに対してななめ横から映像投写する場合でも、簡単に設定が行えるように工夫している。

ななめからの投写も手軽に行えるように

また「ホーム画面」を設け、プロジェクター本体の各種設定状況を画面から簡単に確認できるようにしていることも特徴だ。

プロジェクターの設定状況を簡単に確認できるようにした

5Wのモノラルスピーカー搭載&Bluetooth音声出力も

本体には5Wのモノラルスピーカーを内蔵しており、本機単体でも簡単に音声出力できる。また、Bluetooth音声出力にも対応しており、Bluetooth対応の外部スピーカーを接続することも可能。BluetoothコーデックはSBCに対応する。

Bluetooth音声出力にも対応

対応する外部スピーカーなどとBluetooth接続してワイヤレスで音声出力できる

そのほか、インターフェースはHDMI入力を2系統備えるほか、3RCA(コンポーネント)/D-Sub15ピン/RCA(Audio in)/ステレオミニ(Audio out)/USB type A/USB type Bを搭載している。

背面端子部

付属リモコン

■レンタルサービスも継続

エプソンでは、これまでに従来モデルEH-TW5200Sを対象とした4日間のレンタルサービスを実施していたが、9月は以降はEH-TW5350Sに切り替えて継続する。レンタル料6,000円で、本機を自宅で体験することが可能。また、レンタルサービスを受けたあとに製品を購入した場合は、レンタル料金と同額である6,000円分のQUOカードがプレゼントされる。

【問い合わせ先】
エプソン インフォメーションセンター
TEL/050-3155-7010

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンル液晶プロジェクター
  • ブランドEPSON
  • 型番EH-TW5350
  • 発売日2015年8月27日
  • 価格¥OPEN(直販サイト価格104,980円・税抜)
【SPEC】●方式:3LCD方式 ●液晶パネルサイズ(対角):0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル(16:9) ●液晶パネル画素数:1,920×1,080 ●輝度:2,200lm(最大) ●コントラスト比:35,000:1 ●投写レンズ(対角):34型〜332型 ●映像入力端子:ミニD-Sub15pin、HDMI×2、RCA ●制御入力端子:USBタイプB ●USBストレージ:USBタイプA ●音声入力端子:RCA×2(音声L/R) ●音声出力端子:ステレオミニジャック(ヘッドホン) ●スピーカー:5W×1 ●騒音レベル:29dB(最小) ●消費電力:307W(明るさ切替「高」/スタンバイ時 0.21W) ●外形寸法:297W×114H×245Dmm(突起部含まず) ●質量:約3.1kg
  • ジャンル液晶プロジェクター
  • ブランドEPSON
  • 型番EH-TW5350S
  • 発売日2015年8月27日
  • 価格¥OPEN(直販サイト価格109,980円・税抜)
【SPEC】<EH-TW5350S>●方式:3LCD方式 ●液晶パネルサイズ(対角):0.61型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル(16:9) ●液晶パネル画素数:1,920×1,080 ●輝度:2,200lm(最大) ●コントラスト比:35,000:1 ●投写レンズ(対角):34型〜332型 ●映像入力端子:ミニD-Sub15pin、HDMI×2、RCA ●制御入力端子:USBタイプB ●USBストレージ:USBタイプA ●音声入力端子:RCA×2(音声L/R) ●音声出力端子:ステレオミニジャック(ヘッドホン) ●スピーカー:5W×1 ●騒音レベル:29dB(最小) ●消費電力:307W(明るさ切替「高」/スタンバイ時 0.21W) ●外形寸法:297W×114H×245Dmm(突起部含まず) ●質量:約3.1kg <付属スクリーン>●外形寸法:最大1,831W×1,840H×380Dmm(スタンド含む) ●質量:約3.3kg(スタンド含む)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX