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公開日 2012/09/07 11:52

米JVC、4Kプロジェクター「DLA-X95R」など4機種 − 最新「e-shift2」デバイス搭載

スマホ用コントローラーアプリもリリース
ファイル・ウェブ編集部
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JVC Americas Corp.は現地時間9月6日、最新の「e-shift2」デバイスを搭載した4K対応D-ILAプロジェクター4機種を発表した。

今回はホーム用の4機種とプロフェッショナル用の5機種が合わせて発表された。本項ではホーム用プロジェクターの新製品に関する情報を中心に紹介する。

今回発表された全機種が3Dに対応。ベーシックモデルのDLA-X35R以外が4K対応モデルとなる。ラインナップと北米での販売価格は下記の通り。発売は11月を予定している。

DLA-X95R/11,999ドル
DLA-X75R/7,999ドル
DLA-X55R/4,999ドル
DLA-X35R/3,499ドル

DLA-X95R


DLA-X75R

DLA-X55R


DLA-X35R/ブラック

DLA-X35R/ホワイト
DLA-X35Rはブラックとホワイトの2色が揃う。他のモデルはブラックのみ。

昨年発売のモデルに引き続き(関連ニュース)、画素ずらしによって高精細化を行う「e-Shift」技術を採用した光学エンジンを採用。フレームシーケンシャル方式3D映像を投写する原理を応用し、前段で1,920×1,080画素のフルHD映像を2枚生成したのち、それぞれを「e-Shift」デバイスに送り込み、電気信号によって屈折率を変化させることで、1画素を斜めにシフトさせ、縦横ともに実質2倍の解像度を実現。JVC独自のアルゴリズムによる4Kアップスケーリングや、倍速駆動パネルとの組み合わせにより、1フレーム3,840×2,160画素の4K映像を表示する。

今年のモデルには進化した「e-shift2」技術を採用。4Kアップスケーリングのアルゴリズムを見直し、フィルターを2バンドから8バンドに変更。より高精度な画素生成を実現している。全ての2D信号に対して効果を発揮でき、コンテンツに応じてスケーリングの効果が変えられるよう、5つのプリセットとOFF設定を選べる「Multiple Pixel Control」機能も備えた。

3D再生の画質も向上を図った。回路や光学エンジンのレスポンスを改良してクロストークをさらに低減。より自然で明るい3D映像を実現した。

光学系はさらに新しいランプと電源を採用し、明るさの値も向上させた。ランプの品質保証も1,000時間/年に延ばしている。

光学エンジンを改良したことで、ネイティブコントラストの値も昨年モデルよりさらに向上した。フラグシップのDLA-X95Rで13万対1、DLA-X75Rは9万対1、DLA-X55R/X35Rは5万対1となっている。

アクティブシャッター方式の3DメガネはIRからRFに通信方式を変更。通信の安定性を高め、信号の到達レンジを広げている。

他にもプロジェクターのコントロールが可能なスマートフォン/タブレット用アプリも提供される予定だ。

レンズのズーム/フォーカス/シフト幅の設定値を本体メモリーに保存しておける「レンズメモリー」機能も、前機種の3件からDLA-X95R/75Rは10件、DLA-X55R/X35Rは5件に拡大した。

フラグシップのDLA-X95Rは、全てエンジニアが厳選したコンポーネントを採用することで13万対1のネイティブコントラストを実現。カラーマネージメント機能もフル対応。THX 3D認証やISF認証も取得している。

X95Rには2ペアのアクティブシャッターメガネと、3Dエミッターが本体に付属する。なお3Dメガネとエミッターは、他モデルでは別売オプション扱いとなる。

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