• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/05/13 13:16

テクニクス、“Hi-Fi入門”ターンテーブル「SL-1500C」。オートリフトアップやフォノイコ搭載、価格は10万円

上位機種と同等のダイレクドドライブ方式を採用
編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは、Technics(テクニクス)ブランドのダイレクトドライブ式ターンテーブル「SL-1500C」を、6月28日に発売する。価格は100,000円(税抜)。

「SL-1500C」

S/Nや回転精度に優れた「コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」によるダイレクドドライブ方式、2層構造のプラッターや筐体など、上位機種と同等の技術を盛り込んだエントリークラスのターンテーブル。合わせて自社開発のフォノイコライザー(MMカートリッジ対応)やオートリフトアップ機構の内蔵、Ortofon社製MMカートリッジ「2M RED」の同梱などを行い、同社では購入してすぐにレコード再生が楽しめる“Hi-Fi入門機”と位置づけている。

コアレス・ダイレクドドライブ・モーターなど上位機種と同等の技術を採用しつつ、フォノイコライザー内蔵やOrtofon「2M RED」カートリッジの同梱など、購入後すぐにレコード再生が楽しめる入門機に位置づけられたモデル

今年3月に発表したDJターンテーブル「SL-1200MK7」(関連ニュース)とは構造に複数の共通点があるものの、コアレス・ダイレクトドライブ・モーターのトルクなど、異なるチューニングが施されているとのこと。

ダイレクトドライブのモーター制御には、同社ブルーレイディスク機器の開発で培われた技術を導入し、より緻密なプラッター速度の測定を実現。より滑らかな正弦波によりモーター制御を行うとしている。

プラッターはアルミダイカストの裏面全体にデッドニングラバーを貼り付けた、剛性と振動減衰特性に優れた2層構造を採用。アルミダイカスト部はシミュレーションにより形状を最適化し、裏面には強化リブを追加することで高剛性を実現。デッドニングラバーとの接地面積も増大させ、レコードに伝わる不要振動を排除したクリアな音質を実現するという。

トーンアームは軽量/高剛性のアルミニウム製で、Technicsブランド伝統のスタティックバランス型/S字ユニバーサルタイプを採用。ジンバルサスペンション構造のトーンアーム軸受部には、切削加工のハウジングを使用した高精度ベアリングを搭載。初動感度を高め、レコード溝の読み取り精度を向上させる。

トーンアームはブランド伝統の構造を踏襲。

また、トーンアームにはユーザーからの要望が増加していることを受け、レコード再生の終了をセンサーで検知し、自動でトーンアームをリフトアップする「オートリフトアップ機構」を内蔵した。本機構はベース部分に組み込むことで音質への悪影響を抑えており、モーターの動力も利用しないため電気的/振動の影響を受けない仕組みとしている。さらに、背面端子付近のスイッチを操作することでオートリフトアップのオン/オフを切り替えることが可能となっている。

オートリフトアップは近年ユーザーから搭載の要望も増えているという

シャーシはABS樹脂にガラス繊維を配合した特殊素材と、アルミダイカストシャーシを強固に一体化した2層構造を採用し、剛性と制振性を追求。インシュレーターはスプリングとラバーを組み合せた高減衰構造を備え、高い音質とハウリング耐性を実現したとする。

インシュレーターもスプリングやラバーを組み合せた複合構造で、効果的に振動を減衰する

内蔵フォノイコライザーはモーターや制御回路と分離された専用電源を搭載。また外来ノイズを遮断するシールド構造を採用することで、純度の高い信号増幅が可能とする。外部フォノイコライザーとPHONO端子で接続する際は、PHONO端子そばのスイッチを切ることで、内蔵フォノイコライザーの影響を完全に排除することが可能。

背面のスイッチを切ることで内蔵フォノイコライザーの影響を排除することが可能。オートリフトのオン/オフスイッチも隣に並ぶ

その他、トーンアームの高さは6mmの範囲で調節でき、補助ウェイトを装着することで5.6〜16.4gまでのカートリッジに対応。付属カートリッジのOrtofon「2M Red」以外にも、幅広い種類のカートリッジを装着できる。

回転数は33 1/3、45、78rpmに対応。出力端子はPHONO×1、LINE×1を搭載。外形寸法は453W×169H×372Dmm、質量は約9.9kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX