• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/08/21 14:26

ELACからA・ジョーンズ氏の手がけるミドルハイ級スピーカー「ADANTE」登場

新キャビネット構造とユニット構成採用
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)ユキムは、ELAC(エラック)の新製品として、アンドリュー・ジョーンズ氏が開発を手がけるミドルハイクラスのスピーカー「ADANTE」を9月に発売する。

ELACのミドルハイクラススピーカー「ADANTE」

今年5月、ミュンヘンで開催された「High End 2017」で出展されたシリーズ(関連ニュース)。同じくアンドリュー・ジョーンズ氏が手がける「Uni-Fi」「Debut」の上位シリーズに位置づけられる。本体カラーはグロス・ブラック。ラインナップは以下の通り。

・「AF-61」 フロアスタンディングスピーカー ¥960,000(ペア/税抜)
・「AS-61」 ブックシェルフスピーカー ¥480,000(ペア/税抜)
・「AC-61」 センタースピーカー ¥315,000(税抜)
・「ASW-121」 アクティブサブウーファー ¥450,000(税抜)
・「ABST-101」 AS-61専用スタンド ¥120,000(ペア/税抜)
・「ACST-101」 AC-61 専用スタンド ¥85,000(税抜)

ADANTEシリーズのキャビネット構造は、「インターポート・カップルド・ キャビティ」と名付けた新たな設計を採用。このキャビネット内では、2基のドライバーユニットが分割されたチャンバー内で相互作用する。

1基のユニットはパッシブラジエーターで、フロントバッフルに取り付けられている。このパッシブラジエーターに、内部の6.5インチのアクティブドライバーが低音エネルギーを与えるという構造だ。このドライバー構成を「アクティブ・パッシブ・ドライバー」と呼んでいる。このキャビネット構造とドライバー構成の利点は、エンクロージャー全体の振動が完全に分離され、互いに干渉しあわないことだ。

キャビネット内部をチャンバーで分割

それぞれのチャンバーにパッシブラジエーターとアクティブウーファーを取り付けている

同軸ドライバーも新開発のものを搭載。ミッドレンジコーンはアルミ振動板を採用し、直径135mm。これを50mmの大型ボイスコイルで駆動する。トゥイーターは新ファブリック素材を採用し、再生周波数帯域のボトムを下げることに成功。これによりクロスオーバーポイントと共振周波数域を下げることができた。なお同軸トゥイーターのマウントも、キャビネットからメカニカルに分離された防振マウントで、不要振動の影響を抑制している。

なおスピーカー全機種のターミナルは、バナナプラグ対応のカーボン仕上げ、バインディング・ポスト式のものとなる。

フロアスタンディングスピーカー「AF-61」はシリーズのトップエンドモデルで、形式は3ウェイ。筐体内部は3つのチャンバーで区切られ、それぞれに205mmのパッシブドライバーと165mmのアクティブウーファーから成るアクティブ・パッシブ・ドライバーを計3セット搭載している。クロスオーバー周波数は200Hz/2kHz、周波数特性は39Hz〜35kHz。能率は87dB、インピーダンスは6Ω。外形寸法は243.7W×1329.4H×397.9Dmm(グリル装着時)、質量は45.8kg。

フロアスタンディングスピーカー「AF-61」

ブックシェルフスピーカー「AS-61」は、AF-61と同一ドライバーで設計された。コンパクトなキャビネットの中にアクティブ・パッシヴ・ドライバーを格納。新ドライバーとの相乗効果で正確な再現を実現するという。

ブックシェルフスピーカー「AS-61」

「AS-61」用スタンド

センタースピーカー「AC-61」も3ウェイで、205mmのパッシブドライバーと165mmのアクティブウーファー計2セットと同軸ドライバーを搭載している。クロスオーバー周波数は200Hz、2kHz。周波数特性は40Hz〜35kHz、能率は86dB(2.83v/1m)。インピーダンス6Ω。外形寸法は874.8W×245H×396.6Dmm(グリル装着時)、質量は29.3kg。

センタースピーカー「AC-61」

センタースピーカー用スタンド

アクティブサブウーファー「ASW-121」は密閉型のアクティブサブウーファーで、左右に配置された2基の300mm のウーファーをプッシュプルで駆動するもの。アンプ回路にはアナログの暖かみとデジタルの高効率を両立させたというBASHテクノロジーを搭載している。

アクティブサブウーファー「ASW-121」

調整はスマホアプリ「SUB Control App」からBluetooth経由で行うことができ、自動音場補正にも対応する。スチール製のベースプレートとスパイクも付属する。入力はライン LR 入力(XLR)×1、ライン LR 入力(RCA)×1、スピーカー入力×3(L/R/C)。周波数特性は18Hz〜180Hz、クロスオーバー周波数は40Hz〜150Hz(連続可変)。外形寸法は517.8W×435H×476.3Dmm、質量は35.0kg。

【問い合わせ先】
(株)ユキム
Tel/03-5743-6202

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドELAC
  • 型番AF-61
  • 発売日2017年9月
  • 価格¥960,000(ペア/税抜)
【SPEC】●形式:3ウェイ・密閉型 ●ユニット:25mmトゥイータ、135mmミッドレンジ、165mmウーファー×3 (キャビネット内部に配置)、205mmパッシブ・ドライバー×3 ●クロスオーバー周波数:200Hz、2kHz ●周波数特性:39Hz〜35kHz ●能率:87dB (2.83v/1m) ●推奨アンプ出力:50〜160W ●最大入力:160W ●公称インピーダンス:6Ω ●スピーカーターミナル:バイワイヤ対応 ●外形寸法:243.7W×1329.4H×397.9D mm (グリル装着時) ●質量:45.8kg
  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドELAC
  • 型番AS-61
  • 発売日2017年9月
  • 価格¥480,000(ペア/税抜)
【SPEC】●形式:3ウェイ・密閉型 ●ユニット:25mmトゥイータ、135mmミッドレンジ、165mmウーファー×3 (キャビネット内部に配置)、205mmパッシブ・ドライバー×3 ●クロスオーバー周波数:200Hz、2kHz ●周波数特性:41Hz〜35kHz ●能率:85dB (2.83v/1m) ●推奨アンプ出力:50〜160W ●最大入力:160W ●公称インピーダンス:4Ω ●スピーカーターミナル:バイワイヤ対応 ●外形寸法:243.7W×484.4H×401.7D mm (グリル装着時) ●質量:16.0kg
  • ジャンルセンタースピーカー
  • ブランドELAC
  • 型番AC-61
  • 発売日2017年9月
  • 価格315000
【SPEC】●形式:3ウェイ・密閉型 ●ユニット:25mmトゥイータ、135mmミッドレンジ、165mmウーファー×2 (キャビネット内部に配置)、205mmパッシブ・ドライバー×2 ●クロスオーバー周波数:200Hz、2kHz ●周波数特性:40Hz〜35kHz ●能率:86dB (2.83v/1m) ●推奨アンプ出力:50〜160W ●最大入力:160W ●公称インピーダンス:6Ω ●スピーカーターミナル:バイワイヤ対応 ●外形寸法:874.8W×245H×396.6D mm (グリル装着時) ●質量:29.3kg
  • ジャンルサブウーファー
  • ブランドELAC
  • 型番ASW-121
  • 発売日2017年9月
  • 価格¥450,000
【SPEC】●形式:アンプ内蔵サブウーファー (密閉型) ●ユニット:300mm アルミ・サンドウィッチ・コーン×2 ●クロスオーバー周波数:200Hz、2kHz ●周波数特性:18Hz〜180Hz ●クロスオーバー周波数:40Hz〜150Hz (連続可変) ●アンプ回路:BASH ●最大出力:1200W ●コントロール:SUB Control App (iOS、Android ※ 要 Bluetooth4.0 Low Energy 対応) ●待機時消費電力:1W ●入力:ラインLR入力(XLR)×1、ラインLR入力(RCA)×1、スピーカー入力×3(L/R/C) ●外形寸法:517.8W×435H×476.3Dmm ●質量:35.0kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX