公開日 2012/05/17 16:30
「オーディオ市場に大きな刺激を」 − ゴールドムンドジャパン山崎社長 最速インタビュー
独立法人化した「タレス」でサポートも万全に
ハイエンドオーディオ市場を変える “ゴールドムンドジャパン” 始動!
自社製品である真空管オーディオのトライオード、英国スペンドールスピーカーを取り扱い、昨今は国内外全メーカーの製品を対象とするサポートサービス「タレス」を立ち上げて好調なトライオードが、新会社「ゴールドムンドジャパン」を設立。スイスのハイエンドオーディオブランド・ゴールドムンドの製品輸入販売を手がけ、「タレス」を独立法人化して保守にも着手する。メーカーの立場からも徹底した製品管理、サポートを手がけつつ、国内ハイエンド市場に大きな刺激をもたらそうとする同社社長の山崎氏に、その意気込みを聞く。
メーカーの目で向き合い いい製品を日本市場に
−− このたびのゴールドムンド製品の取り扱いと、新会社設立に至る経緯をお聞かせください。
山崎順一氏(以下、山崎) ゴールドムンドは、ハイエンドオーディオの代表的ブランドです。ステラヴォックスジャパンさんが国内で20数年間展開してこられましたが、昨年11月に取り扱い終了のアナウンスがありました(関連ニュース)。僕にとっても魅力的なブランドでしたが、当然他の商社さんがやられるのだろうと思っていたところ、この1月のCESで販売店様の方から突然、輸入販売をやってみないかという話をいただいたのです。驚きましたが、とにかく先方の社長と会いました。
日本はアジアの窓口ですし、ブランドの名前が途切れてしまう懸念もあって、彼らとしてはどうしてもここで何とかしたかったわけですね。また今後注力していくには、ブランドを幾つも持つ商社さんより、うちのようなところでという希望があった。僕が日本でやっていることも知っていて、日本国内のマーケットで僕がつくってきたトライオードの存在を実感したようでした。
そして僕自身がトライオードを20年間やってきて、これもまた新しいトライだと思いましたし、ゴールドムンドというブランドを元気にできたらと思い、代理店となることを決心しました。新会社を立ち上げたのは、社内的にもやりやすいし、外からも力の入り具合がわかってもらえると思ったからです。トライオードの名前でやると、片手間ととられるかと。それだけ力をかけなくてはいけないブランドだと思いますし、オーディオでのステイタスですから。僕にとってもチャレンジです。
彼らの工場を訪れてみると、初期の頃つくられていた真空管アンプがまだ残っていて、トライオードのような手づくり感に親近感を覚えます。代理店となる以上はそんな初心から汲み取りたいですし、うち自身がメーカーですから、今後のゴールドムンド製品の出荷検査やクオリティコントロールについて、厳しい見方ができる面もあると思います。世界中どこを見ても、彼らのディストリビューターの中にメーカーはありません。いい意味でお互いに刺激になるのではと思います。
取扱店を拡げて多くのお客様にアピール
−− 日本で展開する商品ラインは、どのようになりますか。
山崎 まずはアナログの2チャンネルに特化します。ゴールドムンドはここのところ、デジタル、多チャンネルの方向性で、デジタルの伝送システムであるプロセッサーとアンプ内蔵スピーカーという形態になっていますが、今の日本でそれは厳しい。一方で我々も勉強しながら、今後国内でどう市場をつくっていくかをさぐりたいと思います。ゴールドムンド社でも新しいスタートを希望しており、好きなようにやってくれと言っています。
先日ジュネーブでミーティングがありましたが、アジアのディストリビューターが数多く、インドや韓国などかなりハイクラスなところをターゲットにしています。しかし日本のオーディオマーケットは違いますよね。もちろんスーパーハイクラスをメインに狙うという戦略はあるでしょうが、やり方が変わってきますし、僕自身はやるつもりはありません。
まず展開していくのは新製品のアナログプリアンプで「Mimesis 27.8」。これが一番高価格なものになりますが、価格は以前のレベルから調整して、より他の国ともバランスをとれるようにしました。基本的にはアンプで、ドライブメカをもつものは当面取り扱いません。OPPOのユニットを使ったブルーレイプレーヤーがありますが、あまりにもユニバーサル過ぎて、CDなりSACDなりにもっと特化してほしいという気持ちです。もちろん欲しいというご要望があるなら、その時点で対応することもやぶさかではないですが。
営業も当面は僕がトライオードと兼任しますが、商品が全く違うので近々専任者を置きます。このブランドが欲しいお店はトライオードのお店とは違いますから、いい意味で新しいお付き合いもできるでしょう。
トライオードとしてお取り引きいただいている数多くのお店を通して、もっと沢山のお客様にゴールドムンドを知っていただきたいと思っています。100万円、200万円以内のところは多くの販売店様にも十分理解していただけると思いますので。
5月に入ってからいろいろなお店の方々と話をさせていただきましたが、これなら売れるといった声をたくさんいただき有り難い思いです。大いに拡販できると期待していますし、商品を通じて、販売店様にも元気になっていただけたらと思います。
−− 商品にリーチできる人の数を増やすことで、ハイエンドオーディオのマーケットはもっと拡げられると思います。ここまで山崎さんがトライオードでこれまで培ってきたチャネルを通じて、今まで以上にハイエンドオーディオ機器に触れることができるお客様が増えることで、ハイエンド市場が様変わりする可能性がありますね。
山崎 そうなってほしいですね。お店での展開はどうするか、お客様にどう訴求するかといったポイントは、メーカーの立場でわかることがありますから、今後はもっといろいろとできると思います。ゴールドムンドというブランドが身近に感じられるものになって欲しいです。
自社製品である真空管オーディオのトライオード、英国スペンドールスピーカーを取り扱い、昨今は国内外全メーカーの製品を対象とするサポートサービス「タレス」を立ち上げて好調なトライオードが、新会社「ゴールドムンドジャパン」を設立。スイスのハイエンドオーディオブランド・ゴールドムンドの製品輸入販売を手がけ、「タレス」を独立法人化して保守にも着手する。メーカーの立場からも徹底した製品管理、サポートを手がけつつ、国内ハイエンド市場に大きな刺激をもたらそうとする同社社長の山崎氏に、その意気込みを聞く。
メーカーの目で向き合い いい製品を日本市場に
−− このたびのゴールドムンド製品の取り扱いと、新会社設立に至る経緯をお聞かせください。
山崎順一氏(以下、山崎) ゴールドムンドは、ハイエンドオーディオの代表的ブランドです。ステラヴォックスジャパンさんが国内で20数年間展開してこられましたが、昨年11月に取り扱い終了のアナウンスがありました(関連ニュース)。僕にとっても魅力的なブランドでしたが、当然他の商社さんがやられるのだろうと思っていたところ、この1月のCESで販売店様の方から突然、輸入販売をやってみないかという話をいただいたのです。驚きましたが、とにかく先方の社長と会いました。
日本はアジアの窓口ですし、ブランドの名前が途切れてしまう懸念もあって、彼らとしてはどうしてもここで何とかしたかったわけですね。また今後注力していくには、ブランドを幾つも持つ商社さんより、うちのようなところでという希望があった。僕が日本でやっていることも知っていて、日本国内のマーケットで僕がつくってきたトライオードの存在を実感したようでした。
そして僕自身がトライオードを20年間やってきて、これもまた新しいトライだと思いましたし、ゴールドムンドというブランドを元気にできたらと思い、代理店となることを決心しました。新会社を立ち上げたのは、社内的にもやりやすいし、外からも力の入り具合がわかってもらえると思ったからです。トライオードの名前でやると、片手間ととられるかと。それだけ力をかけなくてはいけないブランドだと思いますし、オーディオでのステイタスですから。僕にとってもチャレンジです。
彼らの工場を訪れてみると、初期の頃つくられていた真空管アンプがまだ残っていて、トライオードのような手づくり感に親近感を覚えます。代理店となる以上はそんな初心から汲み取りたいですし、うち自身がメーカーですから、今後のゴールドムンド製品の出荷検査やクオリティコントロールについて、厳しい見方ができる面もあると思います。世界中どこを見ても、彼らのディストリビューターの中にメーカーはありません。いい意味でお互いに刺激になるのではと思います。
取扱店を拡げて多くのお客様にアピール
−− 日本で展開する商品ラインは、どのようになりますか。
山崎 まずはアナログの2チャンネルに特化します。ゴールドムンドはここのところ、デジタル、多チャンネルの方向性で、デジタルの伝送システムであるプロセッサーとアンプ内蔵スピーカーという形態になっていますが、今の日本でそれは厳しい。一方で我々も勉強しながら、今後国内でどう市場をつくっていくかをさぐりたいと思います。ゴールドムンド社でも新しいスタートを希望しており、好きなようにやってくれと言っています。
先日ジュネーブでミーティングがありましたが、アジアのディストリビューターが数多く、インドや韓国などかなりハイクラスなところをターゲットにしています。しかし日本のオーディオマーケットは違いますよね。もちろんスーパーハイクラスをメインに狙うという戦略はあるでしょうが、やり方が変わってきますし、僕自身はやるつもりはありません。
まず展開していくのは新製品のアナログプリアンプで「Mimesis 27.8」。これが一番高価格なものになりますが、価格は以前のレベルから調整して、より他の国ともバランスをとれるようにしました。基本的にはアンプで、ドライブメカをもつものは当面取り扱いません。OPPOのユニットを使ったブルーレイプレーヤーがありますが、あまりにもユニバーサル過ぎて、CDなりSACDなりにもっと特化してほしいという気持ちです。もちろん欲しいというご要望があるなら、その時点で対応することもやぶさかではないですが。
営業も当面は僕がトライオードと兼任しますが、商品が全く違うので近々専任者を置きます。このブランドが欲しいお店はトライオードのお店とは違いますから、いい意味で新しいお付き合いもできるでしょう。
トライオードとしてお取り引きいただいている数多くのお店を通して、もっと沢山のお客様にゴールドムンドを知っていただきたいと思っています。100万円、200万円以内のところは多くの販売店様にも十分理解していただけると思いますので。
5月に入ってからいろいろなお店の方々と話をさせていただきましたが、これなら売れるといった声をたくさんいただき有り難い思いです。大いに拡販できると期待していますし、商品を通じて、販売店様にも元気になっていただけたらと思います。
−− 商品にリーチできる人の数を増やすことで、ハイエンドオーディオのマーケットはもっと拡げられると思います。ここまで山崎さんがトライオードでこれまで培ってきたチャネルを通じて、今まで以上にハイエンドオーディオ機器に触れることができるお客様が増えることで、ハイエンド市場が様変わりする可能性がありますね。
山崎 そうなってほしいですね。お店での展開はどうするか、お客様にどう訴求するかといったポイントは、メーカーの立場でわかることがありますから、今後はもっといろいろとできると思います。ゴールドムンドというブランドが身近に感じられるものになって欲しいです。
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