アバック新宿
場所:東京都新宿区西新宿7-5-9
ファーストリアルタワー新宿3F
TEL:03-5937-3150
営業時間:11時00分 – 19時00分(予約推奨)
定休日:水曜日
ホームシアターの視聴室:あり
グラスウォールを大胆に採用し、軽井沢の豊かな自然が演出するリビング。静かなくつろぎに満ちた空間に、眼前いっぱいの特大スクリーンが現れると、大迫力で映画を楽しめるホームシアターへ鮮やかにシーンチェンジ。このとっておきのサプライズをインストールしたのは、アバック新宿の松本氏と栗原氏だ。
白眉はつなぎ目のない生地でつくられた特大スクリーン。縦横ともに部屋の寸法いっぱいを算出し、黒マスクのない全白タイプを特注し、スコープサイズで230型相当を実現した。プロジェクターはこの大画面の隅々までフォーカス感や色彩を損なわず描写が可能な実力機、ビクターのフラグシップモデル「DLA-V900R」を採用する。
サラウンドはスピーカーの数を絞ることで美観と動線を確保した5.1ch。その上で音の迫力も追求するのがプロの腕の見せ所だ。フロントスピーカーに採用したKEFのフロア型上位モデル「Blade Two Meta」を軸に、すべてのスピーカーをKEFで揃えて音色を統一。室内の設計や素材も考慮して音源を適切に配置することでサラウンド感を高めた。
フロントスピーカーは「極端に音量を上げなくても迫力がある」とオーナーがチョイス。流線型のデザインもアートのようで気に入っているとのこと(左)/センタースピーカーはブランドガイドに則ったバックボックスを作成し音質に寄与(右上)/リアスピーカーはKEFの埋め込みタイプを採用して美観とも両立(右下)
さらにフロント3chはスピーカー1基に対してステレオアンプ1基を導入、ブリッジ動作させてモノラル使用に。リアと合わせて計4基のアンプを配置して出力を強化した。音量を上げても歪みが少なく分離感に優れた音質を実現する。
また、こだわり抜かれた住まいの緻密な設計は、シアターの仕上がりの美しさにも活きている。とくに見せない機器の隠蔽が見事で、ダイニング側にある収納用の造作スペースはその存在すら悟らせない。壁面をリブ状に装飾することで収納扉との境目が見えないようデザインしており、一見するとただの壁のようだが、下掲画像の中央あたりの開き扉内に収納棚が造作されている。電源は内部に集約、ケーブル類は床下などから通線して一切露出しない。さらに、頻繁に扉を開閉する必要がないよう操作はiPadに一括化している。
くつろぎの家のメインルームにあるシアターは、オーナーの休息の役目を担う。多忙な日々からいっとき離れ、アクションコメディからしっとり家族ものまでオールジャンルに楽しんでいるという。美しい住まいをさらに洗練させるシアターだ。
(撮影:水谷綾子)
HOME THEATER DATA ●住宅形態:戸建(別荘)/新築 ●ホームシアターの広さ:33畳 ●画面サイズ:230型(シネマスコープサイズ)+77型 ●サラウンド:5.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、ホームオートメーション など
SYSTEM LIST ●プロジェクター:ビクター DLA-V900R ●有機ELテレビ:ソニー XRJ-77A80L ●スクリーン:キクチ TGE-5050×2557WZ 特注 ●AVプリアンプ:マランツ AV8805A ●パワーアンプ:NUPRIME STA-9X ●フロントスピーカー:KEF Blade Two Meta ●センタースピーカー:KEF Ci3160REFM-THX ●リアスピーカー:KEF Ci200RR-THX ●サブウーファー:KEF KC62 ●ホームオートメーションシステム:CRESTRON CP4 ●メディアストリーミングプレーヤー:Apple Apple TV 4K
[INSTALL SHOP/INSTALLER]
場所:東京都新宿区西新宿7-5-9
ファーストリアルタワー新宿3F
TEL:03-5937-3150
営業時間:11時00分 – 19時00分(予約推奨)
定休日:水曜日
ホームシアターの視聴室:あり