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公開日 2025/06/02 00:00
【アバック/リビングシアター】リビングやお風呂を映画と音楽を楽しむリラックス空間に

憧れとともに過ごすプライベート・リビング4Kシアター

編集部:松原ひな子

アバック新宿が手がけた埼玉県N邸のホームシアター



家のどこで過ごしても心が凪ぐ贅沢なひとときに



視聴方向正面




視聴位置後方は和室の小上がりをイメージしたスキップフロア。寝転がってくつろぎながらシアターを楽しめる


ホームシアターがあるのは天然木の風合い豊かな21畳ほどの空間。多忙な日々を過ごすNさんは、この部屋では心身をゆっくりと休めてプライベートな時間を過ごしたかっという。長年好きなものやこれから育てたい趣味を詰め込んで、シアターは「日々の喜びになるように」との思いから導入した。


インストールを担当したアバック新宿本店の明石昌洋氏は、リビングの意匠を損ねないまま、クオリティにもこだわった総合的なプランニングでその思いに応える。








多忙なオーナーのためインストーラーはお風呂にテレビの設置を提案。マルチルーム機能に対応しており、リビングで見ていた映像の続きをお風呂で見たり、その逆も可能






とくに愛着のある作品はコレクション&ディスプレイ


プロの技と機器の特性を活かして美観と質を両立


天井をふかしてゆるやかにゾーニングされているリビング。スクリーンはプロジェクターの設置位置と天井幅から算出した最大の投写サイズである120型を実現した。


開放感のあるリビングの天井高は約3メートルもあり、視聴時の目線の高さに合わせると上部のブラックマスクを延長する必要がある。明石氏はスクリーン上の壁をふかして内部にボックスを収納することで、未使用時は存在を感じさせず、下ろした際も部屋の開放感を損ねないよう工夫した。



スクリーンボックスはふかした天井に隠蔽されている


プロジェクターは明るい環境でも豊かな色彩を描き出すエプソンの4K対応モデル「EH-LS12000」を採用。画質劣化の少ない光学シフトかつ、可動範囲の広いモデルを選ぶことで、ふかした天井の幅にぴったり収まるすっきりとした設置と、映像のクオリティを両立している。インストーラーの知識と経験に基づいたバランス感覚が感じられる好例だ。



プロジェクターが天井のふかし幅ぴったり収まっている


さらにセンタースピーカーとサブウーファー、再生機器などを収納しているラックは、部屋の質感に合わせた自然素材を使って造作。視聴方向の壁幅、スクリーンのインチサイズと下ろした際の高さ、そして配線や電源の取り方も包括的に考慮された美しい仕上がりだ。床から浮いているように見せるデザインが、機器の圧迫感を和らげている。



造作のラックはセンタースピーカーの音質に配慮したオープンタイプ


サラウンドはBowers & Wilkinsのフロア型スピーカー「703 S3」をフロントに据えた5.1.2ch構成。703 S3はオーナーがアバック新宿のショールームで実際に比較試聴を行った際に「実体感が増したように感じ、より没入することができた」として気に入ったモデルで、カラーは木目が映えるモカをチョイスした。広々と過ごせる視聴エリアを確保するため、リアスピーカーおよびトップミドルスピーカーは埋め込みタイプを採用している。



フロントおよびセンターの3chはBowers & Wilkins “700 S3シリーズ” で統一(左)/埋め込みスピーカーは天井に溶け込むホワイトカラーをチョイス(右)


(撮影:水谷綾子)


 


N邸ホームシアター概要


HOME THEATER DATA ●住宅形態:セカンドリビング/新築 ●ホームシアターの広さ:約21畳 ●画面サイズ:120型+75型 ●サラウンド:5.1.2ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、セットアップ一式 ほか


SYSTEM LIST ●プロジェクター:エプソン EH-LS12000 ●液晶テレビ:シャープ 8T-C75DX1 ●スクリーン:キクチSE-120HDWA ●Ultra HDブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-4T402 ●AVアンプ:デノン AVC-X6700H ●フロントスピーカー:Bowers & Wilkins 703 S3 ●センタースピーカー:Bowers & Wilkins HTM72 S3 ●リアスピーカー:CSC SP-525IC ●トップミドルスピーカー:CSC SP-525IC ●サブウーファー:KEF Kube8b Subwoofer ●ゲーム機:ソニー PlayStation 5 ●ゲーム機:任天堂 Nintendo Switch ●バスルーム用テレビ:TOTO EKK30177/PTZ0080N


[INSTALL SHOP/INSTALLER]





アバック新宿


場所:東京都新宿区西新宿7-5-9
ファーストリアルタワー新宿3F
TEL:03-5937-3150
営業時間:11時00分 – 19時00分(予約推奨)
定休日:水曜日
ホームシアターの視聴室:あり





プランニングを担当した明石昌洋氏(左)/インストールを担当した栗原 淳氏(右)

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