トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2022/12/02 06:40
【第39回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

MCUでおなじみ!ジョン・ファヴローが製作・監督・脚本・主演のハートフルコメディ

ミヤザキタケル
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2014年製作の『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』をご紹介します!

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2014年・アメリカ)
(配信:Netflix U-NEXT)

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 デジタル配信中 Blu-ray 1,980円(税込)/DVD 1,408円(税込) 発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

『アイアンマン』シリーズの監督や『アベンジャーズ』シリーズの製作総指揮を務めるほか、スパイダーマンを支えるハッピー役でもおなじみのジョン・ファヴローが製作・監督・脚本・主演を務めるハートフルコメディ。SNSの炎上騒ぎでLAの有名レストランをクビになった料理人・カール(ジョン・ファヴロー)。元妻と10歳の息子と訪れたマイアミで食べたキューバサンドの味に驚き、フードトラックでの移動販売を思いつく。かくして、息子と料理仲間3人で再起をかけた移動販売の旅へと出ることに…。

© 2014 Sous Chef, LLC. All Rights Reserved.

2014年の作品であるため、Twitterが主たるSNSとして扱われている点に時代の流れを感じるかもしれないが、SNSを利用する上で起こり得る様々なメリット・デメリットを描きつつ、料理の魅力、旅の中で築かれていく親子の絆が見ていて小気味良い本作。

© 2014 Sous Chef, LLC. All Rights Reserved.

作品規模としては低予算映画ながらも、ファヴローの手腕や人望により、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンらが脇役として出演。多くを失った男の心が徐々に変化していく様を通し、たとえドン底に落ちようと、人生には再起のチャンスがあるのだという前向きなメッセージが込められた快作になっています。

© 2014 Sous Chef, LLC. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB