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公開日 2024/07/22 06:35
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】WIREWORLD RCAケーブル「Silver Eclipse 8 RCA」

園田洋世
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今月のテーマは、7月26日より開催される「東京インターナショナルオーディオショウ」に出展するブランドより、「10万円台のRCAケーブル」をピックアップ。

憧れのハイエンド・ケーブルブランドであっても、実はお求めやすい価格のものも用意されている。今回は、WIREWORLDの最新研究成果を投入した“シリーズ8”から、「Silver Eclipse 8 RCA」をレビュー。

WIREWORLD RCAケーブル「Silver Eclipse 8 RCA」価格:137,500円(1.0mペア・税込)

無加工でストレートな再現に注力



導体にはシルバークラッド処理を施した7N純度のOCC銅、絶縁体にはWIREWORLD独自のComposilex 3を採用する「Silver Eclipse 8 RCA」を、マランツのプレーヤー「SA-10」とQUADのプリアンプ「QUAD 22」間に繋いで聴く。

「Silver Eclipse 8 RCA」の全景

強い音像描写をするケーブルだ。アブラス指揮『マルコプーロス:オルフェウスの典礼』で冒頭の太鼓が随分と強い。中低域はエネルギーに満ちた塊状でグイグイくる。

マランツのSACDプレーヤーに繋いだところ

ミケーレ・ラッビア『Lost River』でも各種金属音は遠慮がなく強い。元々無機的な音色を無理に有機的で聴きやすいものに加工するのではなく、無加工でストレートに再現することに注力している印象。

ダイアナ・クラール『LIVE IN PARIS』もやはり各音像が強い。クラールのヴォーカルは丸められずハスキーなままに、ブラシワークは子音成分がやや強めに出る。

総じて間接音より直接音重視のケーブルと感じる。

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