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公開日 2022/11/02 06:30
12基のドライバーが織りなす多彩な表現力

目でも耳でも魅了する“青い”チタンIEM。Unique Melody「Maven Pro」レビュー

草野晃輔

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非常識と思えるような閃きを卓越した技術で形にし、名機と称されるIEMを数多く生み出し続けているUnique Melody。新製品がリリースされる度に、今度はどんなアイデアが詰まったモデルなのかとワクワクしながらチェックしている。

今秋発売されたハイエンド・ユニバーサルIEM「Maven Pro」(メイブン プロ)もUnique Melodyらしさ全開。バランスド・アーマチュア型(BA)ドライバー10基+静電型2基というユニークなハイブリッド構成を採用し、豊かな音場感とキレ味鋭いサウンドを兼ね備えている。そんな魅力たっぷりのMaven Proを、今回は詳しく紹介しよう。

「Maven Pro」¥OPEN(予想実売価格:税込278,300円前後)

■超高域用の静電型2基とBA10基を組み合わせたハイブリッド構成



Maven Proは、2019年2月に発売されたユニバーサルIEM「Maven」をベースに、ドライバーとクロスオーバーの構成を一新した後継モデルだ。

Mavenといえば、医療グレードのチタン素材を用いた美しい造形の筐体に、11基のBAドライバーを搭載していたモデルだ。ドライバー構成の内訳は、低域用×4基、中域用×2基、高域用×4基に、独自技術「T.F.A.T(Targeting Frequency Adjustment Technology)」専用のカスタムセミオープンBAドライバーが1基。このT.F.A.Tにより、音響設計上、意図せず生じてしまう不要な“ピークノイズ”に対し、専用ドライバーから逆位相の信号を発生させて打ち消すというのが、Mavenで取られたアプローチだった。

Maven Proの前モデルにあたる、2019年に発売された「Maven」

Maven Proでは、レスポンスとサウンドレンジを向上させるため、超高域の伸びを実現するというアプローチが取られた。その結果、従来と同じ低域用×4、中域用×2、高域用×4と合計10基のBAに加えて、超高域用に2基の静電型ドライバーが採用された。つまり、12ドライバーのハイブリッド構成となったのだ。

超高域に2基の静電型ドライバーを配置。音導管は4つの帯域ごとに区切り、互いの干渉を防止している

新たに加わった静電型ドライバーは、なんと70kHzまでの超高域を担う。これがサウンドにスピード感を生み出し、低域のレスポンス向上にも寄与しているという。ぜひとも試聴で確かめたいポイントだ。

こだわりは見た目だけではない!耳に馴染む3Dプリンター製チタン筐体

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