トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2021/05/28 06:30
【特別企画】評論家・逆木一氏がチェック

黒い宝石が、美しさと高音質への欲求を満たす。マランツ「30シリーズ」新色“ブラック”を堪能

逆木 一

前のページ 1 2 3 次のページ


■マランツの人気モデル「30シリーズ」に新色ブラックが登場

昨年に登場したマランツの最新ネットワークSACDプレーヤー「SACD 30n」とプリメインアンプ「MODEL 30」は、同社のSACDプレーヤー「SA-11S1」とプリメインアンプ「PM-11S1」から始まったデザインを16年ぶりに刷新したことでも大きな話題を集めた。両機ともに市場で高い人気を博しているとのことだが、それは優れた再生音質や機能だけでなく、新しいデザインが広くオーディオファンに受け入れられた結果だろう。

そんな「30シリーズ」のカラーバリエーションとして、ブラックモデルが新たに追加された。既存のシルバーゴールドとあわせ、今後は2色での展開となる。新色の追加は多く寄せられた要望に応えた形とのことだ。

SACD 30n(シルバーゴールド)

MODEL 30(シルバーゴールド)


SACD 30n(ブラック)

MODEL 30(ブラック)

近年のマランツは、基本的に日本国内ではSACDプレーヤーやプリメインアンプといったHi-Fiコンポーネントはゴールドまたはシルバーゴールド、AVアンプはブラックというカラー展開を行っている。そんななか、現行のHi-Fiコンポーネントでブラックモデルが用意されるのは「30シリーズ」のみ。30シリーズは再生クオリティにくわえて「今後のマランツの方向性を象徴するもの」としてデザインにおいても並々ならぬこだわりが注がれており、カラー展開においてもそうした姿勢が反映されたのだといえる。

今回はSACD 30nとMODEL 30のブラックモデルを自宅で聴く機会を得たので、機能や音質とともに、デザインの妙味やシルバーゴールドモデルとの差異もじっくりと確かめてみたい。

逆木氏の自宅にて30シリーズを試聴

■「聴く楽しみ」だけでなく「見る楽しみ」も持つデザイン

少し昔話をさせてもらうと、筆者が初めて買ったアンプはマランツの「PM6100SA ver.2」だった。当時、既にマランツのHi-Fiコンポーネントは「SA-11S1」「PM-11S1」を端緒とする新しい(つまり現行の)デザインに順次切り替わりつつあり、PM6100SA ver.2は世代的には古いデザインだったのだが、それでも筆者にとって「初めてのアンプ」ということで、その世代のデザインは強く印象に残っている。

もちろん音質面にも高レベルのこだわりを多数投入

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB