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公開日 2016/12/06 13:50
【特別企画】USB-DACも搭載、幅広いソースに対応

もはやHi-Fiオーディオの域? エレコムのハイレゾ対応BTスピーカー“Mezzoforte”を聴く

鴻池賢三

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「意外にいい音」という大胆なキャッチフレーズで、イヤホン・ヘッドホンブランドとしても認知度を高めてきたエレコム。それもそのはず、ある統計調査によるとハイレゾ対応イヤホンカテゴリーでシェア2位に浮上するなど、実績ベースでも大手オーディオブランドと肩を並べる存在に成長しているのだ。その理由は、長年パソコン周辺機器ブランドとして最新機能とスペックを追い求めつつ、コストパフォーマンスも両立してきた競争力の高さにありそうだ。

そんなエレコムが、ハイレゾ時代に満を持して新発売するBluetooth対応のコンパクトスピーカーが、本機「LBT-SPHR01」である。同社では第2世代に位置付けられ、“Mezzoforte(メゾフォルテ)”の名を冠するなど、オーディオクオリティを志向した企画意図が読み取れる。

“Mezzofortr(メゾフォルテ)”「LBT-SPHR01」

USB-DAC機能を搭載し、幅広いソース機器との直接接続に対応しているのが特長で、Bluetoothスピーカーというよりも「コンパクトなデジタルオーディオ」と言える内容だ。

そのほか、フルデジタル処理のデュアルアンプ、ハイレゾ対応の2.1chスピーカーシステム、ピアノをモチーフにしたという落ち着いたデザインなど、隅々まで音へのこだわりやHi-Fiの雰囲気を感じられる。

ハイレゾロゴマークは前面右下に

左下には“mf”のロゴを配置

USB-DAC内蔵、LDAC対応など、最新機能を網羅

数あるコンパクトスピーカーと比べても突出しているのが、最新機能の網羅度である。Bluetooth接続は「LDAC」に対応。ソニーのオーディオプレーヤー「Walkman」やスマートフォン「Xperia」など、LDAC対応のソース機器と組み合わせればワイヤレスでも96kHz/24bit、つまり“ハイレゾ相当”の音声データを受け取ることができる。

そのほか、音質の高さに定評があり、Windows 10やAndroid端末の多くで標準的に利用できるコーデック「aptX」にも対応。多くの場面で音質重視の接続が可能だ。

そして本機の目玉と言えるのがUSB-DAC機能の内蔵。本体背面にUSB Micro-B端子を備え、豊富なソース機器を接続できる。iPhoneをはじめとするiOSデバイス、Android端末、ソニーのウォークマンやUSB出力が可能なオーディオプレーヤーにPCと幅広い。それぞれのデバイスには必要に応じて再生プレーヤーや変換ケーブルを用意するだけで、PCM 96kHz/24bit信号のネイティブ再生ができるのだから実用的だ(192kHz/24bitといったデータも96kHz/24bitに変換して再生できる)。

背面部にUSB Micro-B端子を装備。様々なソース機器と接続が可能だ

フルデジタル処理のデュアルアンプ構成で、高純度な再生を実現

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