トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2020/11/13 11:00
ヘッドホンジャックが交換可能

Shanling、AK4499EQデュアル搭載のフラグシップDAP「M8」

編集部:平山洸太
MUSINは、同社が取り扱うShanlingより、フラグシップミュージックプレーヤー「M8」を11月下旬に発売する。価格はオープンだが、税込179,300円前後での実売が予想される。また11月20日より、フジヤエービックにて数量限定で先行発売が行われる。

「M8」

同社初のフラグシップモデルの位置づけとして開発されたプレーヤー。秋のヘッドフォン祭2020で披露された製品が、正式に発表された格好だ。

大きな特徴が、本体上部のヘッドホンジャックが交換可能であるということ。3.5mmシングルエンド、2.5mmバランス、4.4mmバランスといった複数の規格に対応する。専用のツールを使用して交換するかたちとなっている。

ヘッドホンジャックが交換可能

DACチップにはAKM「AK4499EQ」をデュアルで採用する。またXMOS社製のプロセッサ「XMOS XUF208」を搭載し、最大768kHz/32bit、DSD 22.4MHzまでの再生が行える。

2基の「AK4499EQ」を搭載

CPUにはQualcomm「Snapdragon430」を採用し、4GB RAMと64GMの内蔵メモリーを搭載する。最大2TBまでのMicro SDにも対応。専用にカスタマイズしたシステムと独自のMtouch3.0テクノロジーにより、「スマートフォンレベルのスムーズな操作」をアピールする。

アンプ回路はフルバランスとなり、従来のオペアンプ+バッファを用いた設計をベースに改良した。AK4499EQの性能を最大限活かすべく、DACチップからの出力信号をI/V変換するプロセスを変更。回路設計の最適化をはじめ、コンデンサや抵抗などの構成部品を繰り返し検討したという。

使用イメージ

オペアンプには高速電圧帰還型の「ADA4896-2」を採用するほか、0.01%の高精度薄膜抵抗器、パナソニック製のタンタル-ポリマー固体コンデンサも採用。新しいローパスフィルター技術「CPAF(Constant Phase in All Frequency)」も投入されている。

クロックには、独自の適応クロックサンプリングアルゴリズム「FPGA(第三世代)」を採用する。また、KDS製の「低位相ノイズ水晶発振器」を45.1584MHzと49.152MHz用に2つ使用することで、ジッター低減を図っている。

「低位相ノイズ水晶発振器」

本体は、一体感のあるユニボディデザインを追求している。素材には、航空機グレードのマグネシム-アルミニウム合金を使用。CNCフライスマシンによって加工され、ボディ剛性を向上しながら信号干渉を防ぐという。ディスプレイには、5インチ/1080pのシャープ製液晶を搭載する。

背面イメージ

3段階のゲイン調整が可能で、最大840mW(バランス)/260mW(シングルエンド)の出力が行える。発熱要素のある部品には大きなグラフェンシートが取り付けられ、筐体全域へ効果的な放熱が行えるとのこと。「360度冷却構造」により、長時間の連続再生であっても安定した動作が行えるという。

Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の両方を搭載し、デュアルバンド接続とマルチユーザーMIMOに対応する。また、BluetoothチップにはQualcomm「CSR8675」を搭載。Bluetoothレシーバーとしても使用できる。Bluetooth5.0に対応し、コーデックはLADC/HWA/aptX HD/aptX/SBC/aptX LL(送信のみ)/AAC(送信のみ)をサポートする。

OSはAndroid7.1だが、SRC制限の干渉を受けないAGLO(Android Global Loss-less Output)技術を採用する。また、シンプルなミュージックプレーヤーとして利用可能なPrimeモードを搭載。10バンドのフラフィックイコライザ機能や、5種類のデジタルフィルターを備える。

7,000mAhの大型バッテリーを搭載することで、最大14時間の連続使用が行える。充電端子にはUSB Type-Cを採用。QC3.0をサポートし、急速充電にも対応する。外形寸法は80W×20H×138Dmmで、質量は342g。Hi-Res AudioとHi- Res Wireless Audioの認証も取得している。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB