トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2020/04/23 17:03
定期の分配時期より前に著作権料受取可能に

NexTone、アーティストへの著作権料を前払い。新型コロナでのライブ中止を支援

編集部:小野佳希
音楽著作権管理事業者のNexToneは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う著作権者(ミュージシャン等)の支援策として、著作権使用料の前払いを行う。

現在の音楽業界は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ライブ・コンサート・イベントの開催自粛、中止、延期等が相次いでいる。これを受けて、音楽出版社やアーティストマネジメント、レーベルを支援するため、同社と著作権管理委託契約を結んでいる著作権者に対し、著作権使用料を前払いすることを決めた。

通常は、四半期ごとに区切ってその期間に利用された楽曲の著作権料を6月/9月/12月/3月に分配。今回の措置は、この分配時期を待たずに前払いに応じることにしたというもの。

申込受付期間は4月から6月末日まで(申込状況により期間中に受付を締切る場合あり)。本取組みに関する契約手続には電子契約を利用し、契約締結完了から前払使用料の支払いまでは5営業日を予定している。

対象となるのは、2018年4月から2020年3月までの計8回(四半期8回)の著作権使用料分配において、同社からの1回(四半期1期)あたりの平均分配額が3万5千円以上の実績のある委託契約者。申込受付から前払使用料の支払いまでを迅速に対応するために、この基準を満たす委託契約者を対象としたという。

「2018年6月分配〜2020年3月分配における1四半期あたりの分配額平均の70%以下で最大4期分まで」「1契約者あたり、10万円から500万円の範囲内で設定(10万円単位)」という基準で金額を算定し前払いを行う。

NexToneは、それまで別々に活動していた著作権管理事業者の(株)イーライセンスおよび(株)JRCが合併して、2016年2月1日付で誕生した団体。エイベックス・ミュージック・パブリッシングなどが株式を所有している。

なお、もう一方の著作権管理事業者である日本音楽著作権協会(JASRAC)では、新型コロナウイルス拡大の支援措置として、臨時休校している教育機関がJASRAC管理の著作物を教材データの一環として生徒にインターネットで一斉送信する行為を、申請手続きおよび著作権料不要で行えるようにしている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB