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公開日 2016/07/16 14:29
完全無線イヤホン「W800BT」も

<ポタフェス>オンキヨー初のハイブリッド型ハイレゾイヤホン「E900M」が登場

編集部:杉浦 みな子
ポータブルオーディオの大規模イベント「ポタフェス2016 in 東京・秋葉原」が、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催されている。本イベントに出展するオンキヨー&パイオニア イノベーションズは、オンキヨーブランドから、未発表の新イヤホン2機種を参考出展している。

■オンキヨー初のハイブリッド型ハイレゾイヤホン「E900M」

1機種目は、オンキヨー初となるハイブリッド型のイヤホン「E900M」。低域に6mm口径のダイナミックドライバーを1基、中域と高域にそれぞれBAドライバーを1基ずつ搭載する3ウェイ・3ドライバー構成を採用している。

E900M

同社のベストセラー機種「E700M」の美点を継承するというコンセプトで開発されたとのことで、再生周波数特性は5Hz〜40kHzをカバーする“ハイレゾ仕様”だ。インピーダンスは16Ωとなる。

ケーブル部は長さ1.3mで、バランス接続に対応。耳かけ式を採用している。リケーブルにも対応しており、端子はMMCXを採用する。

リケーブルに対応。MMCX端子を採用する

ケーブル&リモコン部もブラックとゴールドの美しい仕様

そのほか、製品にはシリコンイヤーチップが3サイズとコンプライ製フォームチップが3種類、キャリングポーチ等が同梱される予定。なお、現時点で価格は未定だが、2016年秋頃の発売を予定しているとのこと。

製品パッケージの中身予定

■完全コードレス型Bluetoothイヤホン「W800BT」

2機種目は、イヤホンの左右筐体が完全に独立したコードレス型のBluetoothイヤホン「W800BT」。ケーブルがないイヤホン本体と、充電用のキャリングケースが付属する。

W800BT

イヤホン部の仕様としては、内部に8.6mm口径のダイナミックドライバーを搭載する密閉型。再生周波数特性は6Hz〜22kHzで、インピーダンスは16Ω。

Bluetooth規格はver.4.1に準拠しており、コーデックはSBCに対応する。約3時間の連続再生が行える。対応端末とはRch側を表面をプッシュすることでペアリング操作が可能。そのほか、Rchの本体内にマイクも搭載しており、ハンズフリー通話も行える。

BT接続ユニットはRch側に備える

このように、Rchのハウジング表面を押してペアリングする

円形デザインの充電用キャリングケースは、USB経由で蓄電を行うタイプで、イヤホン本体に最大約5回の充電が行えるとのこと。蓄電機能を使わないときは、USBケーブルをケースの外側に巻き付けて収納できる。

本体ケースへの給電を行うUSBケーブルは、使わないときは本体に巻き付けて収納しておける

なお、本機も現時点で価格は未定だが、2016年秋頃の発売を予定しているとのこと。

■70周年記念「KIRIヘッドホン」やe-onkyo musicの試聴も

そのほかにも、同社ブースでは多くの注目製品が登場している。

今年2月に開発がアナウンスされていた70周年記念モデル「KIRIヘッドホン」は、和楽器技術を応用した桐素材を用いたヘッドホン。4月に開催された「春のヘッドホン祭」にも出展されていたが(関連ニュース)、そこからハウジングの表面処理や内部ユニットのエッジ厚みを変更するなど、ブラッシュアップして音質を変更している。

70周年記念のKIRIヘッドホン

KIRIヘッドホンの開発担当・藤井貴哉氏にお話を伺った


以前に参考出展していたモデルからブラッシュアップしており、内部ユニットのエッジを薄くするなどして音質傾向を変えている

ハウジング素材の内側は、和楽器で使われる綾杉彫りを採用し、音の響き方をより向上させているとのこと
両ブランドのハイレゾポータブルプレーヤー、オンキヨー「DP-X1」、パイオニア「XDP-100R」についても、ユーザーへの調査結果を反映した新たな「アートワークモード」をアピール。フルサイズでアートワークを表示できるようになっており、この一般公開前のUIを、イベントブース内で特別に体験できる。

新しいUI(左)と古いUI(右)。両方とも有効で、好みの方を切り替えることができる

また、ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」の試聴コーナーも設けている。こちらでは、7月13日より配信が開始されたソニーミュージックのタイトル(関連ニュース)を含めた最新ハイレゾ音源を、DP-X1やXDP-100Rなどで試聴することができる。

ソニーミュージックタイトルの配信が開始されたe-onkyo musicの試聴コーナーも

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