トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2024/10/04 00:00
全4機種をラインナップ、イネーブルドスピーカーも

ELAC、新開発アルミドーム・トゥイーター採用のエントリー・スピーカー「Debut 3.0」

編集部 : 伴 修二郎
ユキムは、同社が取り扱うELACブランドのスピーカーシステム“Debut 3.0シリーズ”を、10月10日より発売する。ラインナップの詳細と価格は以下の通り(表記いずれも税込)。

・フロア型スピーカー 「Debut F 5.3」 181,500円(ペア)
・ブックシェルフ型スピーカー 「Debut B 5.3」 82,500円(ペア)
・センタースピーカー 「Debut C 5.3」 66,000円
・イネーブルド・スピーカー 「Debut A 4.3」 110,000円(ペア)


「Debut 3.0」シリーズ
Debut 3.0シリーズは、同ブランドのエントリー・スピーカーシステム“Debutシリーズ”の第3世代シリーズ。音質やデザインを大幅に洗練したとして「3世代目に相応しい完成度で仕上げた」とアピールしている。

トゥイーターは従来までのソフトドーム・トゥイーターから、新たに剛性と応答特性に優れる新開発の25mmアルミドーム・トゥイーターを採用する。Debut 3.0シリーズのためにカスタム・メイドされたもので、印象的なデザインが施されたフェイズ・プラグは、正確な位相と広い指向性に寄与するという。


新開発のハードドーム・トゥイーターを採用
ウーファーは、振動板の素材にアラミド・ファイバーを採用した、新開発の135mmウーファーを採用。前モデル“Debut 2.0シリーズ”と同様、ボイスコイルの冷却とウーハーダクト内の空気排出をスムーズに行うため、ベント構造ポールピースを使用。新たに大型化された磁気回路と38mmボイスコイル・エンジンの採用により、正確でインパクトのある低音再生を実現するという。

キャビネットには、シックハウス症候群を発症させやすい物質である、ホルムアルデヒドを低減したCARB2規格の16mm厚MDF材を使用。併せて、効果的な共振対策を施した構造も採用している。キャビネットの強度を高めるためにブレーシングが導入することで、不要共振を効率的に抑制。「ドライバーユニットにおけるピュアなサウンド・パフォーマンスを発揮する」と説明している。


効果的な共振対策を施されたエンクロージャー
また、ポートノイズを低減するデュアルフレア・ベントポートや、マルチエレメント・クロスオーバーを採用。デザイン面においては、マグネット式グリルを採用。最新のブラックサテン・フロントバッフル仕様としており、凹凸のないフラットですっきりとしたデザインを実現する。

スピーカーターミナルはバナナプラグやスペードプラグなど様々なコネクティングに対応。加えて、高い導電性と腐食に強い金メッキ仕様が採用されている。スピーカー本体の仕上げはいずれもブラック・アッシュおよびサテン・ブラックとしている。

金メッキ仕様のスピーカー・ターミナルを標準装備

「Debut F 5.3」は、フロア型の3ウェイ・バスレフ型を採用。周波数帯域を専用ドライバーに分割することで優れたオーディオ特性を備え、低域/中域/高域を最適に処理してよりクリアで正確なサウンドを再生するとのこと。

「Debut F 5.3」

上掲のカスタムデザイン・ミッドレンジ・ウーファーはディティール向上のため軽量化されており、ダイナミックな再現性の向上に寄与したとする。

ユニット構成は25mmトゥイーター×1、135mmウーファー×3を搭載。能率は87.5dB、インピーダンスは6Ω、周波数特性は38Hz - 38kHz、クロスオーバー周波数は500Hz/2.1kHz。外形寸法は172W×1,030H×246Dmm、質量は15.7kg。

「Debut B 5.3」は、ブックシェルフ型の2ウェイ・バスレフ型構成。最新のアルミドーム・トゥイーターとアラミド・ファイバー・ウーファーの組み合わせによって、「クラスを超えたパフォーマンスを発揮する」とアピールしている。

「Debut B 5.3」

ユニット構成は25mmトゥイーター×1、135mmウーファー×1を搭載。能率は86.5dB、インピーダンスは6Ω、周波数特性は48Hz - 38kHz、クロスオーバー周波数は1.9kHz。外形寸法は172W×311H×267Dmm、質量は6.05kg。

「Debut C 5.3」は、2ウェイ・バスレフ型のセンタースピーカー。リア・マウント・ポート・チューブを採用したことで、スピーカーからの不要なポートノイズを効果的に抑制するとしている。ユニット構成は25mmトゥイーター×1、135mmウーファー×2を搭載。能率は87.5dB、インピーダンスは6Ω、周波数特性は50Hz - 38kHz、クロスオーバー周波数は2kHz。外形寸法は533W×195H×298Dmm、質量は10.7kg。

「Debut C 5.3」

「Debut A 4.3」は、Dolby Atmos再生に対応する2ウェイ・バスレフ型のイネーブルド・スピーカー。本棚やフロアスタンド型スピーカーの上に配置することで立体的なサウンドを提供するとのこと。ユニット構成は25mmトゥイーター×1、135mmウーファー×1を搭載。能率は84dB、インピーダンスは6Ω、周波数特性は73Hz - 38kHz、クロスオーバー周波数は2.4kHz。外形寸法は172W×170H×246Dmm、質量は3.3kg。

「Debut A 4.3」

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB