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公開日 2024/01/10 11:35
メインスピーカー+サブウーファー+外部ネットワークで構成

<CES>ソナス・ファベール、創業40周年記念の1億円超フラグシップスピーカー「SUPREMA」海外発表

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
ソナス・ファベールは、ブランド創業40周年を記念したフラグシップモデルとなるスピーカー「SUPREMA」を海外発表した。「SUPREMA」は1ペア(2本)のメインスピーカー、サブウーファー、外部クロスオーバーによって構成される。サブウーファーが2基含まれる「SUPREMA 2.2」は80万ユーロ(約1億2600万円)、サブウーファーが1基の「SUPREMA 2.1」は72.5万ユーロ(約1億1400万円)と報道された。仕上げはレッド、グラファイト、ウェンジ、ウォルナットの4種類を用意。

SONUS FABER「SUPREMA」

メインの2本のスピーカーのデザインは、1993年に発売された「Guarneri」にても採用された曲線を多用したリュート形状が導入されており、背景に自然に溶け込むサウンドステージを実現するための最適な形状として選ばれたという。またサブウーファーは「Stradivari」にて採用された楕円形状となっており、低域の再生にもっとも適したデザインとなっている。

SUPREMAのメインスピーカー。仕上げはレッド(左)とサブウーファー(右)

「SUPREMA」のメインスピーカーは密閉型の4.5ウェイ構成となっており、スーパートゥイーター×1基、ミッドトゥイーター×1基、カメリア・ミッドレンジ×1基、ミッドウーファー×1基、それに4基のウーファーの8基のドライバーにて構成される。また背面にも2基のドライバーを搭載しており、すべての周波数帯域においてサウンドステージと広がりをさらに向上させるという。

SUPREMAの開発に当たり、ソナス・ファベールならではの自然なサウンドをさらに強化するために素材も吟味。ミッドレンジはセルロースパルプのダイヤフラム、ミッド・トゥイーターとスーパー・トゥイーターにはシルクドームが採用されている。ミッドレンジのメンブレンは、イタリアのトスカーナ州で愛される花・カメリアからインスパイアされた形状となった。

新規開発のスーパートゥイーターとトゥイーターに、カメリアの花からインスパイアされたミッドレンジ部

サブウーファーには、38cmのトランスデューサー×2基を搭載。カーボンファイバーのメンブレンとネオジムマグネットによって、16Hzまでの低域を歪みなく再生するという。

キャビネットは、ハーモニーをもたらすウッド、高い方度を誇るカーボンファイバー、そしてCNC加工されたアルミニウムによって構成される。さらにフロントパネルには、高級レザーブランドのPoltrona Frauとのコラボによるレザーもあしらわれている。

クロスオーバーは外部筐体となっており、フルディスクリートでアナログ・クロスオーバーを構成。ウッドキャビネットにイタリアンレザー、カーボンファイバーとアルミニウムにて構成される。

外部クロスオーバー。仕上げはグラファイト

推奨アンプ出力は、メインスピーカーが100-700W、サブウーファーは500-2000W。メインスピーカーのサイズは650W×1905H×880Dmm、質量は110kg(1本)。サブウーファーのサイズは850W×1451H×525Dmm、質量は103kgとなっている。

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