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公開日 2022/07/14 11:14
いずれもACアダプターが付属

M2TECH、A級モノラルパワーアンプ「Larson」と3ウェイチャンネルデバイダー「Mitchell」

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うイタリアM2TECHより、Rockstarsシリーズに位置づけられる純A級モノラルパワーアンプ「Larson」と3ウェイチャンネルデバイダー「Mitchell」を発売する。価格はLarsonが880,000円(ペア/税込)、Mitchellが715,000円(税込)で7月18日発売開始。

M2TECH「Larson」

Larsonは、M2TECH初の純A級のモノラルパワーアンプ。正統派のFETシングル回路設計となっているが、電源をACアダプターにしたことが大きな特徴。ACアダプター側に保護回路を設けることで、本体の保護回路を最小化するほか、増幅回路や大型のヒートシンクを筐体内で効率的に配置し、シグナルパスを最短化。これらによって「純A級パワーアンプの本来の音を発揮する」としている。

入力はRCAとXLRを各1系統で、スピーカーターミナルはYラグとバナナに対応。出力は20Wrms(8Ω)、40Wrms(4Ω)。入力インピーダンスは33kΩ、ゲインは23dB、THD+Nは0.1%、S/Nは105dB(A)。サイズは220W×210H×220dmmで、質量は10.5kg。48V/5AのACアダプターが付属する。

「Larson」の背面

Mitchellは、アナログ回路でさまざまなパラメーター設定を可能とした3ウェイチャンネルデバイダー。チャンネルデバイダーは、プリアンプからの信号を周波数の異なる3つの信号に分離、スピーカーシステムのパッシブネットワークを使わずに、各ユニットを専用のパワーアンプで駆動するために活用するもの。

M2TECH「Mitchell」

帯域ごとのバランス式フィルター・モジュールは、「オールパス・フィルター」、「6dB/Octの周波数に制限のないローパスフィルター」「6dB/Octの周波数に制限のないハイパスフィルター」「12dB/Octの周波数に制限のないローパス・ハイパス・ノッチフィルター」などを独立して搭載。「純アナログ式の豊潤な音質とデジタル式の自由なパラメーター設定をあわせ持つ次世代型チャンネルデバイダー」とアピールしている。

「Mitchell」の背面

入力はシングルエンドRCAとバランスXLRを各1系統、出力はRCA3系統に、7ピンのXLRを1系統。なお3ピンのXLRへの変換アダプタが付属する。カットオフ周波数は50Hz-15kHz、S/Nは100-110dB(A)、THD+Nは0.015%、最大出力は9Vrms(RCA)、18Vrms(XLR)。入力インピーダンスは47kΩ(RCA)、20kΩ(XLR)。サイズは220W×220D×50Hmm、質量は2kg。こちらも15V/0.8AのACアダプターが付属する。

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