公開日 2016/08/29 12:58

囁かれる「iPhone 7」イヤホン端子廃止。代わりはBluetoothとLightning、どちらになる?

具体的な材料をもとに大予想
海上忍
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次のiPhoneはイヤホンジャック非搭載……という話がある。裏付けのとれない話ではあるが、昨今の技術トレンドを踏まえれば頷ける部分もあり、単なる噂と切り捨てられない説得力がある。おそらく例年どおり9月に実施されるであろう新モデル発表イベントの前に、具体的な材料を挙げつつ、オーディオ再生周りにおける変化を予測してみたい。

iPhoneのイヤホンジャック廃止が囁かれる背景

現行のiPhoneには、内蔵スピーカーとイヤホン(ステレオミニ)ジャック、Bluetooth、AirPlay、その他Wi-Fi(DLNAなど)、そしてLightningという6つのオーディオ出力経路がある。そのうち前2者がアナログ出力で、iPhoneに内蔵のDACチップ(現行モデルのiPhone 6s/6s PlusおよびSEはCirrus Logic 338S1285)が処理を担う。

その2系統あるアナログ出力のうちHi-Fiオーディオ用途に耐えうるのは、イヤホンジャックということになるが、音質的に万全とは言い難い。基本的にiPhoneは携帯電話であり、部品構成から見て音質優先の設計とは言いがたいうえ、モバイル回線やWi-Fiの電波やIC類が発する電磁ノイズからの影響が避けられないためだ。最終的なD/A変換を外部のオーディオ機器に任せるワイヤレス再生、あるいはLightning経由でのデジタル出力のほうが再生条件としては有利といえるだろう。

次のiPhoneでイヤホンジャックが廃止されれば、このような音楽の聴きかたはできなくなる

オーディオ用途を除いても、イヤホンジャックはむしろ"足かせ"だ。iPhoneのデザインは基本的に薄さを追求しており、直径3.5mmの差し込み口はその妨げになる。防水性能を考慮すれば、イヤホンジャックの孔は塞いでおくに越したことはない。パテントフリーの世界共通規格であるだけに、独自の仕様変更をおこなうことが難しいという事情もある。

スマートフォン関連各社の動向を見ても、潮流としては"イヤホンジャック外し"の方向にあると言わざるをえない。たとえば、Intelは8月に開催した開発者向けイベント「Intel Developer Forum 2016」で、イヤホンジャックを廃止してUSB Type-Cをオーディオ出力に使うことを提唱、新規格を策定中であることを明らかにした。

iPhoneは独自規格のLightningを採用しているが、EUがスマートフォン充電規格をUSBに統一していること(Appleも受け入れを表明済)からしても、次モデル以降でType-Cに切り替わる可能性もゼロではない。

ワイヤレスオーディオが一般化したことも大きい。その利便性からBluetooth/A2DP対応イヤホン/ヘッドホンの市場は急拡大中で、消費者は多くの選択肢から自由に選べる段階へ到達している。なにより、iPhoneでは製品に同梱するという手が使えるため、ユーザに追加出費を強いることがない。

ペアリングというApple設計陣が敬遠しそうな要素は残るが、iPhone 6以降はNFCチップを搭載しており(現在はアンテナ感度の事情からかApple Pay以外つかえない)、Android端末では当たり前となっている"ワンタッチペアリング"をサポートする可能性もある。

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