<山本敦のAV進化論 第71回>

Apple Musicのレコメンド機能「For You」を自分好みに鍛えまくる方法

山本 敦

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2015年09月28日
Apple Musicが日本をはじめ、世界100カ国以上でサービス開始してから2ヶ月ほど経過した。3ヶ月の無料トライアル期間が設けられているので、既に体験している方も多いと思う。本連載でもサービス開始日にApple Musicのハンドリングレポートを紹介しているが、今回はサービスの大きな特徴の一つであるレコメンド機能「For You」を中心に、筆者がApple Musicを約2ヶ月間使って得たテクニックを紹介したい。

日本国内でサービスが始まった「Apple Music」。今回はレコメンド機能「For You」の詳細に迫ってみたい

■Apple Musicの魅力を象徴するレコメンド機能「For You」

Apple Musicの独自性について、筆者はiPhone/iPad/iPod touchなどiOSデバイスの「ミュージック」アプリと、Mac/PC向けアプリ「iTunes」が高度に統合された、マルチデバイスで利用する際のスムーズな使い勝手にあると感じている。

Mac/WindowsでもiTunesによりApple Musicが楽しめる。iOSデバイスとの連携も実現

ユーザーインターフェースにはスタイリッシュさだけでなく、まだ定額制音楽配信サービスを使ったことのない入門者にも、膨大な音楽アーカイブの中から新しい音楽と出会える面白さを実感させる工夫が随所に凝らされている。その一番の特長がレコメンド機能の「For You」ではないだろうか。

定額音楽配信サービスを楽しむ醍醐味は、例えばApple Musicが配信している数百万曲という膨大な音楽作品のアーカイブを活用し、自身の音楽体験の幅を広げ、深められることだ。数百万タイトルもあれば、好みのアーティストや音楽が見つかる可能性が高い。

だが、当然ながら期待していた作品が見つからない場合もある。同時期にスタートしたAWAやLINE MUSICなどの定額制音楽配信サービスに比べ、Apple Musicのライブラリは多いのか、少ないのか? 音楽のジャンルやアーティストの好みによって、感じ方は人それぞれだろう。

現時点で、それぞれのサービスのラインナップ一長一短があるし、世の中の楽曲を完璧に網羅しているサービスはどこにもない。せっかく「月定額・聴き放題」サービスを使い始めたなら、いままで聴いたことのない音楽を手当たり次第に聴いてみればいいじゃないか、と筆者は思うのだ。

だからこそ、定額音楽配信サービスの出来映えの善し悪しは「レコメンド機能」の完成度にかかっているし、各社ともそこを意識的に作り込んでいる。例えばAWAの場合、ユーザーが好きな音楽を集めて作ったプレイリストを、機械レコメンドエンジンに乗せてユーザーの好みを学習しながらプッシュする独自のレコメンドエンジンを作っているのだが、これの出来が良い。

LINE MUSICの場合は、コミュニケーションアプリ「LINE」のトーク機能を通じて友だちにお気に入りの楽曲やプレイリストを直接「これ聴いてみてよ」と“手わたし”しながら、口コミでレコメンドの輪が広がっていくという、今までに無い音楽の楽しみ方が用意されている。

対するApple Musicの切り札は、ユーザーの音楽ライブラリや再生履歴をもとに学習するレコメンド機能「For You」だ。「For You」の最大の特徴は、ユーザーが特別なアクションを起こさなくても自然に「聴いてみたくなる曲」が表示されるところにある。しかも「For You」がレコメンドしてくれる音楽のセレクションはとてもマニアックで、相当の音楽通でも新たな発見が得られる奥深さがある。

■「For You」に並ぶコンテンツをより“自分好み”に絞り込むテクニックとは?

「For You」の詳細を、あらためてiOS版「ミュージック」アプリを使って紹介しよう。ミュージックアプリを開き、最下部のメニュー部には「For You」のほか、「New」「Radio」「Connect」といった新機能、そしてユーザーの音楽ライブラリにアクセスする「My Music」の計5つが並んでいる。それぞれの特徴については後ほど触れるとして、まずはハートマークが付いた「For You」のメニューをタップしてみてほしい。

「For You」を一段と自分好みに近づけていくために

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