PR 公開日 2023/12/19 06:30

final新フラグシップ「ZE8000 MK2」、進化した8K SOUNDを聴く

ワイヤレスヘッドホン「UX2000」もチェック

■「8K SOUND」が進化、ノイキャン性能も向上



final 「ZE8000 MK2」 オープン価格(直販サイト価格36,800円/税込)

独自の音響理論に基づく良質なサウンドはもとより、明確なコンセプトを持つ製品デザイン、丁寧なモノづくりで人気を集めている国産メーカー「final」。もともとはピュアオーディオ志向の有線イヤホンをメインに据えていたが、近年はTWS(完全ワイヤレスイヤホン)やノイズキャンセリングヘッドホンなどのワイヤレス製品や、ゲーミング用途をメインターゲットとするVRシリーズなど、幅広いラインアップを有している。

また、finalよりもカジュアル志向の製品コンセプトをもつプロデュースブランド「ag」や、自分だけの音を見つけることができるDIYイヤホンやユニークなユーザーイベントを手がける「REB」など、一般的なオーディオブランドとは異なる、多角的な展開も行っている。そんなfinalのフラグシップTWS「ZE8000」が、このたびリニューアルを受けて「ZE8000 MK2」へと生まれ変わった。

新たに2つの「シールドフィン」を搭載した新設計のイヤーチップを5サイズ同梱。初代機と同じく、交換用のフィルターとツールも付属している

ZE8000は、finalの音響研究チームの成果である「新しい物理特性理論」を基準として生み出されたフラグシップとして、「8K SOUND」をアピールし、その上質さ、情報量の高さなどから大いに好評を博している。

加えて、バッテリー持続時間よりも音質を重視するモードがあったり、音質を優先しながらも効果的な独自ANC(アクティブノイズキャンセリング)、オリジナルアプリを活用することでプロユースのシステムをベースとした高精度EQが使えたり、自分好みの音量を設定することで細やかなボリューム調整が可能となっていたり、さらには個性的かつ上品な外観デザインなど、随所に細やかな作り込みがなされている。正直、どこに改良すべきポイントがあるのか思いつかないが、実際はどうだろうか?

改良の中心はディテールの変更だというが、一目みてわかるのは、イヤーチップの違いだ。新たに2つの「シールドフィン」が付属するデザインに変更されていて、これによって装着性と密閉性が改善され、音質とともにANC性能も向上している。なお、ANCはアルゴリズムの強化も行われ、音質重視のシステムながら、高精度で効果的な騒音抑制が行われるようになったという。風切りノイズ対策も強化された。

左側が従来の「ZE8000」、右側が「ZE8000 MK2」。本体とケースに2本線が入ったことと、イヤーチップが異なることが外見上の違い。どちらも超高精度かつ超低歪を誇る、接着剤レスの独自開発ドライバー「f-CORE for 8K SOUND」を搭載。アンプ出力部には、薄膜高分子積層コンデンサ(PMLCAP)を搭載するなど、ハードウェア設計もこだわり満載。シボ加工のような塗装も美しい

音質調整のために、内部パーツについても変更が行われているという。内部構造の再検討によるエアーフローの見直し、ノズル部のフィルター変更などが行われ、より細かな音に対してもしっかりと「8K SOUND」が効くように進化しているという。また、設計全体を見直すことにより、最大音圧が5dB向上しており、ボリュームが取りやすくなっている。

機能面では、マルチポイント接続に対応する(初代ZE8000もアップデートで対応済)ほか、コーデックはSBCやAACに加えてaptX Adaptiveに対応、IPX4の防滴性能、最大5時間の連続再生(ケース込みで最大15時間)などは変わらない。

次ページ「ZE8000 MK2」のクオリティをチェック

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ほしい機能をすべて備えたコスパ最強のイヤーカフ型TWS、SOUNDPEATS「Clip1」
2 4Kテレビ半額以下も。LG、直販サイトで「 Holiday SALE 2025」を12/26まで開催
3 究極のネットオーディオ再生を。“求道者”のためのLANケーブル、AIM「SILVER STREAM【NAX】」を聴く
4 JVCケンウッド、前後2カメラ構成ドラレコ「DRV-R40W」。最長24時間の駐車録画に標準対応
5 “懐古”ではなく“再誕”。Nakamichiから平面磁界ヘッドホン/スピーカーが2026年発売
6 【ミニレビュー】音楽に耽溺させるケーブル。ゾノトーン「Granster AC-5000」
7 映画『F1(R)/エフワン』4K UHD BD、2025年トップクラスのリファレンス盤! 超速レースが五感を刺激する
8 パナソニックオートモーティブシステムズ、「モビテラ」に社名変更。2027年4月から
9 Valerion 、4K対応プロジェクター「VisionMaster Max」を国内展開。Makuakeプロジェクトを開始
10 エレコム、耳にやさしくフィットするイヤーカフ型完全ワイヤレス「LBT-OWS03」
12/17 9:37 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX