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PR 公開日 2022/09/02 06:30

欲しい機能を全搭載、オーディオテクニカ「ATH-TWX9」は使い勝手も最高クオリティの完全ワイヤレスだ

ノイキャンなどすべてが高品質
山本 敦
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オーディオテクニカから、新しいプレミアムクラスの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9」が登場した。同社は近年エントリーからプレミアムまですべての価格帯において音質と機能に妥協しない “ベスト・イン・クラス” のイヤホンを発売してきた。とりわけ上位モデルについては時代の最先端を行くテクノロジーを惜しみなく投入して、ユーザーの心をときめかせる名機を生み出している。

最新モデルATH-TWX9も、まさしくオーディオテクニカの情熱を強く感じさせるイヤホンだ。本機の多彩な機能の魅力と上手な使いこなし方を掘り下げてみたい。


ポータブルオーディオのサウンドがまた一段高いステージに到達した



ATH-TWX9はスティックデザインを採用する、左右独立型のコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンだ。本体には自社設計による5.8mm口径の高解像ダイナミックドライバーを搭載。SoCはクアルコムの最新チップとしてSnapdragon Soundに対応する。

オーディオテクニカ「ATH-TWX9」(¥OPEN / 予想実売価格 税込33,000円前後)

音楽リスニングにおいては最新バージョンのaptX Adaptiveコーデックをサポートしたことにより、同コーデックに対応するスマホなど音楽プレーヤー機器に接続して、最大96kHz/24bitのハイレゾ相当のワイヤレス再生が楽しめる。80ms以内の低遅延ワイヤレス伝送も同時にカバーするaptX Adaptiveコーデックの強みを存分に取り込んだ。

まずはSnapdragon Soundに対応するスマートフォンを用意して、96/24伝送によるワイヤレス再生を聴いた。

Snapdragon Sound対応で最大96kHz/24bitのワイヤレス再生をサポート。極めて高い音楽再生能力を持つ

ATH-TWX9のサウンドは情報量がとても豊富だ。ふくよかで柔らかい中音域が印象に残る。高音域、低音域とのつながりも滑らか。音楽が演奏される瞬間の情景と空気感をありのまま描く。鮮やかなリアリティに引き込まれた。

ボーカルの声は質感がきめ細かく、繊細なニュアンスの変化まで正確に捉える。余韻がとても濃厚だ。ダンスミュージックはリズムの歯切れが良く、ジャズのビッグバンドによる重厚な演奏はスピード感にあふれている。とてもパワフルで余裕を感じさせる鳴りっぷりのよさだ。低音域は立ち上がりが鋭くスムーズに伸びる。自然な均衡を保ったサウンドなので、長時間のリスニングも負担に感じさせない。ポータブルオーディオによるサウンドがまた一段高いステージに到達したことを強く感じさせてくれた。

ATH-TWX9はクアルコムの最新SoCが実現する独自の左右同時伝送技術「Qualcomm TrueWireless Mirroring」に対応する。接続安定性が高くノイズの混入も許さない。

アクティブノイズキャンセリング機能(ANC)は、イヤホンにフィードフォワード/フィードバックのマイクを左右合計4基載せて、高精度なハイブリッドデジタルANCを行う。集音性能が高く、消費電力が少ないMEMSマイクと、独自開発によるノイズフィルターを掛け合わせて、消音性能を最大限まで高めた。後ほど「パーソナライズANC」機能のインプレッションとともにANCの効果を詳しくレポートする。

筆者は本機の心地よい装着感にも好印象を持った。スティック形状の本体は耳のくぼみにピタリと寄り添う。本体はIPX4相当の防滴仕様なので、スポーツシーンにもいい音を持ち出せるイヤホンとして重宝した。異なる硬さのシリコンによるハイブリッド構造のイヤーピースは、耳穴の中でしっかりとグリップする。耳のサイズに合うイヤーピースを装着するだけで、カスタムメイドのイヤホンのように安定したフィット感と高い遮音性能が得られる。

イヤーピースは導管の長さが異なる3種類×XS/S/M/Lという4サイズの計12種を付属。自身にあったものが見つかるはずだ

Android 6.0以上のスマホとワンタッチペアリングができるGoogle Fast Pairにも対応した。Androidデバイスとの組み合わせではスムーズなペアリングや対応コーデックなど使いやすさが高まるが、もちろんiPhoneとの組み合わせでも実力を十分に発揮してくれるワイヤレスイヤホンだ。

では、これからATH-TWX9が搭載する多彩な機能をひとつずつチェックしていこう。

次ページ「ATH-TWX9」の多彩な機能を詳細にチェック!

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