公開日 2010/06/25 19:51

“LED REGZA”「RE1シリーズ」の“総合力”を試す - ゲーム関連機能や外付けHDD録画を使ってみた

編集部記者がハンドリングレポート
ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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■「ポータブルズーム」でPSPなどもフル画面で楽しめる

“REGZA”の2010年春夏モデル3シリーズは、全モデルが前述の「ゲームダイレクト2」を搭載。さらに、PSPの映像をD端子(D2)へと接続した際に、水平4倍オーバーサンプリングと垂直自己合同性2倍伸張、垂直2倍スケーリングを行うことにより、大画面かつ高画質で楽しむことができる「ポータブルズーム」も搭載している。

「ポータブルズーム」によりポータブルゲーム機を全画面表示させることが可能になった

なお、2009年発売の「Z8000シリーズ」など同機能非搭載の従来機でもポータブルゲーム機の映像をテレビ画面に出力することは可能だったが、これまでは周囲に黒枠が表示されてしまっていた。同機能を搭載することにより、画面いっぱいにゲーム映像を表示可能となったのだ。

「ゲームフル」で表示させたところ

「ゲームノーマル」で表示させたところ

今回のテストでは、「魔界村」など過去のレトロゲームを複数収録したカプコンのPSPソフト「カプコン クラシックス コレクション Best Price!」をプレイ。なお、実際にPSPとテレビを接続する際には、別売のテレビ接続用ケーブルを使用してPSP本体をRE1シリーズへ繋ぎ、PSPのホーム画面からディスプレイ設定を外部のものへと変更すればOKだ。

テストにはPSPソフト「カプコン クラシックス コレクション Best Price!」を使用

「魔界村」や「ソンソン」などレトロゲーム19作品を収録

実際にプレイしてみると、これがなかなか楽しい。特にソフトがレトロゲームであるため、友達同士でテレビの前に集まりファミコンで遊んでいた子供の頃の思い出が蘇ってくるようなノスタルジックな感覚も覚える。

なお、今回プレイした「カプコン クラシックス コレクション」には、原作と同じアスペクト比で表示する「アレンジ」、ドット絵が最も美しく見える画面比率で表示する「オリジナル」、PSPのワイド画面に合わせて画面端いっぱいまで表示する「フル」という3種類の画面サイズがソフト側に用意されている。

ソフト側で「オリジナル」設定にして、REGZA側では「ポータブルズーム」をOFFにすると、非常に解像感の高いドット絵でゲームを楽しめるが、「ポータブルズーム」をONにして全画面表示した場合でも、もちろん満足なレベルでプレイ可能だ。ちなみに、レトロゲームの場合には滑らかにしすぎないほうが郷愁を誘われる面もあるため、今回記者はソフト側を「アレンジ」にし、ポータブルズームをONにしてドットの粗さをあえて残すような設定でゲームを楽しんだ。このあたりは個人の好みによって使い分けていけばよいだろう。

「魔界村」を「ポータブルズーム」で全画面表示したところ

そして余談だが、“LED REGZA”の最上位モデルであるZ1シリーズでは、ドット感を楽しみたいレトロゲームも高画質に楽しめる「レトロゲームファイン」も搭載。WiiのバーチャルコンソールやPlayStation Networkのゲームアーカイブスなど、レトロゲーム配信も近年盛んになっている状況もあり、好みや予算によってはこちらの上位機種に手を伸ばしてみるというのもひとつの手だ。

■もちろんテレビとして総合的にも高レベル

ゲーム関連機能以外では、外付けUSB HDDへの録画機能も採用。そのほか、本機を含む2010年春夏モデル3シリーズ全てがDLNAに対応するなど、もちろんテレビとしての性能も色々と進化している。

今回は純正の外付けUSB HDD「THD-50A1」(関連ニュース)もメーカーより借り受けることができたので、RE1にこちらを接続しての録画もハンドリングしてみたが、なかなか快適に使用できた。

THD-50A1

実際に使用する際には、RE1の背面に用意されているUSB端子に「THD-50A1」を繋ぐだけでEPGからの録画予約などが行えるようになる。テレビのリモコンだけで録画および再生可能なため、HDD内蔵モデルと同じような使い勝手で利用できる点も好印象だ。

なお、EPGは前モデルからさらに改良されており、起動スピードが従来の約2.8秒から約1.8秒へと向上したほか、実行スピードも向上している。実際に使ってみてもストレスなくスムーズに操作できた。

EPGから録画予約。予約した番組には赤い帯で目印がつく

録画リストの一覧画面。10番組が1画面で確認できる

もちろん、連続ドラマを毎回録画するような場合のために「連ドラ予約」機能なども搭載されている。録画操作での各種インターフェースもシンプルなので、特にマニュアルなどを読まずともほとんどのユーザーが直感で操作できることだろう。

録画予約する際の画面。「連ドラ予約」を選択すれば毎回の予約作業が不要になる。また、スポーツ中継の延長などで開始時間が変更された場合などでも自動で対応してくれる

録画に際してはフォルダごとの管理ができる「マイカテゴリ」機能も利用可能。例えば家族ごとにフォルダを分けるいった使い方ができる

そのほか、前述のように映像エンジンは「次世代レグザエンジン」を採用し、37V型以上が倍速フルHD IPSクリアパネルを搭載。白色LEDによるエッジライト方式を採用し、LEDバックライトはエリアコントロール駆動に対応している。メーカー関係者によれば、本シリーズはテレビとしての総合力に自信を持っているとのことで、なるほどその言葉も頷けるスペックになっている。

なお、価格の面で見ると今回テストした37V型が実売20万円前後、7月上旬に発売を控える最大サイズの55V型が43万円前後。量販店でのポイントやエコポイント(もちろん本機も対象になっている)などを考慮すると、実質的にはもっと安く手に入る。37V型のエリア駆動LEDバックライト採用テレビが20万円を切る価格で買えるという点も魅力のひとつと言えるだろう。

テレビとしての基本をきちんと踏まえて総合的なレベルを向上させた上で、ゲームに対しても様々な配慮を盛り込んだ本機。公式サイトでゲーム関連機能に大きめのスペースを割いて紹介している点は、他社との考え方の差が現れているようで面白い。ゲームもよくプレイするというAVファンは購入の検討候補に挙げてみてもよいのではないだろうか。

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