公開日 2022/09/08 04:42

アップル、A16 Bionic搭載の「iPhone 14 Pro/Pro Max」。新UI「Dynamic Island」を採用

クアッドピクセルセンサーのカメラも
アップルは、日本時間の9月8日 午前2時から開催したオンラインイベントにて、6.1インチスマートフォン「iPhone 14 Pro」、および6.7インチスマートフォン「iPhone 14 Pro Max」を発表した。発売日は9月16日で、予約は9月9日21時から開始する。

アップルが「iPhone 14 Pro/Pro Max」を発表

内蔵ストレージ容量のラインナップおよび税込価格は、「iPhone 14 Pro」が128GB 149,800円/256GB 164,800円/512GB 194,800円/1TB 224,800円。「iPhone 14 Pro Max」が128GB 164,800円/256GB 179,800円/512GB 209,800円/1TB 239,800円。また、カラーバリエーションはスペースブラック/シルバー/ゴールド/ディープパープルの4色を展開する。

スペースブラック/シルバー/ゴールド/ディープパープルの4色を展開

14 Proが6.1インチ、14 Pro Maxが6.7インチサイズ

新たなユーザーインターフェース「Dynamic Island」(ダイナミック・アイランド)を採用。通知やアラートなどがフロントカメラ「True Depthカメラ」を中心に表示されるようになり、使用中のアプリの表示を遮ることなく情報を把握することができる。このDynamic Islandを実現するにあたり、True Depthカメラの小型化や、ディスプレイの裏側から光を検出できる近接センサーの搭載、タップやスワイプといった操作に高精度に反応する新アルゴリズムの採用などが行われている。

「Dynamic Island」により、通知などはフロントカメラ周辺にコンパクトに表示される

筐体には医療グレードのステンレススチールを採用し、ディスプレイはOLED「Super Retina XDRディスプレイ」を搭載。解像度はiPhone 14 Proで2,556×1,179、iPhone 14 Pro Maxで2,796×1,290となり、ピーク輝度は屋外で最大2,000ニト、HDRコンテンツで1,600ニトを実現。最大120Hzまでリフレッシュレートを動的に調整するProMotionも備える。加えて電力効率も高めており、iPhoneでは初となるディスプレイの常時表示に対応。時計や通知、豊富なウィジェットなどを常に表示させておき、いつでも確認できるようになった。

ディスプレイの電力効率向上により、iPhoneでは初めてディスプレイの常時表示に対応

プロセッサーには、4nmプロセスで製造される新チップ「A16 Bionic」を搭載。iPhone用チップとしては最多の約160億個ものトランジスターで構成され、6コアのCPU、5コアのGPU、16コアのニューラルエンジンを内蔵。特に電力効率/ディスプレイ表示/カメラの3つの性能を大きく進化させたという。

「A16 Bionic」プロセッサーを搭載

背面カメラは48MPメインカメラ/12MP超広角カメラ/12MP望遠カメラで構成され、メインカメラにはクアッドピクセルセンサーを採用。4つのピクセルをまとめて1つの大きなピクセルとして扱うことで、暗所での撮影能力や細部の表現力を大幅に高めたとする。

クアッドピクセルセンサー搭載により、暗所撮影性能や精細さがアップ

センサーサイズ自体もiPhone 13 Proより65%大きく、第2世代センサーシフトOISと100%フォーカスピクセルを備える。また、クアッドピクセルセンサーの中央部にある12MPだけを使い、光学2倍望遠撮影を行うことができる。

ProRAW撮影も48MP解像度に対応し、新センサー用に設計した機械学習モデルを導入することで、よりシャープでノイズの少ない高解像度を実現したという。

新たに搭載した「Photonic Engine」により、超広角カメラでは従来モデルから最大3倍、それ以外のカメラでは最大2倍、暗い場所での撮影性能が向上。フラッシュも設計を見直し、従来と比較して明るさは最大2倍、超広角撮影時の光の均一性は最大3倍まで向上したとのこと。

動画撮影においては、シネマティックモードでの4K HDR/24fpsに対応。加えて、同日発表の「iPhone 14」と同様、走りながら手持ち撮影を行ってもジンバル並みの滑らかな映像が得られるとする手ブレ補正「アクションモード」を新搭載した。

バッテリー持ちは、ビデオ再生換算でiPhone 14 Proが最大23時間、iPhone 14 Pro Maxが最大29時間。Lightning端子からの充電の他、QiやMagSafeでのワイヤレス充電にも対応する。

ほか、IP68等級の防水防塵性能や、iPhone 14と同様の安全機能を搭載。自動車事故などの衝撃をセンサーで感知すると自動的に緊急通報を行う衝突検知機能、衛星通信を利用したSOS発信機能を備えた。なお衛星通信によるSOS発信は、まず今年11月よりアメリカ/カナダにおいて提供されるとのこと。

同日発表された「iPhone 14」の新機能も搭載している

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX