ガジェット 公開日 2026/02/17 16:55

ガラケーのようなスマホ「MIVE ケースマ」。韓国ALTが日本上陸

韓国でシリーズ累計100万台を突破
Gadget Gate
編集部:平山洸太
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ALT JAPANは、2026年2月から日本市場に展開することを発表。その第一弾製品として、SIMフリースマートフォン「MIVE ケースマ」を2月19日に発売する。カラーはインディゴブラックとパールホワイトの2色。価格は34,800円(税込)から。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、イオンモバイル、HISモバイル、J:COM MOBILE、LIBMOで取り扱う。

2020年に開始した韓国の新興モバイルデバイスメーカー「ALT(アルト)」が日本上陸。本国ではシニア向けやキッズ向けに特化したスマートフォンを展開し、約2年で主要通信キャリア3社での取り扱いが開始するなど、急成長中だとしている。

今回発売するMIVE ケースマ(マイブ ケースマ)は、シニア層をターゲットにしたモデル。韓国国内ではシリーズ累計100万台(韓国ではSTYLE HOLDERとして展開)を売り上げており、購入者の約60%は70代以上とのこと。 “スマホ操作は不慣れだけれど、LINEなどのアプリは利用したい” というユーザーに向けて展開するが、若いユーザーにも引き合いがあるという。

従来のフィーチャーフォンのようなデザインが特徴で、物理ボタンによる操作性と、スマートフォンの快適性を追求。内側のメインディスプレイは約4.3インチ(800×480)で、タッチ操作にも対応する。

OSにはAndroid14 Go Editionを採用。LINEやYouTubeをはじめ、動画配信アプリ、地図アプリなどもインストールして利用できる。ホーム画面は通常のものに加えて、シンプルな設定も選ぶことが可能。予測変換を実現するため、日本語用のIMEとしてオムロン デジタルの「iWnn IME for Android」を搭載する。

このIMEは、「物理キーボードとWnnの完璧な融合」を目指して、画面を広く使いながらスピード感を持って日本語の複雑な変換ができるよう開発したという。オムロンがGoogleのAndroidの日本語フレームワークに深く関わってきたからこそ実現でき、OSの深いレイヤーからチューニングを行い、物理キーボードの打ちやすさを最大限活かしたそうだ。

外側には約1.83インチ(240×284)のサブディスプレイを搭載。フルカラー表示に対応しており、日付や時刻、バッテリー残量、メッセージ送信元、通知などを画面を閉じたまま確認できる。3.5mmオーディオジャックも搭載。

機能面では、連絡先に登録された相手からのみ受信可能な設定や、特定番号の受信を遮断できる設定も用意。一定期間操作がない場合に安否確認の通知メッセージ(位置情報を含む)を送信できる「安心メッセージ」機能も備える。

また、側面には「SOSボタン」を搭載しており、これを5秒間以上長押しすることで、登録された保護者に位置情報をSMS送信することが可能。時報や着信時の読み上げといった音声案内機能、小さな文字を拡大できる拡大鏡機能、画面のタッチ操作を無効化する機能も搭載している。

カメラは、外側のメインカメラが約800万画素、インカメラが約500万画素。バッテリーは2,100mAhで、1日持ち歩いても充電の心配がないとする。また、内蔵メモリは3GBで、ストレージは32GB。最大1TBまでのmicroSDに対応する。対応周波数はLTEがB1/B3/B8/B18/B19/B26/B28/B41、3GがB1/B6/B8。5Gには対応しない。Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)およびBluetooth 5.4もサポート。

IP54の防塵防水に対応する。外形寸法は約65.3W×127.8H×16.2Dmmで、質量は約195g。対応言語は日本語、英語、韓国語。FMラジオ(有線イヤホンの接続が必要)に対応するが、おサイフケータイは非搭載となる。別売で専用の卓上ホルダーも用意する。

発表会では、ALT韓国本社のCEO イ・サンス氏が登壇し、同社のビジネスについて紹介。「モバイル」「AI/データ/サービスプラットフォーム」「メディア」の3事業を軸に展開しており、これまで150万台のモバイル端末、300万台のメディアデバイスを販売してきたという。メディア事業ではIPTVのセットトップボックス、ほかAIロボットも手掛けている。

サンス氏は、これまで38年にわたってモバイル事業に携わってきたそうだ。1988年にLGグループに入社以降、サムスン、パンテック、SK Telecomに在籍し、2017年にALTを設立。昨年には韓国のKOSDAQに上場を果たした。韓国に本社と2つの研究所を構え、日本とアメリカ、中国に支社を設置している。

「これまで発売されてきた製品はお客様の手元で365日24時間」動くものだとサンス氏。主にシニアとキッズ向けにモバイル端末を開発しており、シニア向けは2年に1回製品を展開している。キッズ向けは毎年新学期に製品を出しており、SK Telecomではポケモン、KTではサンリオとコラボしてシナモロールやポムポムプリンを展開した。

今回の新製品では「日本のお客様の利用環境とニーズに寄り添ったUXを軸に開発し、この度発売する」とサンス氏。継続的な品質管理、迅速なアフターサービス、ユーザーの期待を上回るサービスにも注力し、「モバイル市場において信頼される新たなブランドとして、皆様とともに成長していく」ことを目指すという。

今後は日本だけでなく、アメリカにも展開する予定とのこと。なお、日本は韓国と特性が似ていることから、2年間の市場調査の末に発売を決めたそうだ。先にシニア向けを発売することになったが、キッズ向けについても検討しているとのこと。また、シニア向けに「タッチ機能を活性化した新しい製品」も準備しているという。今後の展開が楽しみだ。

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