公開日 2026/07/18 15:55

<ヘッドフォン祭>Soranik、新フラグシップ「Metal MEMS-422」披露/北アイルランド発Valphonics初参加

飯田ピアノブースをレポート
編集部:原田郁未
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本日7月18日(土)に東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催されている「夏のヘッドフォン祭 mini 2026」。飯田ピアノは6階604ブースに出展し、Soranikの新フラグシップIEM「Metal MEMS-422」をはじめ、ValphonicsやCOS Engineeringなど、同社が取り扱うブランドの最新製品を展示している。

Soranikの新フラグシップ「Metal MEMS-422」

Metal MEMS-422は、ベトナム・ホーチミン発のIEMブランドSoranik(ソラニック)の新フラグシップモデル。価格は627,000円(税込)で、本日7月18日より受注を開始した。受注生産品となり、完成した製品から順次出荷する。

 Metal MEMS-422と付属のエナジャイザー「AP GO」

高い評価を得た従来モデル「MEMS-3S 2025」の音響設計を継承しつつ、CNC切削加工によるSUS304ステンレス製ハーフシェルを新たに採用。xMEMS「Montara」とUSound製の2基のMEMSスピーカーを同一チャンバー内で同軸に重ねたアイソバリック配置とし、6mmフルレンジダイナミックドライバーと10mmサブウーファーダイナミックドライバーを組み合わせた4ドライバー・ハイブリッド構成を採用する。

付属するエナジャイザー「AP GO」は従来モデル用よりも一段とコンパクトになり、出力性能も向上。従来機も持ち運び可能なサイズだったものの、ポータブル用途では心理的なハードルがあったことから、小型化によって利便性を高めたという。なお、エナジャイザー単体での販売も検討しているとのことだ。

3Dプリント技術でクラシカルな音響設計を追求するValphonics

北アイルランド発のブランドValphonics(ヴァルフォニクス)も国内初展示。フラットヘッド型イヤホン「LANDER 20HZ」を参考展示し、試聴も実施している。

LANDER 20HZ

Valphonicsは、オンライン上で「AsciiJC」として知られるデザイナー・JC氏が一人で手がけるブランド。2020年にフラットヘッド型イヤーバッドの開発を開始し、高精細3Dプリント技術とレトロなデザインを融合した製品で、海外のオーディオコミュニティから注目を集めてきた。

LANDER 20HZは、往年のヘルムホルツ共振構造を3Dプリント技術で再現したことが特徴。現地での販売価格は約150ポンドで、年内の発売を予定している。国内での取り扱いや価格、発売時期は未定だが、日本市場への展開には前向きな姿勢を示しているという。一方、小規模工房による生産体制のため、量産化については現在検討を進めている。

COS EngineeringのDACは「理想的な配線」でデモ

台湾・台北のCOS Engineeringからは、5-in-1 DAC「D10」と、オーディオ用ネットワークスイッチ「S10」「S6」を参考展示している。

D10は、DAC、プリアンプ、ヘッドホンアンプを1筐体に統合したオールインワンモデルで、オプションのストリーミングモジュールとフォノモジュールを追加することで、ストリーミング再生やアナログレコード再生にも対応する。

D10

音質面では、独自のリニアフェーズFIRフィルターを搭載し、PCM信号を176.4kHz/192kHzへアップサンプリングして処理。約1秒分のデジタルバッファと専用リクロッキング回路により、オーディオクロックのジッターを1ps未満まで低減し、時間軸を高精度に整えたうえでアナログ出力することで、広がりのある滑らかな音場とダイナミックな表現を実現するとしている。

会場の案内によると、予想実売価格はD10本体が約1,100,000円前後(※以降、価格や予想実売価格はすべて税込のもの)、ストリーミングモジュールが約220,000円。Roon ReadyやMQAフルデコードに対応するほか、TIDAL、Qobuz、Spotifyなど各種ストリーミングサービスも利用可能。ストリーミング機能はスライドイン方式のモジュールにより、後から追加できる。

型番の数字はそれぞれ搭載するLANポート数を表しており、S6は6ポート、S10は10ポートを備える。いずれも0.025psの低位相雑音オシレーターを採用し、未使用ポートを個別に無効化できる機能を搭載。S6は付属ACアダプターで動作するほか、オプションのリニア電源「LPS1」と組み合わせて使用することも可能だ。市場予想価格はS6が約300,000円前後、S10が約450,000円前後。

左から、「S6」「S10」

ブースでは、LANケーブルと光ケーブルをメーカー推奨構成で接続した試聴デモを実施。国内発売は年内を予定しており、「ポータブルオーディオの取り扱いが多い自社が、据え置きオーディオをどのようにアプローチできるか」を考えながら販路を模索しているという。

取り扱いブランドを多数展示

このほか、世界200台限定のPMG Audio製フラグシップIEM「Apx ME」、98mm径アイソダイナミックドライバーを搭載するCAMERTONの開放型ヘッドホン「Binom-ER」、Klaus Heinz氏が設計を手がけるArcTec Berlinの平面磁界型ヘッドホン「AB 92」なども展示。

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 Apx ME
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 「Binom-ER」などのヘッドホンを先述の「D10」と組み合わせた試聴ブースを設置

さらに、ミラノ発のハンドメイドIEM「NTS Audio ONE/TWO/THREE」をはじめ、Ambient Acoustics、HeartField、KuraDaなど、飯田ピアノが取り扱う各ブランドの製品も会場で披露している。

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