公開日 2026/06/11 11:30

ケンウッド、業界初のガラス振動板完全ワイヤレス「GLASS Core」。上位機「Pro」は「世界最高クラス」ノイキャン実現

ブランド80周年記念モデル
編集部:小野佳希
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JVCケンウッドは、KENWOODブランドより、業界で初めてガラス振動板を採用した完全ワイヤレスイヤホン「GLASS Core Pro」「GLASS Core」の2モデルを6月下旬より発売する。どちらもオープン価格だが、上位機「GLASS Core Pro」は49,900円前後、兄弟機「GLASS Core」は27,800円前後(ともに税込)での実売が予想される。

JVCケンウッドの周年記念活動「JVCKENWOOD Anniversary」の一環として発売される周年記念モデルの第1弾。両モデルともガラス振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載するほか、アクティブノイズキャンセリング機能なども備えている。

同社では、前身のひとつである(株)ケンウッドが今年2026年に創業80周年(1946年12月21日に有限会社春日無線電機商会として設立)を迎えることや、もうひとつの前身である日本ビクター(株)が2027年で創業100周年(1927年9月13日に日本ビクター蓄音器株式会社として設立)を迎えること、そしてJVCケンウッドとしては2028年に経営統合から設立20年の節目を迎えることを記念して、「JVCKENWOOD Anniversary」を展開すると発表していた。

業界初のガラス振動板ドライバー。上位機はMEMSとのハイブリッド

今回の「GLASS Core Pro」「GLASS Core」の2モデルは、上述のように業界で初めてガラス振動板を採用したドライバーを搭載した点が大きな特徴のひとつ。同社が長年にわたり培ってきた音響設計の知見と、ケンウッドの音づくりの思想である“原音再生”を基軸に、「音質だけでなくデザインや装着感まで含めて体験価値の向上を追求した」という。

フラグシップモデルに位置付ける「GLASS Core Pro」は、ガラス振動板に加え、MEMSドライバーを組み合わせた2way構成によるバイアンプ駆動を採用。兄弟機「GLASS Core」はガラス振動板ダイナミックドライバー1基である点などが“Pro”との違いとなる。

充電ケースの構造もモデルによって異なる。GLASS Core Proのケースはスライド式のフタを採用
GLASS Coreのケースはヒンジで開閉するフタを採用

両モデルに搭載したガラス振動板は、ワイドレンジで、余分な残響が残りにくいことに加え、音の立ち上がりが速く、キレとアタック感のある優れた特性を持っているとのこと。ガラス振動板によって不要な振動を抑え、低域から高域までの情報量を余さず再現するとしており、これによって透明感と広い空間表現と、キレのあるワイドレンジ再生を実現しているという。

そして.高い柔軟性を持つリキッド(液状)シリコン素材を採用したイヤーピースを新開発して同梱。傘型かつ楕円という形状の相乗効果によって耳への圧迫感を抑えつつ、高い遮音性と安定した装着性を両立したという。これによって長時間でも疲れにくく、快適な装着感を実現するとともに、音質とノイズキャンセリング性能を引き出すと同社は説明している。

そのほか両機共通の性能としては、Bluetooth Ver.6.0、Power Class 1に対応し、ハイレゾ相当の音楽データをワイヤレス伝送できるコーデックであるLDACにも対応。マルチポイント接続にも対応しているほか、AIノイズリダクションによってクリアな通話が行えるようにも配慮している。

GLASS Core Proは「世界最高クラス」ノイキャン実現

フラグシップ機である「GLASS Core Pro」は、上述のとおりガラス振動板ドライバーMEMSドライバーとのハイブリッド構成を採用。高域の再現性に優れた高性能MEMSドライバーを組み合わせた2way構成を採用し、帯域ごとに独立駆動するアンプで制御するバイアンプ方式によって歪みを徹底的に低減することを狙っている。これによって、解像度の高い再生を実現したという。

GLASS Core Pro

同社では「ガラス振動板とMEMSドライバーの相乗効果により、楽曲に込められた細かなニュアンスまで鮮明に描き出し、より広がりのある空間表現と共に、まるで演奏を目の前で聴いているかのような臨場感を再現する」とアピールしている。

そしてノイキャン性能は、ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン市場において「世界最高クラス」を実現したとのこと(2026年5月20日時点、国際電気標準会議 IEC 基準による同社調べ)。高性能IC、高性能ドライバーユニット、高性能マイク、独自パラメーター設計、および新開発のリキッドシリコンイヤーピースを組み合わせることなどにより、世界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現したという。

また、周囲の騒音状況に合わせてノイズキャンセリングの強度を自動で最適化するアダプティブモード機能も装備。風切り音を抑制するウインドカット機能も搭載している。

「パーソナライズサウンド」「空間オーディオ」「K2テクノロジー」といった独自技術も搭載。パーソナライズサウンドでは、スマートフォンアプリから独自のアルゴリズムで外耳道の音響特性を測定し、その個人差に応じた最適な補正を行い、ユーザー個々に合わせた音質に自動で最適化する。

空間オーディオは、独自の立体音場再現技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」の技術を活用したもの。同機能によって臨場感あふれる、自然な広がりと奥行きのある立体的なサウンドを楽しめるという。

K2テクノロジーは同社独自のデジタル高音質化技術で、SBCおよびAACといった非ハイレゾコーデックでの接続時に利用可能。同技術によって、接続する機器やコーデックに依存せず、オリジナルマスターに迫るクオリティでハイレゾ相当の高音質を再現するとアピールしている。

アンテナへの悪影響を排除した内部設計を行うことで、接続の安定性も向上したと説明。さらに、ターミナル駅などでも音途切れに強い接続を実現するという接続安定モードも装備している。

バッテリー性能は、イヤホン本体のみで最大14.5時間、充電ケースとの合計で最大49時間という長時間再生を実現。充電ケースはワイヤレス充電にも対応している。

Proと兄弟機の詳しい相違点は?

製品名に“Pro”のつかない「GLASS Core」は、上記のとおりガラス振動板ドライバー1基というシングルドライバー構成を採用。一方で、リキッドシリコンイヤーピースはProと共通で採用している。

GLASS Core

ノイキャン性能は、Proが謳う世界最高クラスではないのもの、高性能ドライバー、独自パラメーター設計、新開発イヤーピースの組み合わせによって実現したという「高性能ノイズキャンセリング」を搭載。ウインドカット機能も装備している。

パーソナライズサウンド、空間オーディオ、K2テクノロジーは非対応である点もProとの違い。一方で、イヤホン本体のみのバッテリー性能は最大17時間再生とProよりも長い。ただし充電ケースとの合計での再生時間は最大44時間となる。ケースはPro同様にワイヤレス充電に対応している。

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