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PR装着感や使い勝手も上々

お手頃価格、しかも良質。ケンウッドの“オープン型”新完全ワイヤレス「KH-CRZ20T」を試す!

2022/11/17 山本 敦
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ケンウッドのオープン型完全ワイヤレス、その実力をチェック!



KH-CRZ20T

ケンウッドから新しい左右独立型のワイヤレスイヤホンが誕生した。オープン構造のハウジングを採用する「KH-CRZ20T」は、軽快で抜け味の良いサウンドを特徴とする7,000円切り(予想実売価格 税込6,600円前後)のエントリーモデルだ。

昨今はオフィスを離れてリモート環境で働くワークスタイルが広く浸透した。オンライン会議の必携アイテムとしてワイヤレスイヤホンも多くの人々に使われている。

最初は周囲の環境騒音が抑えられるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するイヤホンが人気を集めた。だが、次第にリモートワーク中にも周囲の音が聞けることの大切さが意識されるようになり、外音取り込み機能を備える製品や、オープン構造のイヤホンにも関心の目が向くようになった。ケンウッドをはじめ、老舗のオーディオブランドから良質なオープン型のイヤホンが次々に発表され賑わっている。

オープン構造のハウジングを採用するイヤホン・ヘッドホンは外部の環境音が自然に聞こえる反面、音漏れも発生しやすい。使用中は再生音量を上げすぎないよう気にかけながら使いたい。またオープン構造ゆえにサウンドはクリアで切れ味に富む点が魅力的だが、密閉構造のイヤホン・ヘッドホンに比べると低音の量感と締まりのバランスがあまり良くないものもある。ケンウッドの新製品がこれらオープン型イヤホンの課題をどこまで克服できているのか、後ほど検証してみたい。

2色のカラーバリエーションで展開

装着感や使い勝手も上々



KH-CRZ20Tはとてもシンプルなワイヤレスイヤホンだ。アクティブノイズキャンセリングやハイレゾワイヤレス再生などの機能は持たない。iPhoneにAndroidスマホ、ポータブルオーディオプレーヤーやモバイルPCなど様々なタイプのデバイスに接続して楽しめる。マイクも内蔵しているので、ハンズフリー通話やオンライン会議の用向きにも応える。

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