公開日 2018/10/28 18:17

<ヘッドホン祭>Deezer HiFi、国内唯一「CD品質で3,600万曲聴き放題」の魅力をアピール

来年には4Gでのロスレス配信も
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ロスレス音楽ストリーミングサービス「Deezer HiFi」は、秋のヘッドホン祭 2018にて“FLOW MY MUSIC”と題した講演会を開催。Deezerのカントリーマネージャーである黒川剣氏が同社サービスについて説明を行った。

FLOW MY MUSICと題したイベントを開催

Deezer HiFiの日本代表を務める黒川氏

Deezer HiFiは世界185ヶ国で音楽ストリーミングサービスを展開。ここ日本においては2017年12月より、国内唯一となる44.1kHz/16bitのCDクオリティによる“ロスレス音楽ストリーミング”のサービスを開始(関連ニュース)。今年3月にはローンチパーティーを開催をした(関連ニュース)。

黒川氏はDeezer社について改めて説明。同社は2007年に設立。フランス・パリに本社を置き、従業員数は現在600名を超える。現在185ヶ国以上にサービスを提供しており、アクティブユーザー数は世界で1,400万人を超える。配信楽曲数はMP3で約5,300万曲、CDクオリティのFLACで約3,600万曲超だという。

ロスレスで3,600万曲以上が聴き放題

現在日本では、月額1,960円のロスレス音楽ストリーミングのみを展開する。これは従来の日本の音楽配信がハイレゾ音源のダウンロード配信と圧縮音源のストリーミング配信に2極化していたこと、さらには日本には音にこだわるユーザーが多くいることを踏まえ、ストリーミングの利便性とロスレス配信による高音質を兼ね備えたサービス提供を目指したことによる。

黒川氏はDeezer HiFiの特徴として、「FLOW」機能も挙げた。これはユーザーの好みを学習・分析して、そのユーザーだけのサウンドトラックを自動生成してくれる機能だ。FLOWはいわゆるプレイリストとは異なり、ラジオのようにランダムに曲が流れていく。ユーザーはこれらの曲に対して「好き」「気に入らない」のボタンを押していくことで、FLOWが好みを学習。ユーザーが好むであろう曲を自動抽出して再生してくれる。

Deezer HiFiの魅力としてFLOW機能や歌詞表示機能も挙げられた

同社ではFLOWの次のステップとして、AIをさらに活用していく。ユーザーの好みだけでなく、ユーザーが選んだ「ムード(気分)」に最適な楽曲を再生する機能も現在開発中だという。

Deezer HiFiの特徴として、歌詞表示機能も挙げられた。Deezer HiFiでは単に歌詞を表示するだけでなく、カラオケのように現在歌っている箇所を白抜き文字で示してくれる機能もあることもアピールされた(ただし、カラオケのように1文字ごとを追うようなものではなく、1行単位で歌っている箇所を示すかたちだ)。

Deezer HiFiのアプリ上で歌詞表示をしているところ

様々なデバイスからDeezer HiFiが楽しめることも紹介。Chromecastに対応しており、対応デバイスでは専用UIで再生中の楽曲名やカバーアートを表示してくれる。また、ヤマハやオンキヨー/パイオニア、SONOS、B&Oなどの各ブランドからは、Deezer HiFi対応オーディオ製品も登場。各種ウェアラブルデバイスでも対応が進む。

なお、現時点でDeezer HiFiのロスレスストリーミングが楽しめるのはWi-Fi環境下に限られている。黒川氏は「来年くらいには、iOS/Androidの4G環境からロスレス配信が楽しめるようになるのでは」とコメントしていた。

黒川氏は、日本ではいまだにCDの人気が高いことにも言及。直近でサブスクリプション配信を解禁した松任谷由実のプロデューサーである松任谷正隆氏の言葉を引用しつつ、CDクオリティの音の良さについて述べた。その上で、CDクオリティで音楽ストリーミングが楽しめるのがDeezer HiFiだけあることをアピールしていた。

また、Deezer HiFiがローカルアーティストの発掘やオリジナルコンテンツの作成にも力を入れていることも紹介された。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX