HOME > レビュー > サウンドテック45周年祭! 国内ブランドを応援する11の企画、次回7/11・12はデノン/マランツ/TADが登場

連載「遠藤義人の全国のインストーラーを訪ねて」

サウンドテック45周年祭! 国内ブランドを応援する11の企画、次回7/11・12はデノン/マランツ/TADが登場

公開日 2026/07/09 06:30 遠藤義人
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

山口・防府のオーディオ&ビジュアルショップ、サウンドテックは、創業45周年記念企画を開催中。その企画意図を三宅宏明社長に訊いた。

45周年イベントを実施中のサウンドテックを訪れた

創業45周年のいま見つめ直す “オーディオの世界”

株式会社サウンドテックは、現社長の三宅宏明さんの先代で現会長の三宅文雄さんが1981年7月25日に創業、今年で45周年を迎える。それを受けて6月末から11月末まで、全11シリーズに亘る企画をスタートさせた。

ショップに訪問した日は、台風迫る大雨の6月下旬。それでも店内は活気に溢れ、営業開始と共にシャッターが開いて元気に三宅社長が迎えてくれた。

入ってすぐのリビングスペース

「キャッチフレーズは『がんばれ JAPAN』。国内ブランドに力を入れた企画ではありますが、海外製品も交え総じて業界や市場が盛り上がるよう、日本の販売店もブランドも頑張るぞ!という意味を込めています。

サブキャッチとして掲げた『オーディオを再定義する』とは、新製品のご紹介に留まらず、新しい体験のご提供にも注力するということです。ベテランユーザーさまだけでなく、より広い層にオーディオの素晴らしさや感動を体験していただきたいのです。よりパーソナルな体験を提供することにも注力したいと考えました」(三宅社長)

訪問時は6月27日(土)28日(日)に開催された第1回「DAY1」に使う機材が大雨の中到着

各コマの詳細はブログに記載されており、今後も順次更新される予定。いずれも、お客さんが随時来店して参加するのではなく、一コマごとに区切られたセミナー形式で行われ、予約が必要。

「長丁場になりますが、これを機に思い描いていた企画を打ち出して、今後の活動にフィードバックしていけたらと考えています。6月上旬にウィーンへ出張した『HIGH END』が刺激になりました。オーディオにしてもホームシアターにせよ、専門店としての今後を改めて考えさせられました」(三宅社長)

Placeholder Image
Placeholder Image
「DAY1」「DAY2」のプログラム。DAY1は早々に満員となり、DAY2は現在予約受付中。詳細はこちら

次回「DAY2」は7月4日より受付を開始しており、7月11日(土)12日(日)に開催される。1階オーディオリスニングルームではTADのプリメインアンプ「TAD-A1000」を使った、スピーカー「TAD-ME1TX」&「TAD-E1AX」の試聴会を実施。

2階ハイエンドシアタールームでは、デノンのネットワーク&アナログオーディオ試聴、およびマランツのセパレートAVアンプ「AV30」&「AMP10」を使った動画ストリーミング試聴を交えて展開される。

1階オーディオリスニングルーム

2階ハイエンドシアタールーム

6月下旬からノンストップで毎月イベント開催中!

そして「DAY3」。サウンドテック創業日にあたる7月25日(土)26日(日)には、アキュフェーズとラックスマンが登場。「DAY4」は8月8日(土)9日(日)で、サウンドテックが常日頃から開催し定着した、暮らし×音×食を体験する「音人時間」が展開される。

DAY4では、初コラボとなるインテリアショップTRUSS FACTORYによって、家具をすべて入れ換えてコーディネート。定番の中古レコードショップ・大潮レコードが出店し、いわばサウンドテックがレコードショップになる。もちろん珈琲を片手にだ。

夜は2階T2 LOUNGEを使い、極上の音響空間の中、超こだわりの農家YorozuFarm提供の食事もゆっくり楽しめるという。

2階ラウンジ。訪問当日はDAY1に備え到着した機材が運び込まれていた
Placeholder Image
Placeholder Image
「DAY3」「DAY4」のプログラム

「DAY5」はエソテリックとソウルノート。エソテリックが取り扱うアバンギャルドのアクティブスピーカー「OPUS 1」は、三宅社長も惚れ込む逸品だ。

「スピーカーメーカーが考えるアンプのフィロソフィー、つまり『スピーカーをどう鳴らしたいか』といった関係性を熟知した、スピーカーブランドならではのアクティブスピーカー。高い完成度には舌を巻きます。LINNやGenelecも同様の魅力がありますね」(三宅社長)

2階ハイエンドシアタールーム

また、クリプシュ「Forte W」のような大型ホーンスピーカーについても、昨今のトレンドリサーチを受けての企画だと語る。

「先日『KARIMOKU RESEARCH TOKYO』で披露されたOJAS(オージャス)ブランドのプロジェクトに注目しています。学生時代にファッションとDJを融合したカルチャーシーンを経験してきた人たちが、家庭を持ったり仕事が充実したり、ゆとりのある時期を迎えているんです。

そこでは、当時の憧れとしてヴィンテージが人気なのですが、アルテックのような高能率のスピーカーを真空管で鳴らす、といった世界もアリだと思っています」(三宅社長)

「DAY5」のプログラム

また「DAY7」には評論家の麻倉怜士さんを招いてビクターのプロジェクター全機種一気視聴会も開催。サウンドにはECLIPSEスピーカーが用意される予定だ。

11月にはピーター・バラカンさんや寺島靖国さん、稲岡邦彌さんらも登場。音楽とオーディオの融合といった、より深い文化的な議論と体験を共有することになりそうだ。

Placeholder Image
Placeholder Image
「DAY6」「DAY7」のプログラム

新企画! 貸し切りでじっくり聞ける「パーソナル試聴」

またイベント各コマの合間には、特別プログラムとして「パーソナル試聴」という新サービスも(開催されない日もあるので要確認)。スタッフとオーディオルームを60分独占し、ベストなリスニングポジションで気になる製品をとことん試聴できる。

ドリンク・お茶菓子が付いて1回2,200円(税込)の事前予約制。お眼鏡かなって製品を購入したら、デポジットとして2,200円が還ってくる。これなら「買うか分からないのに時間を取らせて申し訳ない」とか「あとで押し売りされないか心配」といった気兼ねもなく来店できるだろう。

「気軽に参加したいけれどイベントのような大人数は苦手という方にピッタリ。周りを気にせずじっくり体験していただけると思います」(三宅社長)

完全予約制のパーソナル試聴では、スタッフが選曲・音量・音質をその場で好みに合わせてくれる

今後はレストアも強化でSDGsにも貢献!?

最近取り組みを強化しているというのが、レストアだ。お客様が不用となった過去の名機を引き取り、機能・外観ともに時間を掛けて修復して、リフレッシュ販売するというもの。SDGsにも則した取り組みとして評価できるし、「何か面白いものがないか」と来店するたびに楽しみになること請け合いだ。

2階の上がり口にある工房などでレストア作業を行う

すぐに売れてしまうというサンスイのプリメインアンプ

JBL「4305H」は、エッジをセーム革に張り替えたほか、アクセラレーターという電磁歪みを改善するパーツを採用するといったチューニングも施している

「いろいろやりすぎですよね!? これでほんとうにお店がまわるのか…。すでに不穏な空気が流れてますよ!」と楽しそうに笑う三宅社長。スタイリッシュな店内と爽やかなスタッフに囲まれ、いつも訪れ話しても気持ちのいいお店だ。

Placeholder Image

サウンドテック

山口県防府市桑山2丁目11-32
TEL:0835-21-5555
FAX:0835-211-5580
営業時間:10時00分 – 18時00分
定休日:水曜日、第1・3火曜日

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE