公開日 2016/01/08 09:53

<CES>アキュフェーズ、北米では“駆動力”アピール。最高峰プリ「C-3850」などデモ

他とは異なるアメリカの住宅事情
季刊Net Audio編集部:浅田陽介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アメリカ・ラスベガスで開催中の2016 International CESでは、現地時間1月6日より一般ブースの開放がスタートした。ハイエンドオーディオブランドが数多く展示されているVenetian Suiteでは、日本でもお馴染みであるオーディオファン垂涎のブランドがブースを構えている。

日本を代表するオーディオブランド、アキュフェーズは現地のディストリビューターであるAXISS USAのブースに出展。日本はもちろんのことヨーロッパでも極めて高い評価を獲得するアキュフェーズだが、ここアメリカでの評価は他の地域とは少々異なっているようだ。それには広大な国土を持つアメリカならではの住宅事情が関係する。

アキュフェーズは現地のディストリビューターであるAXISS USAのブースに出展

同社の海外部門を担当する戸塚氏は「世界的にみても恵まれた住宅環境を持つアメリカのユーザーの皆様が第一に求めるのは、なによりもまずパワーということが多い傾向にあります。ですので必然的に出力のワット数を気にされる方が多いのですが、実際のところ駆動力というのはワット数だけで決まるものではありません。まずはこの部分をご理解いただくというのが、北米市場の難しいところですね」と語る。驚異的な出力をアピールするハイエンドブランドが多いなかでの製品アピールは一筋縄では行かないようだ。

アキュフェーズの海外部門を担当する戸塚氏。北米市場ならではのユーザー傾向をお聞きすることができた

そうした事情もあってか、アキュフェーズが用意しているスピーカーは少々特徴的だ。今回のデモに使用しているのは、日本では取り扱いのないドイツのスピーカーブランド、ガウダーアコースティックの「BERLINA RC 7 MKII」というモデル。セラミック振動版とダイアモンド・ドライブ・ユニットを採用した世界的にも「鳴らしにくい」と言われるこのスピーカーを、アキュフェーズの最高峰プリアンプ「C-3850」と最新パワーアンプ「P-7300」を用いてドライブするデモを行っている。

今回のCESが北米でのショウ初登場となる最新のパワーアンプP-7300

アキュフェーズブースにてデモに用いられるスピーカーは、ドイツのガウダーアコースティックによる「BERLINA RC 7 MKII」というモデル。鳴らしにくいと言われるスピーカーをあえて用いて、駆動力をアピールする


プリアンプは最高峰モデルC-3850を使用
また、ホテルのスイート・ルームの一室という極めてアメリカのリビングルームに近い環境で理想的なサウンドを鳴らすべく、デジタルヴォイシングイコライザー「DG-58」を使用しているのも印象的だ。日本やヨーロッパと大きく異なるアメリカの住環境ではあるものの、同社のハイレベルな補正技術を駆使したDG-58は、少しずつ注目を集め始めているようだ。

デジタルヴォイシングイコライザーのDG-58を使用し、同社の幅広い技術力の高さをアピールする

製品に実際に搭載される回路基板も展示。アキュフェーズだからこその精巧な技術力の高さは、CES会場内でもトップクラスのものだ

アキュフェーズ製品に共通する細部までこだわり抜かれた精巧な作りと高い技術力は、CES会場内で見られるオーディオ機器の中でもトップクラスであることは間違いない。世界に目を向ければ「ウルトラハイエンド」と言われるアキュフェーズだが、決してそのスタンスを変えることなく、日本ブランドだからこその真摯なものづくりを貫いている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 クラシック音楽にも広がるドルビーアトモス。Apple Musicのキーマンに聞く音楽配信のいまと未来
2 アートのようにテレビを魅せる。TCLのGemini搭載4Kスマートテレビ、3/19よりクラファン開始
3 Eleven AudioのDC電源クリーナー「VoltCel」5/7/19/24Vモデルが3/26発売
4 Nintendo Switch 2に「22.0.0」アップデート。一部Switchソフトで描画性能など上がる「携帯モードブースト」導入
5 ファーウェイ、イヤーカフ型完全ワイヤレス「HUAWEI FreeClip 2」に新色“ローズゴールド”
6 Arte、デスクトップ用の音響チューニングアイテム「デスクトップ・カラム」
7 ビクター、完全ワイヤレスイヤホン「HA-A20T」に「ニック」「チップ&デール」「アナとエルサ」デザインモデル
8 エレコム、外付けブルーレイドライブの販売を6/30で終了。在庫限り
9 ドン・キホーテ、難聴リスクにも配慮した約4400円のながら聴きイヤホン「tunewave」
10 ACROLINK、7N Cu D.U.C.C.ストレスフリー導体を採用した切り売りスピーカーケーブル「7N-S1040 Purosangue」
3/18 9:44 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX