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公開日 2012/10/05 22:05

<ハイエンド>オンキヨー、「M-5000R」でアクティブコントロールGNDのデモ/AETから“ファットな”音の新電源ケーブル

ボルトアンペアのクリーン電源新モデル/オーディオデザインの新パワーアンプなど
ファイル・ウェブ編集部
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10月5日から7日まで、東京・有楽町の交通会館で「ハイエンドショウトウキョウ2012」が開催されている。本稿ではCルームに出展しているメーカーのうち、オンキヨー、ボルトアンペア、AET、オーディオデザインのブースの様子をお伝えする。

オンキヨー

オンキヨーは、CDプレーヤー「C-7000R」、プリアンプ「P-3000R」、ステレオパワーアンプ「M-5000R」を使ってデモを行っている。

今回は、ステレオパワーアンプ「M-5000R」を2台使い、アクティブコントロールGND接続を試すというユニークな試みが行われている。

「M-5000R」を2台使い、アクティブコントロールGND接続を試すデモが行われている

スピーカーはPL300と、ギターメーカーとコラボしたオンキヨーのスピーカー「D-TK10」を用意

80W/8Ωの「M-5000R」を通常のBTL接続すると180W/8Ωのパワーが得られる。しかし片側のアンプから見た負荷のインピーダンスが1/2になるため、低インピーダンス駆動に不利な条件となる。一方アクティブコントロールGNDは、片側のアンプをGND制御のためだけに使うため、パワーは変わらないが、アンプからみたスピーカーのインピーダンスが1/2にならないので、インピーダンスが低いスピーカーでも使用することができるという。

通常のBTL接続の図解

今回行われているデモの図解

デモでは「e-onkyo music」にて配信中の音源を試聴に使っており、話題の「VICTOR STUDIO HD-Sound.」などの音源を聴けるチャンスとなっている。

デモ機以外にも多数の製品が展示されていた。こちらはネットワークプレーヤーのT-4070

こちらはUSB-DAC機能付きプリメインアンプA-9000Rと192kHz/32bit対応のDAC-1000


リファレンスシリーズ直系のエントリープリメイン「A-9050」

モンスターのケーブルも展示されていた

ボルトアンペア

ボルトアンペアは、クリーン電源の新モデル「GPU-T2U(仮)」を披露している。

GPU-T2U(仮)

本機は同社「GPC-TQ」の上位モデル。筐体を全てアルミ製に変更したほか、サイズを1Uサイズから2Uサイズに変更することで、板厚を稼ぎ強度面の問題もクリアしたという。本日音元出版ブース内で開催された福田雅光氏のイベントにも登場していた。

GPC-TQ

「GPU-T2U(仮)」は発売時期・価格ともに未定だが、「来春までには出したい。価格は20万から25万円の間になるのではないか」と話していた。

またボルトアンペアのブースでは、「GPC-TQ」を2つ直列つなぎにして使用するデモが行われていた。1台のみを使用したときよりも、さらに音が鮮明になるという。

GPC-TQを直列つなぎで複数台使用すると音がさらに良くなるという


AET

AETは、ハイエンド電源ケーブル「Evidence AC」や、AV機器や楽器のエージングを促進させる音を発するCD「SOUND VOICING OPTIMIZER PRO」、スパイク&ベースなどを展示していた。

ハイエンド電源ケーブル「Evidence AC」

オーディオファンのみならず、音にこだわるスタジオミュージシャンらから大きな支持を受けているという同社製品。会場には展示されていなかったが、近日発売となる電源ケーブル「HHF AC EVD」についてもアナウンスされていた。

「HHF AC EVD」の型番内にある「F」は「Fat=太い音」を示しており、低音のブースト感を強め、ヒップホップやクラブ系の音楽に向いた再生ができるという電源ケーブル。導体にはプレミアムバージン無酸素銅を使用し、細線構成の高密度集合構造とした。絶縁材には、高純度FEP石英ファイバーを、シールドには高純度銅フィルムリボンを採用している。端末はACプラグ側がPSE-018HG、320コネクター側がPSE-320HG。10月末から11月頃の発売を目指しており、価格は33,600円/1.2m(税込)、37,800円/1.8m(税込)。受注生産で31,500円/0.8m(税込)、50,400円/3.6m(税込)も用意される。

先月から発売したスパイク&ベースも展示されていた


オーディオデザイン

オーディオデザインは、プリアンプ「DCP-210」、パワーアンプ「DCPW-200」、フォノイコライザーアンプ「DCEQ-100」の3つの新製品をアピールしている。

左から「DCPW-200」、「DCP-210」、「DCEQ-100」

プリアンプ「DCP-210」は12月発売予定で、価格は299,250円(税込)。同社のプリアンプ「DCP200」と、パワーアンプ「DCPW-200」にあわせたデザインにした。バランス入力2系統とアンバランス入力3系統、バランス出力1系統とアンバランス出力2系統を備え、さまざまな組合せで使用できる。

音量調節には新開発のアドバンスドLパッドアッテネーターを搭載。粗調整用つまみと微調整用つまみを用意し、両方を使って思い通りの音量に調整できることを特徴としている。信号部はオールディスクリート構成。歪率が低いこと、8MHzもの帯域と113dBのS/N比を実現している点もアピールポイントとしている。

粗調整用つまみと微調整用つまみを用意している点がユニーク

パワーアンプ「DCPW-200」は2008年発売の「DCPW-100」の上位モデル。出力を150W+150Wに増強したほか、バランス入力とバランス出力に対応。部材やシャーシもより高級なものを使用しているという。ダンピングファクターは5,000(8Ω時)、電源コンデンサーは計340,000uFの大容量を有するとのことだ。こちらは2013年3月の発売を予定しており、予価は70万円(税込)という。

パワーアンプの新旧スペック比較

フォノイコライザーアンプ「DCEQ-100」は、アナログレコード再生用のCR型フォノイコライザーアンプ。こちらは今年8月から、199,500円(税込)で販売を開始している。

本機は初段にヘッドアンプに適したトランジスタを選定し、高Gm条件で使用。全段DCアンプ構成であることに加え、パッシブDCサーボを搭載している。信号部は全段ディスクリート構成アンプ。電源は低インピーダンスかつ低ノイズなものをユニット化して搭載しているとのこと。また、フロントパネルのデザインはレコードをイメージしたものという。

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