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公開日 2011/05/13 17:34

<ハイエンドショウ>「和」をコンセプトにしたスピーカー「sui」/伊CIAREの新スピーカーユニット

アタッシュケース型のレコードケースも
ファイル・ウェブ編集部
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本日より東京・有楽町で開幕したハイエンドショウトウキョウ2011。本項ではDTルームから、プラス産業、六本木工学研究所、ベルドリーム、ブランコオーディオのブースレポートをお届けする。

プラス産業

プラス産業は、年末に向けて発売を予定しているスピーカーシステム「sui」を出展した。振動板メーカーである同社が、使用する素材や形状にこだわって開発しているモデルで、静岡の家具デザイナーと共同で手がけている。本朱塗りモデルとマホガニーの玉杢仕上げのモデルを1機種ずつ用意し、価格帯はそれぞれペア60〜80万円を想定している。


本朱塗り

マホガニーの玉杢仕上げ
使用素材が全て日本製であることと併せ、「和」をコンセプトとしたモデルで、コーン紙には紙幣に使われる三椏(みつまた)を混合した和紙を採用している。コーン紙の設計は有限要素法を用いて円錐形状からの地場改造解析を行い、スピーカー形状においても座屈解析が行われている。スピーカーユニットにはネウジウムマグネットを採用している。


スピーカーユニットはネオジウムマグネットを採用
また扇形形状にR曲面を用いた磁気回路を開発し、純鉄を採用。ボイスコイルに和紙材料を紙管として導線を巻き付けた部品を用いている。エンクロージャーは外部からの振動を抑える免震機構を開発するとともに、良い音のための形状を追求し、2機種とも平行面のないアシンメトリーなデザインを採用した。

ブランド名の「sui」は漢字の「粋」から来ており、「まじりけがなく、品が良くすぐれていること」や、日本の美意識である「粋<イキ>」などの意味に由来している。また、今回の出展ブースも、枯山水をイメージした「和」の展示デザインとなっている。

枯山水をイメージしたブース

六本木工学研究所

六本木工学研究所は、同社が取り扱う伊CIAREブランドのスピーカーユニット各種を展示。5月末発売予定の29mmソフトドームトゥイーター「T29CF002」を公開している。価格は49,800円(税込)。再生周波数特性は2〜25kHzで、推奨カットオフ周波数は2kHz以上。インピーダンスは6Ωで、音圧レベルは92.5dBとなる。


六本木工学研究所ブースの様子

T29CF002
加えて、今年中の発売を見込んでいるネオジウムマグネットを使用したコンプレッションドライバー「PU380-TX」「PU471-K」の2機種も展示している。予価はそれぞれ18,800円前後/26,800円前後を予定。以前に発表された「PU471-T」とほとんど変わらない外観だが、それぞれ振動板の素材が異なり、PU380-TXは合金、PU471-Kはカーボンを採用している。

PU380-T(左)とPU471-K(右)

ブランコオーディオ

ブランコオーディオは、昨年の「ハイエンドショウトウキョウ 2010」でも公開された特徴的な形状のスピーカー「R-1」(関連ニュース)を出展。材質に炭素鋼や天然ムク材、インド黒御影石、そして特殊制振音材を使用したモデルで、周波数特性は50Hz〜16kHzとなる。


R-1
なお、同社・代表の石川朋氏によれば、今年中に新しくフロア型スピーカーの発売を予定しているという。イメージとしては「コンパクトなトールボーイ」を想定しているとのことで、「形状も楽しんでもらえるような形を考えて開発中」とのことだ。

ベルドリーム

ベルドリームは、5月20日発売を予定しているレコードケース「BD-LPAC80」を出展。LPレコードをスマートに持ち運べるよう工夫されたアタッシュケース型のアルミケースで、LPレコードをジャケットが見える横向きで15〜20枚ほど収納可能となっている。内部左右にはレコードを取り出しやすいよう溝を設けている。価格は15,750円(税込)。


BD-LPAC80

レコードを横向きに収納するスタイル
また、同社では6月頃からレコードカバーの取り扱いも開始する。ニーズに併せて形状や材質を変えた5種類を用意する予定とのこと。

超音波レコードクリーナー「US-60V SET」など従来製品も併せて展示を行っている

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