公開日 2018/09/06 06:00
<IFA>TechnicsのSACDプレーヤー詳報。要望の高まりが初のSACD機開発を後押しした
搭載DACなどの仕様も明らかに
■SACD/ネットワーク機能を凝縮した、Technicsのマルチデジタルプレーヤー
IFA 2018のパナソニックブース内に出展されていたSACDプレーヤーのプロトタイプ(関連ニュース)。まだ製品のモデル名も発表されていない段階だが、テクニクスCTOの井谷哲也氏から、製品について、より詳しい話を聞くことができた。
Technicsに加わる新製品のコンセプトは、SACD/ネットワークプレーヤーを一体化させた“マルチデジタルプレーヤー”。パナソニック初となるSACD再生機(ステレオ)であると共に、ネットワークオーディオプレーヤーとしても活用可能。またWi-Fiを内蔵し、AirPlayやChromecast built-In対応も果たしている。
Spotify、TIDAL、Deezer HiFiといった音楽ストリーミングサービスの再生も可能。DSDネイティブ再生やMQA、Roon Readyへも対応するなど、いまのトレンドを凝縮した、非常に多機能なプレーヤーとなる予定だ。Bluetotohは送受信に両対応。またLDACコーデックにも対応する予定だ。
アナログ出力のDACは旭化成のAK4493を採用。Dual Mono Construction DA回路や高品質のSACDドライブの搭載、超低ノイズを実現するSilent Hybrid Power Supply対応、SACD再生用のモードを備えるなど、Technicsのがこれまで培った技術を集結させている。
ディスクメカの直下は、3層になった制振構造のHigh Rigidity Chassisで、SACDのディスクトレイはアルミダイキャスト製の高剛性のものを採用。フロントパネルは7mm厚のアルミパネル、サイドパネルは3mm厚の仕様となっている。
Gラインの製品ということで「SU-G700」との連動動作も対応する。出力端子はバランス端子とアンバランス端子を装備。また光/同軸のデジタル入出力をそれぞれ備えている。
SACD再生への対応は、特に欧州からの要望が大きかったという。「2、3年前はハイレゾが伸び出した頃だったからか、あまり要望はなかったが、最近になってSACDを再生したいという声が明らかに増えています。我々の調査では、これまで累計で1万タイトル程度が出ていますが、ここ最近でもコンスタントに新作が出続けています。特にベルリン・フィルをはじめとした楽団が直接SACDをリリースしたりするケースもあり、月に30タイトル程度は出ているようです」(井谷氏)。
ハイレゾ全体の流れとしても、「DSD再生を支持する方は結構いらっしゃいます。DSDはファイルサイズが大きく、ネット配信がしづらいこともあり、SACDが欲しいという声があるようです。SACDとネットワークを一つの筐体に収めたら、さまざまな用途で使っていただけると考えています」とコメント。既に欧州からもポジティブなフィードバックが得られているようだ。
Technicsブランドの製品だからクオリティにも期待でき、SACDをカバーしつつ、最新のネットワーク機能も集結させている。IFA 2018で披露されたのはあくまで試作機で、製品化は2019年春から夏頃とまだまだ先だが、日本でもぜひ展開を期待したいモデルだ。
■UKにおける「SC-C70」のヒットを受け登場した『SC-C50』
Technicsブランドで発表したもう一つの製品が、“OTTAVA S”「SC-C50」だ(関連ニュース)。SC-C50は、ネットワークオーディオ再生に特化した3.1chの一体型ワイヤレススピーカーである。
同じOTTAVAの製品では、“OTTAVA f”「SC-C70」がヒットモデルとなっている。「SC-C70はCDプレーヤーとスピーカーの一体型というユニークな存在で、UKで人気が出ました。今度のSC-C50はCDプレーヤーを外したことで、ワイヤレススピーカーとして、他社製品と直接競合するような製品になります。欧州では、749ユーロなら、専門店だけでなく量販店にも置いてもらえます。これまであまり開拓できていなかった北欧やフランスといった国々でも展開していきたいと考えています」(井谷氏)。ライフスタイル志向のモデルとして、Technics製品の拡大を狙っていくという。
◇
ドイツではアパレルメーカーとコラボし、TechnicsブランドのTシャツやポロシャツ、パーカー、コートといったアイテムまで展開し、認知度を高めている。オーディオファンに向けたSACD/ネットワークオーディオプレーヤー、ライフスタイル志向の“OTTAVA S”といった新たな製品の登場で、ブランドのさらなる広がりに期待できる出展となった。
(折原一也)
IFA 2018のパナソニックブース内に出展されていたSACDプレーヤーのプロトタイプ(関連ニュース)。まだ製品のモデル名も発表されていない段階だが、テクニクスCTOの井谷哲也氏から、製品について、より詳しい話を聞くことができた。
Technicsに加わる新製品のコンセプトは、SACD/ネットワークプレーヤーを一体化させた“マルチデジタルプレーヤー”。パナソニック初となるSACD再生機(ステレオ)であると共に、ネットワークオーディオプレーヤーとしても活用可能。またWi-Fiを内蔵し、AirPlayやChromecast built-In対応も果たしている。
Spotify、TIDAL、Deezer HiFiといった音楽ストリーミングサービスの再生も可能。DSDネイティブ再生やMQA、Roon Readyへも対応するなど、いまのトレンドを凝縮した、非常に多機能なプレーヤーとなる予定だ。Bluetotohは送受信に両対応。またLDACコーデックにも対応する予定だ。
アナログ出力のDACは旭化成のAK4493を採用。Dual Mono Construction DA回路や高品質のSACDドライブの搭載、超低ノイズを実現するSilent Hybrid Power Supply対応、SACD再生用のモードを備えるなど、Technicsのがこれまで培った技術を集結させている。
ディスクメカの直下は、3層になった制振構造のHigh Rigidity Chassisで、SACDのディスクトレイはアルミダイキャスト製の高剛性のものを採用。フロントパネルは7mm厚のアルミパネル、サイドパネルは3mm厚の仕様となっている。
Gラインの製品ということで「SU-G700」との連動動作も対応する。出力端子はバランス端子とアンバランス端子を装備。また光/同軸のデジタル入出力をそれぞれ備えている。
SACD再生への対応は、特に欧州からの要望が大きかったという。「2、3年前はハイレゾが伸び出した頃だったからか、あまり要望はなかったが、最近になってSACDを再生したいという声が明らかに増えています。我々の調査では、これまで累計で1万タイトル程度が出ていますが、ここ最近でもコンスタントに新作が出続けています。特にベルリン・フィルをはじめとした楽団が直接SACDをリリースしたりするケースもあり、月に30タイトル程度は出ているようです」(井谷氏)。
ハイレゾ全体の流れとしても、「DSD再生を支持する方は結構いらっしゃいます。DSDはファイルサイズが大きく、ネット配信がしづらいこともあり、SACDが欲しいという声があるようです。SACDとネットワークを一つの筐体に収めたら、さまざまな用途で使っていただけると考えています」とコメント。既に欧州からもポジティブなフィードバックが得られているようだ。
Technicsブランドの製品だからクオリティにも期待でき、SACDをカバーしつつ、最新のネットワーク機能も集結させている。IFA 2018で披露されたのはあくまで試作機で、製品化は2019年春から夏頃とまだまだ先だが、日本でもぜひ展開を期待したいモデルだ。
■UKにおける「SC-C70」のヒットを受け登場した『SC-C50』
Technicsブランドで発表したもう一つの製品が、“OTTAVA S”「SC-C50」だ(関連ニュース)。SC-C50は、ネットワークオーディオ再生に特化した3.1chの一体型ワイヤレススピーカーである。
同じOTTAVAの製品では、“OTTAVA f”「SC-C70」がヒットモデルとなっている。「SC-C70はCDプレーヤーとスピーカーの一体型というユニークな存在で、UKで人気が出ました。今度のSC-C50はCDプレーヤーを外したことで、ワイヤレススピーカーとして、他社製品と直接競合するような製品になります。欧州では、749ユーロなら、専門店だけでなく量販店にも置いてもらえます。これまであまり開拓できていなかった北欧やフランスといった国々でも展開していきたいと考えています」(井谷氏)。ライフスタイル志向のモデルとして、Technics製品の拡大を狙っていくという。
ドイツではアパレルメーカーとコラボし、TechnicsブランドのTシャツやポロシャツ、パーカー、コートといったアイテムまで展開し、認知度を高めている。オーディオファンに向けたSACD/ネットワークオーディオプレーヤー、ライフスタイル志向の“OTTAVA S”といった新たな製品の登場で、ブランドのさらなる広がりに期待できる出展となった。
(折原一也)
トピック
-
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く -
iBassoからリミテッドDAP「DX340MAX」登場!通常ラインナップ3モデルとあわせて一斉試聴 -
“脱・NAS初心者”を実感!UGREEN「NASync DXP4800 GT」で叶えるストレスフリーなクリエイティブ環境【割引クーポン有】 -
シアターハウスのスクリーン「WCB2214WEM」で100型&高画質をリビングに! 壁投写との画質比較も -
デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー -
「次世代Mini LED」の大本命!TCL『C8L』、VGP2026 SUMMER審査員特別賞を受賞したSQD-Mini LEDを岩井喬がチェック -
手元に1台ほしくなる小回りの効くHi-Fi音質! USB-C/Bluetooth対応のクリエイティブ「XF1」アクティブスピーカーをチェック -
ゲーマー以外にもオススメ!他と一線を画す座り心地と使い勝手のゲーミングチェア、Boulies「Master Rex/Neo」レビュー -
AR/XRグラスはホームシアターの夢を見るか?VITUREの「Beast」「Luma Ultra」をオーディオビジュアル評論家がチェック! -
Edifierのおすすめ3機種を厳選レビュー!音質と使い心地をVGP審査員が実機検証 -
【評論家レビュー有】オーテクのおしゃれノイキャンイヤホンがAmazonで超お得!「ATH-SQ1TW2NC」の魅力を徹底解説! -
【期間限定クーポン情報も】日常からスポーツまで! タフで多機能な「Amazfit Active Max」をレビュー -
コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証 -
プロも高評価。EarFun「Clip2」全方位レビュー!【割引クーポン情報あり】 -
音楽ストリーミングを信頼のヤマハサウンドで鳴らす!ワイヤレスHiFiスピーカー「NX-70A」を聴く -
サウンドバー「Sonos Arc Ultra」が叶える大画面に没入させる本格サラウンド -
映画に没入させる映像美。AWOLのフラグシップ「Valerion Max」を徹底検証 -
オーディオを高く売るなら信頼と実績のオーディオランド!下取よりも買取がお得です◎
クローズアップCLOSEUP
-
TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力 -
ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー -
“Music First”のスピリッツ息づく。イギリス名門・ARCAMの最新プリメインが秘めるスマートな音楽性を聴く -
iBassoからリミテッドDAP「DX340MAX」登場!通常ラインナップ3モデルとあわせて一斉試聴 -
“脱・NAS初心者”を実感!UGREEN「NASync DXP4800 GT」で叶えるストレスフリーなクリエイティブ環境【割引クーポン有】 -
シアターハウスのスクリーン「WCB2214WEM」で100型&高画質をリビングに! 壁投写との画質比較も -
デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー -
「次世代Mini LED」の大本命!TCL『C8L』、VGP2026 SUMMER審査員特別賞を受賞したSQD-Mini LEDを岩井喬がチェック -
手元に1台ほしくなる小回りの効くHi-Fi音質! USB-C/Bluetooth対応のクリエイティブ「XF1」アクティブスピーカーをチェック -
ゲーマー以外にもオススメ!他と一線を画す座り心地と使い勝手のゲーミングチェア、Boulies「Master Rex/Neo」レビュー -
AR/XRグラスはホームシアターの夢を見るか?VITUREの「Beast」「Luma Ultra」をオーディオビジュアル評論家がチェック! -
Edifierのおすすめ3機種を厳選レビュー!音質と使い心地をVGP審査員が実機検証 -
【評論家レビュー有】オーテクのおしゃれノイキャンイヤホンがAmazonで超お得!「ATH-SQ1TW2NC」の魅力を徹底解説! -
【期間限定クーポン情報も】日常からスポーツまで! タフで多機能な「Amazfit Active Max」をレビュー -
コンパクトサイズに大画面&高画質をオールインワン! ETOEモバイルプロジェクター「Dolphin 2」を検証 -
プロも高評価。EarFun「Clip2」全方位レビュー!【割引クーポン情報あり】 -
音楽ストリーミングを信頼のヤマハサウンドで鳴らす!ワイヤレスHiFiスピーカー「NX-70A」を聴く -
サウンドバー「Sonos Arc Ultra」が叶える大画面に没入させる本格サラウンド -
映画に没入させる映像美。AWOLのフラグシップ「Valerion Max」を徹底検証 -
オープンイヤーへの理解度が半端ない!音も快適さもパワーアップしたShokz「OpenDots 2」レビュー -
パナソニック旗艦4Kテレビ「Z95C」視聴レビュー! 評論家が「傑作」と高評価する理由とは? -
大注目のレグザ “ながら聴き”「RB-A1S」を音楽、動画、テレビで全方面レビュー! -
この高画質、まさに「レグザクオリティ」。“映える”小型4Kプロジェクター「RLC-V5R-S」徹底レビュー -
アナログレコードの音を良くしたい! 2,000円から手に入る、買うべきケーブル2選 -
ハイセンスの最上位4Kテレビ「RGB UXS」は音質も最高峰!デビアレスピーカーで屈指のサウンド -
フルデジタルアンプからゲーム、カラオケまで。ソフトウェアで「いい音」を支えるCRI・ミドルウェアの技術をOTOTENで体験しよう! -
RGB Mini LEDをリードするハイセンスのフラグシップ4Kテレビ「RGB UXS」の画質真価に迫る -
オーディオテクニカ「AT-MCD1」を聴く。スタイラスチップ一体型ダイヤモンドカンチレバー採用カートリッジの実力に迫る! -
オーディオを高く売るなら信頼と実績のオーディオランド!下取よりも買取がお得です◎
アクセスランキング
RANKING
7/31 11:06 更新


















