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「AK4497」によるデュアルモノDAC構成を採用

<CES>Technics、初のSACDプレーヤー「SL-G700」。ネットワーク再生/MQAデコードにも対応

編集部:小澤貴信
2019年01月08日
パナソニックは、米ラスベガスで開催中のCES 2019にて、Technicsブランドのネットワーク/SACDプレーヤー「SL-G700」を発表した。

「SL-G700」

SL-G700は、Technicsブランドとしてはもちろん、パナソニックとしても初のSACDプレーヤーとなる。昨年開催されたIFA 2018でプロトタイプが披露されていたが(関連ニュース)、今回正式発表されたかたちだ。なお、現時点で価格や発売日は明らかにされていない。

本機は「Gland Class」シリーズにラインナップ。SACD・CDの再生に加えて、ネットワークプレーヤー機能にも対応。384kHz/32bitのWAV・AIFF・FLAC、11.2MHz DSDも再生できる。さらにMQAデコーダーを内蔵しており、MQAファイルおよびMQA-CDをフルデコード再生できる。DVDオーディオの再生には非対応。

USBメモリーなどを再生できるUSB-A端子(2系統)、光/同軸デジタル入力も備えている。そのほか、Bluetooth、Wi-Fi、AirPlay 2などにも対応。SpotifyやTIDAL、インターネットラジオも再生できる。Google ChromecastやGoogle Assistantなどとも互換性を備える。

アナログ出力端子はバランス1系統、アンバランス1系統を搭載。光/同軸デジタル出力も備える。Juno Enginを採用したヘッドホン出力も搭載している。

「AK4497」によるデュアルモノラルDAC構成を採用

DACチップは、旭化成エレクトロニクス(AKM)「AK4497」を、L/Rそれぞれに1基ずつデュアルモノラル構成で搭載。DAC部は用途別に5つのセクションに分けられ、それぞれ個別に電源が供給される。

特にクロック用電源には、独自のバッテリー駆動電源回路が採用されている。クロックについても、超低ジッターのクロックジェネレーターが採用されており、バッテリー電源と合わせて、極めて透明度の高いサウンドに寄与するとのこと。

アナログオーディオ回路は、オペアンプを用いずに、独自のディスクリート・アンプモジュールを採用。低ノイズのトランジスターや薄膜抵抗を用いるなど音質部品も厳選する。また、アナログオーディオ出力用の電源として、スイッチング周波数を抑制する“ノンフィードバック・スイッチング電源”を採用した専用電源ユニットを搭載する。

USB-A入力端子には、非磁性カーボンフィルム抵抗や低誘電損失・高耐圧・温度安定性などに優れたルビーマイカ・コンデンサーを使用したパワーコンディショナーを搭載する。

さらに、LAN端子に低ESRフィルムコンデンサーを用いたり、デジタル出力に対してパルストランスによるアイソレーションを行うなど、ノイズ対策を徹底している。また再生コンテンツに応じて、使用しなデジタル回路を適宜停止させる機能も備える。

JENO engine採用のヘッドホン出力を搭載

ヘッドホン出力端子も搭載するが、このヘッドホンアンプにはTechnics独自の音声処理LSI「JENO engine」を採用。従って、ヘッドホン利用時には、アナログオーディオ出力用とは独立した専用D/A回路で信号処理が行われる。また、JENO engineはヘッドホンの接続によって自動的にオンオフされるので、アナログ出力への影響も排除しているという。ヘッドホンアンプ部は、電圧増幅と電流増幅のそれぞれに個別のアンプ回路を用いている。

ドライブについては、トリプルシャーシ構造を採用。アルミダイキャスト製のディスクトレイと併せて、高い読み取り精度や静粛性を実現する。筐体内部はアナログ/デジタルなど取り扱う信号レベルと回路によって4つのブロックに分割。回路間の干渉を排除する。

外形寸法は430W×98H×407Dmm、質量は13kg。

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