プレスカンファレンス&ブース展示レポート

<IFA>パナソニック「次の100年」へ。小川氏らがビジョンを語る

編集部:小野佳希
2018年08月30日
世界最大級の国際見本市「IFA 2018」。パナソニックは、現地時間8月31日の開幕を前にプレスカンファレンスを開催。別項でレポートしているように新製品を発表したほか、取締役の小川理子氏や欧州現地法人CEOのLaurent Abadie氏が将来展望を語った。


オーディオビジュアル関連では、まずHDR10+について小川氏が言及。同社製テレビ“VIERA”では「FZ950」「FZ800」「FX780」「FX740」「FX700」の各シリーズが、BDプレーヤーでは「DP-UB9000」「DP-UB820」「DP-UB420」がHDR10+に対応すると紹介した。

パナソニック 小川氏。テクニクスブランド復活の立役者であり、会社外ではジャズピアニストとしての顔も持つ

HDR10+対応アップデートの対象モデルが明らかに


メタデータを利用することで、製作者が意図した画質を正確に家庭で再現できる

ブースではHDR10+とHDR10の比較視聴も用意
なお、これまでに明かされている通り、20世紀フォックス、およびワーナーがHDR10+コンテンツの提供を予定。また、Amzaon Prime Videoは対応機器の登場に先駆けてすでにHDR10+での配信を行える体制にある。

これらに加えて、欧州の「HDTVTest Shootout」アワードにおいて、同社の有機ELテレビが2年連続で栄冠を勝ちったことに言及。正確な色再現やコントラスト、ユニフォーミティの高さを評価されたからこその連続受賞であり、「我々が使っている“Hollywood to your home”という言葉は、たんなるマーケティング・スローガンではない」と、同社製テレビの高画質さを改めてアピールした。


2017年は「EZ1000」、2018年は「FZ800」が受賞

ブース展示でもHDR10+対応によってハリウッド品質を家庭で楽しめることをアピール

また、FZ950/FZ800/FX780/FX740/FX700/FX600の各シリーズを、アップデートでAmazon AlexaとGoogleアシスタントの両方に対応させる予定だと紹介。ブースには、こうしたテレビだけでなくエアコンなども含めて同社製品で実現するスマートホームのデモも展開されている。

AV機器以外もまとめてパナソニックで揃えられるのが同社の強み

Technics(テクニクス)ブランドについては、5月の「HIGH END 2018 MUNICH」で披露した“OTTAVA S”「SC-C50」を正式発表(関連ニュース)。音質の高さだけでなく、Chromecast Built-in対応を始めとする豊富なネットワーク対応力も紹介しながら、ブースで製品を実際に体験してみてほしいと語った。

“OTTAVA S”「SC-C50」

そのほか、スマートシティや来るべき自動運転など幅広い分野で同社の技術が展開されていることにも言及。顔認証やセキュリティ技術、ネットワーク技術にインフォテイメント、センシングにIoTなど様々な分野で同社の技術が活用できるものであるとアピールした。

パナソニック ヨーロッパ Laurent Abadie氏

また、同社は今年で創立100周年を迎えたことを受け、これまでの歩みを振り返るとともに、“次の100年”に向けたビジョンを説明。時代が変わろうともユーザーの期待とニーズに応える製品を提供し続け、ヨーロッパでの地位をさらに確固たるものにしていきたいとし、「まさにそれこそが我々のやりたいことだ」と述べた。

世界初のモノクロテレビなど数々のイノベーティブな製品を世に送り出してきた


そのほかブースのカメラ展示コーナーでは数日前に欧州で発表したばかりの「LUMIX LX100II」も体験可能

各種ヘッドホンの展示も


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