デジタルフィルターの変更で音質も改善

クリプトン、MQA-CD対応にバージョンアップしたアクティブスピーカー「KS-9Multi+」

公開日 2018/09/14 12:00 PHILE WEB編集部
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(株)クリプトンは、MQA-CDのダイレクト再生に対応したアクティブスピーカー最上位モデル「KS-9Multi+」を12月中旬に発売する。価格はオープンだが、280,000円前後での実売を想定する。

「KS-9Multi+」

2年前に同社アクティブスピーカーの最上位モデルとして発売された「KS-9Multi(関連記事)」の後継モデル。KS-9MultiもMQAデコード機能を搭載していたが、本モデルではMQA-CDのダイレクトデコード(フルデコード)に対応した。これにより、MQA-CDを挿入したBD/DVD/CDプレーヤーの光デジタル端子やHDMI端子と直接接続するだけで、収録されたハイレゾクオリティの音源が再生可能となる。再生中の音源フォーマットは、前面のLEDランプにより確認できる

前面のLEDで入力や音源のフォーマットを視認できる

ドライバーユニットなど基本的な音響構造は従来モデルと同等だが、DPSのパラメトリック・イコライザーのデジタルフィルターをIIR(Infinite Impulse Response)からFIR(Finite Impulse Response)へと設計変更。また周波数帯域のウェイティングなども調整し、大幅な音質改善を図ったという。

周波数特性は60Hz〜60kHzで、クロスオーバー周波数は3.5kHz。アンプ出力は40W×4。サンプリング周波数はPCMが192kHz/24bitまで、DSDが2.8MHzまで、MQAが48kHz/24bitまで対応。入力端子としてHDMI、USB、光デジタル、ステレオミニジャックを備える。

外形寸法は130W×200H×170Dmm、質量は右ユニットが約3.0kg、左ユニットが約2.9kg(スピーカーベース、サランネットを含む)。

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