BluetoothやワイドFMにも対応

マランツ、DSDに新対応した4chアンプ搭載ネットワークCDレシーバー「M-CR611」

公開日 2015/07/14 14:00 編集部:小澤貴信
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■国内/欧州で高い評価を得たM-CR610の後継モデル

マランツの高山氏はM-CR611の開発背景についても説明。2013年の登場した前モデル「M-CR610」(関連ニュース)は、国内そして欧州で想定を超えるヒットモデルになったとのこと。英オーディオ誌「What's Hi-Fi」でカテゴリーナンバー1に選出され、欧州のミニコンポ/Bluetoothスピーカーのセールスランキングでも3位(2014年4月〜2015年1月、金額)を記録した。「従来モデルがこれだけの評価を得ただけに、M-CR611ではそれをベースに、さらにマランツ的なこだわりを押し進めました」と高山氏。4chアンプ搭載やネットワーク対応など好評な点は踏襲しつつ、要望の多かったDSD対応や傷のつきにくいトップパネルを実現させた。

M-CR611は高い評価を得たM-CR610を様々な面で超えることを目標に開発が進められた

ハイレゾブームの後押しもあり、本機がカテゴライズされるネットワーク対応ミニコンポは全世界で75%の市場拡大となっていることも紹介。高山氏は「コンセプトは一言で言うとプレミアムです。価格は従来モデルから4000円アップしますが、音質面でも機能面でもそれ以上のベネフィットが提供できることを自負しています」と語っていた。

本機に付属のリモコン

■M-CR611の主な仕様

オーディオアンプ部の定格出力は50W+50W(6Ω、1kHz、THD0.7%)、実用最大出力は60W+60W(6Ω、1kHz、THD10%、JEITA)。適合インピーダンスは4〜16Ω、入力感度/入力インピーダンスは200mV/22kΩ(Analog In)。全高調波歪率(1kHz、5W、6Ω)0.1%(Analog In)、S/N(10W、6Ω、IHF-A)90dB(Analog In)、周波数特性は5Hz〜40kHz(±3dB)。消費電力は55W(待機時:0.3W/1W<時計モード・オン>/3W<ネットワーク制御・オン>)。外形寸法は292W×105H×305Dmm、質量は3.4kg。

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  • ジャンルハイコンポ
  • ブランドMARANTZ
  • 型番M-CR611
  • 発売日2015年8月上旬
  • 価格¥70,000(税抜)
【SPEC】<CDプレーヤー部>●再生周波数特性:10kHz〜20kHz <オーディオアンプ部>●定格出力:50W+50W(6Ω、1kHz、THD0.7%) ●実用最大出力:60W+60W(6Ω、1kHz、THD10%、JEITA) ●適合インピーダンス:4〜16Ω ●入力感度/入力インピーダンス:200mV/22kΩ(Analog In) ●全高調波歪率(1kHz、5W、6Ω):0.1%(Analog In) ●S/N(10W、6Ω、IHF-A):90dB(Analog In) ●周波数特性:5Hz〜40kHz(±3dB) ●音声入力端子:アナログ×1、光デジタル×2 ●音声出力端子:アナログ(固定/可変)×1、サブウーファープリアウト×1、ヘッドホン×1 ●その他端子:LAN×1、USB×2、FM/AMアンテナ入力×1 <Bluetooth>●バージョン:ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:SBC/AAC <総合>●消費電力:55W(待機時0.3W/時計モード・オン時…1W/ネットワーク制御・オン時…3W) ●外形寸法:292W×105H×305Dmm ●質量:3.4kg