マランツ「NA8005」モニターレポート:田中さん「クリアさが格段にアップ。つかいやすさも魅力」

構成:ファイル・ウェブ編集部
2014年07月11日
マランツから登場したネットワークプレーヤー/USB-DAC「NA8005」を6月の発売日当日にファイル・ウェブの読者の方々にお届けして、実際に使ってみていただいた。オーディオファンの目には、NA8005はどのように映ったのだろうか?

クリアさが格段にアップした感覚
使いやすさも魅力です

田中さん(60代・男性)

私はWOWOWやBDを観るのが好きで、AVアンプとスピーカーを所有しています。普段の試聴環境は別記のような感じです。映画やスポーツ観戦などをサラウンド環境で楽しみたいとシステム構築を始めたのですが、音楽を楽しむ方にウェイトが移りはじめて、NASを追加購入しました。

田中さんの試聴システム

現在は、所有しているCDを少しずつリッピングしています。リッピングはiMacで「X Lossless Decoder」を使って行っています。音楽再生にはiTunesを利用するのでリッピング時はALAC(96kHz/24bit)で保存して、さらにNASへの保存用としてAudio GateでFLAC(192kHz/24bit)に変換しています。使い始めると、やはりタグ情報が重要と感じます。

AVアンプの「TX-NR727」にもハイレゾ対応があるのですが、ネットワークオーディオやハイレゾに特に興味を持ち始めたため、専用機であるNA8005を試してみたいとモニターレポートに応募しました。

セッティングしたNA8005

NA8005のを試すために使った音源は、Chris Botti『This is Chris Botti』、Diana Krall『Quiet Nights』、Michel Camilo & Tomatito『Spain』、Zaz『Zaz』などです。DSDについては、DSDの確認にはNet Audio vol.14の付録音源『中牟礼貞則、81歳のバースデーライヴ』(2.8MHz DSD)を使いました。

NA8005のサウンドについて、NASからのネットワーク再生、iMACと接続してのUSB-DAC再生、フロントUSB端子を用いてのUSBメモリーおよびiPhoneのデジタル再生で確認しました。DSD音源については、フロントUSB端子からUSBメモリー経由で再生しました。NA8005とAVアンプとはアナログRCAケーブルで接続しています。AVアンプはピュアオーディオ・モードに設定し、使用するスピーカーはB&W「683」だけにしています。

NA8005をUSB-DACとして使っているところ

全体を通して、AVアンプだけで再生するより楽器の定位がはっきりし、すっきりとした爽やかな音質になります。感覚で申し訳ないのですが、クリアさが格段に上昇した感じです。演奏曲によっては印象の差に変化はありました。今回再生に使ったジャズはクインテットまでなので、あまり大きな差を感じない曲もありましたが、ZazのシャンソンをNA8005で再生すると、全く印象が変わりました。ピアノやパーカッションなどが明確に立ち上がり、音声の裏に隠れない状態で粒立ち良く演奏されています。その他、NASにあるポップスもZazと同様の評価です。

ネットワーク再生においての専用アプリ「Marantz Remote App」の使い勝手も確認してみました。写真にあるように再生する音源の曲名やアーティスト名などの情報が、DSDやFLACなども含めて表示できて、NA8005のディスプレイを見ながらリモコンを使って行うよりはるかに操作し易かったです。電源のON/OFF、入力切り替え、インターネットラジオの選局、NASの音楽ファイルから選曲し一覧リストを作成できるる点なども使い易くできていると感じました

NA8005本体ディスプレイの曲名表示

「Marantz Remote App」も確かめた

重要な音質はもちろん、操作性も扱いやすく、NA8005はとても良いネットワークプレイヤーだと感じました。



■使用システム
AVアンプ:ONKYO「TX-NR727
スピーカー:B&W「683」「686」「HTM61」による5chシステム
NAS:QNAP「HS-210」

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