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公開日 2026/01/23 11:25
ゲーミングブランドOMENはHyperXに

HPは「これまでなかったユニークな製品を」。キーボード型PCや38時間駆動ノートなど投入へ

編集部:平山洸太
日本HPは、2026年の事業説明会を報道関係者向けに実施。2025年の振り返りを行うとともに、2026年の方針を明らかにした。

デバイスにおいては、2026年に次世代AI PCのラインナップを大幅拡大すると表明。単に拡大するだけでなく「これまでなかったユニークな製品」を発売するという。インテル、AMD、クアルコムといった複数のシリコンベンダーと協業することで、より多くのユーザーの期待やニーズに応えることを目指すとのこと。

「HP EliteBook X G2」は、1kg以下を実現したモデル。29時間のバッテリー駆動が可能な構成にも対応するほか、トップマウントキーボードによってユーザーでキーボード交換が行えるようになっている。小型化・軽量化を行った約67gのACアダプターが付属。HP eSIM Connect Plusにも対応する。

「HP EliteBoard G1a Next Gen AI PC」は、 “持ち運べるデスクトップ” とするキーボード型のPC。USB4ケーブル1本で映像やデータを伝送できる。質量は約676g。米軍調達基準(MIL-STD-810)を12項目クリアした堅牢性も備えている。

「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」は、最大3K/120Hzの可変リフレッシュレート対応の有機ELディスプレイを搭載したノートPC。10.7mmの薄型設計ながら、クアルコムチップ搭載モデルの場合は最大38時間の駆動が行える。

またゲーミングにおいては、従来「OMEN」ブランドで提供していたものを「HyperX」にリニューアル。前世代比+20%で最大300WのTPPを実現した「HyperX OMEN MAX16 Gaming Laptop PC」、8Kポーリングレートキーボードを搭載する「HyperX OMEN 15 Gaming Laptop PC」、TMRセンサーを世界初搭載したアケコン「HyperX Clutch Tachi Lever-Less Controller」などが投入予定となる。

■「3つの柱」はハイブリッドAI、ハイブリッドワーク、ものづくりDX

説明会の冒頭には、同社代表取締役社長 社長執行役員の岡戸伸樹氏が登壇。昨年の売上高は553億ドル(3.2%増)、利益は31億7400万ドル(16.9%減)となり、「ベストとは言えなくてもまずまずの結果」と説明。また2025年は、6年ぶりの東京ゲームショウ出展、Future of Workイベントは最大の来場者を記録したことをアピールした。

2026年も、引き続き「Future of Work」を戦略として進めていくとのこと。岡戸氏は、「日本のナレッジワーカーの方々にとって生産的な仕事をする、そのためのテクノロジーを支援する。それこそが我々のFuture of Workの本質であり、今年もそれを追求してまいります」と宣言した。

クラウドAIとローカルAIを組み合わせた「ハイブリッドAI」も柱の一つとして今年も注力していく。岡戸氏はついに「実現できるフェーズにきた」とし、HPは「ハイブリッドAIを推進していくプロデューサーの役割」として、AIのセグメントにおける5つのパートナー(AIソリューションベンダー、コンサルタント、AIインテグレーター、シリコンベンダー、生成AIモデル提供企業)の旗振り役を担っていくそうだ。

そのなかで今年は新たに、HPハイブリッドAI推進コミッティを設立し、Copilot+ PCおよびAIワークステーション向けのエコシステムを構築していくとのこと。さらに、Upstage AIとの協業により、同社のAI OCRとローカルLLMのライセンスをバンドルした「SolarBox」を今春に発売予定。「ハードウェアの提供のみならず、アプリケーションの構築支援やトレーニング、PoCの構築を一気通貫で提供していく」とした。

また、ハイブリッドワークにも力を入れていく。岡戸氏は「今まで以上にシームレスに繋がることが必要になってきている」と話しており、同社が提供する通信サービス「HP eSIM Connect」はすでに3000社を超える契約を実現。今年はこれを強化し、国際ローミング、副回線キャリアが、MDMセキュリティを加えた「HP eSIM Connect Plus」として提供する。

ほか、ものづくりにおけるDXの事例として、講談社の文芸誌『群像』におけるオフセット印刷からデジタル印刷への転換を紹介。2026年春にローンチ予定の建設/建築業界向け新ソリューションとして、手書きの青焼き図面をCADデータにAIで変換する「HP AI ベクタライゼーション」の開発をアピールした。

岡戸氏は2026年、「ハイブリッドAI、ハイブリッドワーク、そしてものづくりDX」を3つを柱にしていくことを強調。そして「一丸となって全速力で駆け抜けていきたいと思っております」と締めくくった。

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