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公開日 2026/03/11 10:00
アプリ対応/非対応の2モデル展開

ミライスピーカー、ブランド初のイヤーカフ型集音器が2機種登場。3/13クラファン開始

編集部:岡本 雄

耳を塞がないイヤーカフ型の集音器


株式会社ミライスピーカーは、耳を塞がないイヤーカフ型の集音器「ミライスピーカー・イヤー(MIRAI SPEAKER Ear)」と「ミライスピーカー・イヤー・ライト(MIRAI SPEAKER Lite)」のクラウドファンディングプロジェクトを「GREEN FUNDING」にて、3月13日(金)より開始する。価格は「イヤー」が39.600円(税込)で、「イヤー・ライト」が29,700円(税込)。一般販売は2026年初夏ごろを予定しているとのこと。



「ミライスピーカー・イヤー(MIRAI SPEAKER Ear)」と「ミライスピーカー・イヤー・ライト(MIRAI SPEAKER Lite)」。ボディデザインに違いはない。カラーはいずれもブラック/ホワイトの2色展開


会話の “聞こえ” を改善する機能を搭載しつつ、耳を塞がないイヤーカフ型デザインを採用した集音器。音楽リスニング用途しても活用できるが、あくまで「音楽イヤホン用途もある集音器」という位置付けとなる。


開発の背景について、同社はテレビ音声の聞こえ方を向上させる “ミライスピーカーシリーズ” で実績がある一方、ユーザーアンケートやマーケティングリサーチで「テレビの音声のみならず、普段の会話の聴き取りも改善したい」という声が多く見られ、これに応えるかたちで本製品に開発に至ったという。


また、同社が独自で行なった調査によると、“聞こえ” に悩みを持つ人の多くが補聴器・集音器に対して「装着感」「デザイン」「価格」の点で抵抗感を持っていることがわかったとのこと。これ踏まえて、装着しやすくスタイリッシュなデザインで、サポートツールとしての十分な機能を搭載しつつ手頃な価格で提供できる製品を目指したと説明している。



耳を塞がないイヤーカフ型デザインを採用した集音器。日常で装着することで普段の会話を聞き取りやすくする


イヤホン本体は、上述の通り耳を塞がないイヤーカフ型を採用。さらに片耳あたり5.6gという軽量設計で、長時間の装着でも疲れにくいとしている。眼鏡と併用しやすいほか、IP68(試験中)の防水防塵性能もサポートし、屋外でも安心して使用できるとのこと。


充電ケースは基本的な操作が完結するよう設計されている。フロントには充電残量が一目でわかるディスプレイを搭載。側面には、左右をそれぞれ個別で音量調整できるボタンを実装しており、左右で聴力の差がある人でも一定の “聞こえ” に調整できるという。


さらに背面のボタンは「シーン選択」に対応し、屋内/屋外/TV/強風の4種類から環境に合わせてモードを選択できる。


ミライスピーカー・イヤーの充電ケースのみの仕様として、最大約10mまで離れた場所の音声をイヤホン本体にBluetoothで伝送する集音マイクを搭載する。テレビの近くに置いてテレビ音声を聞き取りやすくしたり、テーブルの中心に置いてグループでの会話を聞きやすくするといった活用ができるとのこと。



充電ケースの左右に音量ボタンを搭載。イヤホン左右それぞれ個別に音量調整ができる




背面のボタンから「シーン選択」の操作ができる



聴覚サポート機能は、AIを用いた音声処理技術「16チャンネル・インテリジェントDSP」を搭載。音の周波数を16帯域に分割し、それぞれを独立してリアルタイムでコントロールすることで、聞きたい音だけを際立たせて出力するという。


これによってノイズを抑制して声を際立たせる「ノイズキャンセル」機能に対応するが、AIが声とノイズをリアルタイムで識別して周波数帯域ごとに出力をコントロールする方式をとっており、一般的なノイズキャンセリングイヤホン/ヘッドホンのような、逆位相の音波を生成してノイズを相殺するシステムとは異なる。


そのほか、自身の声が大きくなり過ぎないよう音声処理を自動で行う「自声自動調整」、0.005秒未満の速さでハウリングをスキャンして逆位相の波形を生成して打ち消す「ハウリング防止」、突発的な衝撃音を0.002秒で感知して瞬時に抑制する「突発音制御」に対応している。


そのほか操作面では、ミライスピーカー・イヤーのみ専用アプリからの操作や調整に対応。自動音場補正機能の「聞こえチェック」では、各帯域のテストパターンを再生し、使用者がどこまで音が聞こえるかをテスト。そのデータを基に、“聞こえ”方をパーソナライズ化する機能を備えている。こちらも上位機種のみ採用。



コントロールアプリのGUI。本体のバッテリー残量の確認、左右のボリューム調整、「シーン切替」操作が可能




自動音場補正機能「聞こえチェック」のGUI。テストトーンを再生して聞こえる/聞こえないを判別。そのテスト結果を基に、ユーザー自身に最適化された再生を実現する


イヤー・ライトはアプリに対応しないが、上述の通り基本的な操作は充電ケースのボタンでも行うことができるため、スマートフォンの操作に慣れていないユーザーにとってはライトのほうが適する場合があるとのこと。


バッテリー性能は共通で、集音機能のみで最大10時間、Bluetoothオン時は最大6時間の連続再生が可能。充電に必要な時間はイヤホン単体は約2時間、充電ケースは約2時間。



「16チャンネル・インテリジェントDSP」。AIを用いて音の周波数を16の帯域に分割し、それぞれを独立してリアルタイムでコントロールする




「ミライスピーカー・イヤー」のみアプリに対応。“聞こえ”のパーソナライズ機能が利用可能


同社オフィスにて開催された説明会で実機を体験できた。実物は確かに、見た目はオーディオ用途のイヤーカフ型イヤホンのようで、集音器然とした重々しさはなく、付け心地も軽く快適に感じた。


集音機能は、オフィスの環境音やBGMがある中でも、会話の音声を浮き立たせるように働く。充電ケースのボタンで音量をあげても、人声が大きくなるのみで、環境音は静かなままだったのには驚いた。個人的には付属のイヤーピースをつけると、装着感と音の鮮明さがさらに向上したように感じた。


Bluetoothスピーカー「キャリー・バイ・ミライスピーカー」



「キャリー・バイ・ミライスピーカー(Carry by MIRAI SPEAKER)」


また説明会の際に、3月3日(火)に発売したBluetooth搭載の手元スピーカー「キャリー・バイ・ミライスピーカー(Carry by MIRAI SPEAKER)」も、説明会会場に並ぶ。


本製品もユーザーから寄せられた「自由に持ち運びたい」「Bluetoothで音楽も楽しみたい」といった要望に応えるかたちで開発されたとのことで、テレビ視聴とBluetoothによる音楽リスニングの両方を高品質で楽しめるとアピールする。


詳しいスペックは下記リリースの通りで、フロントには出力10(5W×2)のステレオスピーカーユニット2基を搭載。角度をつけてマウントすることで広がりのある音場を再現するとしている。背面にはパッシブラジエーター1基を備えており、低音の強化を図っている。





リリース記事はこちら


ミライスピーカー、Bluetoothスピーカーとしても使えるお手元テレビスピーカー「Carry by MIRAI SPEAKER」


2026/03/03






5W×2のドライバーユニットを搭載



パッシブラジエーターも採用されている



トピックは、テレビ視聴向けの「言葉くっきり機能」。DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)によって人の声の周波数帯域を強調しつつBGMなどを抑制。テレビのセリフやナレーションなどをより明瞭に聞き取ることができるとしている。


テレビ音声はベースユニットを介してスピーカー本体に伝送。ベースユニットはHDMI(ARC)入力、光デジタル音声入力、3.5mmアナログ音声入力に対応。ユニットから本体への伝送は、2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式とのことだ。


スピーカー本体はBluetooth 5.3に対応。さらにライン入力と3.5mmヘッドホン出力に加え、給電用にUSB Type-Cを実装。ベースユニットを介さず、直接充電をすることもできる。


説明会で実際に試聴してみたが、音質傾向としては耳あたりの良い柔らかな印象を受けた。YouTube動画で「言葉くっきり機能」も試してみたが、音声が強調されたまま長時間再生しても聞き疲れしなさそうに感じた。


価格はオープンだが、直販サイトでは24,750円(税込)で販売。外形寸法/質量は、本体スピーカーが218W×100H×65Dmm/約800g。ベースユニット180W×25H×60Dmm/約100g。光デジタルケーブルや取り外しできる持ち運びハンドルなどが付属する。



天面操作パネル。「言葉くっきり機能」のほか、Bluetooth/テレビの切り替え、60分タイマー、3Dサウンド機能、LR反転機能が操作できる




送信機に搭載された端子。HDMI端子はARC対応 


 

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