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公開日 2025/06/06 10:00
ポータブルDAC/アンプとしても使用できる

FIIO、“復刻シリーズ”からレトロで小型なポータブルFMラジオ「RR11」

編集部:長濱行太朗

エミライは、同社が取り扱うFIIOブランドのポータブルFMラジオ「RR11」を6月13日から順次発売する。価格はオープンだが、市場では税込8,800円前後の実売が予想される。カラーバリエーションは、Black/Silver/Gold/Redの4色を用意する。Redのみ6月20日発売としている。



「RR11」、写真左からBlack/Silver/Gold/Red


RR11は、レトロでありながらも新しいデザインコンセプトを持たせた “復刻シリーズ” にラインナップされる、薄型でコンパクトなポータブルFMラジオ。


FMラジオの周波数は64 – 108MHz(FM1:87 - 108MHz/FM2:76 - 90MHz/FM3:64 - 87MHz)まで対応しており、併せてワイドFMにも対応。世界中のFM放送をはじめ、国内のAM放送をFM周波数帯域で受信可能となっている。幅広い周波数をクリアかつ安定したクオリティで受信可能とさせるため、シリコンラボラトリーズ社製のFMラジオレシーバーチップ「Si4831」を導入している。



シリコンラボラトリーズ社製のFMラジオレシーバーチップ「Si4831」


ラジオの受信には接続したイヤホンをアンテナとして使用。加えて高性能PCBゲインアンテナも内蔵しており、電波受信能力を大幅にブーストさせているという。FMラジオの出力は4mV、S/Nは45dB、高調波歪率は0.3%。


アナログ回路には、同社が約18年の製品開発で培ってきたHi-Fiグレードの高音質設計を投入。さらに「AMPモード」も備えており、スマートフォンなどとUSB Type-C端子で接続すればイヤホン/ヘッドホンアンプとしても使用できる。アンプ出力は40mW、S/Nは100dB、高調波歪率は0.04%、対応インピーダンスは8 - 100Ω。


音質調整機能として「MAGIC BASS」を搭載。「MAGIC BASS 1」が低音ブースト、「MAGIC BASS 2」が低音ブースト+3Dサラウンドのモードとして用意されている。



「MAGIC BASS」の操作ボタンはボディ側面に備える


ボディはレトロとモダンなイメージを融合させたデザインとし、厚さ13mmというライター並みのスリムさもアピール。また、アルミ合金製のノブが採用されており、上質さを演出している。


ボディ側面には、FM/AMP切替や「MAGIC BASS」の調整のほか、選局のためのスクロールホイールを設置。ホイールを指で動かすだけで、デジタル・チューナーとは異なる滑らかで直感的な操作が可能だという。



スクロールホイールで直感的な選局が可能


オレンジ色に光るインジケーターも装備。受信感度/ステレオ放送/バッテリー内蔵といった情報が確認できる。


300mAhのリチウムバッテリーを搭載しており、連続再生時間は8.5時間以上。AMPモードの場合は17.5時間以上の連続再生に対応する。また、充電しながらの使用も可能で、USB Type-C端子から充電できる。


RR11の仕様は、主な入出力端子が3.5mmヘッドホン出力×1/USB Type-C×1を搭載。外形寸法は約39.4W×83.2H×13Dmm、質量が約46g。

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