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公開日 2023/12/18 16:23
超短焦点と短焦点の2モデル

BenQ、空間演出やマッピングに特化したDLPレーザープロジェクター「LU960UST」「LU960ST2」

編集部 : 伴 修二郎
ベンキュージャパンは、空間演出やマッピングに特化したDLPレーザープロジェクターとして、超短焦点モデル「LU960UST」、短焦点モデル「LU960ST2」の2機種を12月22日(金)より発売する。価格はオープンだが、LU960USTが979,000円前後、LU960ST2が968,000円前後での実売が予想される。

「LU960UST」

「LU960ST2」

高画質化を追求した新たな光学レンズ設計を採用する、空間演出やマッピングに特化したDLPプロジェクター。画質を低下させる原因となるレンズフレア(光による影響)を低減させることで、より鮮明な映像表示を実現したとアピールする。

光のロスをなくすBlueCoreレーザー技術の採用により5,200ANSIルーメンの明るさを実現。最大解像度はWUXGA(1,920×1,200)、投写方式は単板DLP、コントラスト比は3,000,000:1、色再現性は約10億7,000万色。

超短焦点設計の「LU960UST」は、投写比0.25倍、0.56mで約100インチの映像投写が可能。手間の少ない設置性により限られたスペースでも影の映り込みを最小限に抑え、演出の自由度を高めるとしている。

超短焦点設計モデル「LU960UST」は0.56mで最大約100インチの映像を実現

短焦点モデル「LU960ST2」は、投写比0.5倍、1.08mで約100インチの映像投写を実現。縦55%、横23%のレンズシフト機能や、最大30度までの縦横台形補正機能、四隅の位置を整える角合わせ機能を搭載し、壁や床面、ドーム形状や斜面など様々な空間へのプロジェクションが可能だという。

短焦点モデル「LU960ST2」にはレンズシフト機能や縦横台形補正機能を搭載する

共通仕様として、工場からの出荷時には1台ずつ色調整(キャリブレーション)が行われ、色再現性と統一性を担保。BenQ独自のホワイトバランス調整機能により、異なるプロジェクターから投写される映像のホワイトバランスを人間が視認することが難しいとされるレベルまで低減。複数台のプロジェクターを使用して演出する際に、映像が重なる部分の境界が目立たず、演出への没入感を高めることができるとアピールする。

複数台プロジェクターを使用時にも境界が目立たず没入感を高められる

さらに、WUXGA/120Hz入力時に最大応答速度8.3msを実現する高速モードを搭載。航空機などの操縦訓練といった用途にも活用できる専用のシミュレーターモードも備え、エンターテインメント以外の空間演出にも活用の幅が広がる。

専用のシミュレーターモードを搭載

長寿命のBlueCoreレーザー光源の採用により、ランプ寿命は超省エネモード使用時でLU960USTが最長75,000時間、LU960ST2が最長70,000時間を実現する。使用中にランプ切れする恐れがなく、立ち上がりも早いことから、ミュージアム、アミューズメントパーク、24時間営業の商業施設といった使用頻度が高い環境下での利用に最適とする。

光学系の部品はレンズからDLPチップまで密閉構造を採用。IP5X相当の防塵機能に準拠し、ホコリの混入を防ぐことができる。カラーホイルにはアンチダストセンサーを搭載してフィルター交換を不要とするなど、購入後の機材管理もメンテナンスフリーで使用できるという。

入力端子はD-Sub(15 ピン)×1、HDMI(2.0a)×2、HDBaseT(RJ45)×1、DisplayPort1.2×1、オーディオミニジャック(3.5mm)×1。出力端子はD-Sub(15 ピン)×1、HDMI×1、オーディオミニジャック(3.5mm)×1。制御入出力端子はLAN(RJ45)×1、USB Type-A(給電用)×1、RS232×1、12V トリガー(3.5mm)×1、USB Type-miniB(サービス用)×1、有線リモコン端子×1、3D SYNC IN/OUT 端子×1。

スピーカーは10W×1を内蔵する。最大消費電力は500W。外形寸法/質量(いずれも本体のみ)は、LU960USTが約480×157.4×473mm/約12kg、LU960ST2が約480×182.8×402mm/約12kg。付属品として電源ケーブル(約1.8m)や専用リモコンを同梱する。

端子部

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