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公開日 2026/06/19 21:23
TOAはモニタースピーカーなどアピール

<OTOTEN2026>KEF、新製品「Coda W」からフラグシップ「Blade」まで幅広く展示/ゾノトーンやサエクらの共同ブースにも注目展示

編集部:原田郁未

日本オーディオ協会が主催する国内最大級のオーディオ&ホームシアターイベント「OTOTEN2026」が東京国際フォーラムで開催されている。本稿では、KEFブースおよびガラス棟6階「G605」に共同出展するTOA、前園サウンドラボ、由紀精密、サエクコマース、光城精工、GLANZLABの展示内容をレポートする。


KEF、Hi-Fi入門機からフラグシップまでを一堂に展示


KEFブースでは、ブランドを象徴するフラグシップスピーカー「Blade」シリーズや「The Reference」シリーズをはじめ、ワイヤレススピーカー「LS」シリーズ、新エントリーモデル「Coda W」まで、幅広い価格帯の製品を展示している。



同ブースでは随時試聴会を実施


会場ではサブウーファーにフォーカスしたセミナーも実施。KEFが長年培ってきた低域再生技術や、最新サブウーファーの開発思想について解説している。



イベント期間中のタイムテーブル


新製品の「Coda W」は、KEFにおけるHi-Fi入門機という位置付けのアクティブスピーカー。独自の音響技術による高いサウンドパフォーマンスを維持しながら、有線・ワイヤレス接続の両方に対応し、より導入しやすい価格帯を実現したモデルだという。



Coda W


また、アクティブスピーカー「LSX II」も展示。同機は独自のUni-Q MXドライバーやMusic Integrity Engineを搭載し、コンパクトながら没入感の高いサウンドを実現したというモデルだ。Spotify Connectなど各種ストリーミングサービスにも対応している。



LSX II


あわせて、ブックシェルフ型スピーカー「R3 Meta」も展示。こちらは第12世代Uni-QドライバーアレイやMAT(Metamaterial Absorption Technology)を採用する点などが特徴のモデルだ。



R3 Meta


ワイヤレスHi-Fiスピーカー「LS50 Wireless II」も展示。同機は総合380W出力のアンプを内蔵し、384kHz/24bit PCMやDSD256、MQAデコードに対応。各種ストリーミングサービスとの連携もサポートする。



LS50 Wireless II


サブウーファー「KC62」もブースに用意。独自の「Uni-Core」テクノロジーを採用し、背中合わせに配置した2基のドライバーを1つのモーターシステムで駆動することで、高い低域再生能力とコンパクトな筐体を両立したモデルとなる。



そのほか、フラグシップの「Blade One Meta」、そして「Reference 1 Meta」「Reference 5 Meta」なども展示。KEFの技術力を象徴する製品群として来場者の注目を集めていた。


「Blade」シリーズは、音響的理想とされる点音源再生を追求した“Single Apparent Source Technology”を採用するフラグシップモデル。フォースキャンセリング構造のウーファーにより不要共振を抑え、広大で正確な音場表現を実現するとしている。



Blade One Meta


一方、「Reference」シリーズは、第12世代Uni-QドライバーとMAT技術を組み合わせることで、高い透明感と解像度を追求したモデル。MATは特殊構造によって不要音を吸収する技術で、高域の純度向上に貢献するという。



記者が訪れた時は 「Reference 5 Meta」の実演を実施していた


また、フロアスタンディング型ワイヤレススピーカー「LS60 Wireless」も展示。第12世代Uni-QドライバーとUni-Coreバスドライバーを組み合わせ、高品位な低域再生を実現するという。



 LS60 Wireless


そのほか、ブース入口付近にはBluetoothスピーカー「Muo」も展示。高級スピーカー「Muon」のデザインエッセンスを受け継いだモデルとして紹介されていた。



 Bluetoothスピーカー「Muo」


TOAはモニタースピーカーと電源ソリューションの組み合わせを提案


TOAブースでは、プロフェッショナルモニタースピーカー「ME-50FS」と、電源トランス「ISOBALANCE」を中心に展示。


「ME-50FS」は、同社がコンシューマー市場も視野に入れて開発したアクティブスピーカー。特徴は左右スピーカーごとに付属する外付けインピーダンス補正ボックスで、専用ケーブルで接続することでスピーカーのインピーダンス変動を補正するという。



ME-50FS


同時展示された「ISOBALANCE」は、シンテックが展開するアイソレーションバランス電源トランス。商用電源に含まれるノイズの低減を目的としており、他機器からの電源ノイズを遮断するアイソレーション機能を特徴とする。



 ISOBALANCE


会場では両製品を組み合わせた試聴デモを実施。スピーカーの性能だけでなく、電源環境による音の違いについてもスタッフが解説していた。



ブースでは毎時0分からの約45分間、デモと解説を実施


アクセサリーメーカー5社が合同出展


ガラス棟6階「G605」では、前園サウンドラボ、由紀精密、サエクコマース、光城精工、GLANZLABが共同出展している。


前園サウンドラボは、Zonotoneの新ハイグレードスピーカーケーブル「Grandio SP-07」をデモ展示。さらに、南部鉄器メーカー「及富」と共同開発した同社初のケーブルインシュレーターも参考出品していた。価格は2個セットで10万円弱を想定し、秋頃の発売を目指しているという。




Grandio SP-07



南部鉄器の老舗「及富」と協業したケーブルインシュレーターも参考展示



由紀精密は、アナログプレーヤー「AP-01」によるデモを実施。レコード溝に刻まれた微小信号を余すことなく再生することを目指し、電気系統の刷新や静電気対策などを盛り込んだモデルとして紹介していた。



AP-01


サエクコマースは、5月発売の12インチトーンアーム「WE-712」を展示。独自のダブルナイフエッジ機構を採用し、低トラッキングエラーと高いトレース性能を実現するとしている。また、由紀精密と共同開発中のターンテーブルシートも参考展示していた。



WE-712



  サエクコマースと由紀精密の共同開発中によるターンテーブルシート


光城精工は、「2ch超越ゾーン突入!」をテーマに展示を展開。仮想アースや電源タップ、クリーン電源の比較試聴を実施しながら、リブランディング後の新製品群を参考出品していた。


シリーズ最大の導体面積を持つ仮想アース「Crystal Eop-B」や、プラグ型仮想アース「Crystal Ep-B」、仮想アース「Crystal E-B」などを展示。さらに、クリーン電源「KATANA」の次世代モデルや、新たな電源タップシリーズ「Diamond」も披露していた。



光城精工の 仮想アースシリーズ(写真上)と クリーン電源「KATANA」の次世代モデル(下)


GLANZLABは、GLANZブランドのトーンアームを展示。フラグシップモデル「MH-12 KATANA」に加え、プレミアムライン「MH-12SUS」を紹介した。


「MH-12SUS」は、アームパイプ内部へのカーボン繊維追加や低抵抗銀線の採用、ダブル防振構造、タングステン内蔵ウェイトなどを採用し、トレース性能と振動対策を徹底的に追求したモデルとしてアピールしていた。



 GLANZブランドのトーンアームシリーズ。右端が「MH-12 KATANA」、右から2つ目、3つ目がプレミアムライン「MH-12SUS」


各ブースでは担当者による製品説明や試聴デモを実施。ハイエンドスピーカーからアナログアクセサリー、電源環境改善アイテムまで、オーディオ再生を支えるさまざまな要素を体験できる展示となっていた。

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