<OTOTEN>Cambridge AudioのCEO来日。ブランドの思想と最新ネットワークプレーヤーを披露
編集部:筑井真奈本日6月19日より、有楽町の国際フォーラムにて開催されているOTOTEN。イギリスのオーディオメーカーCambridge Audio(ケンブリッジ・オーディオ)のCEOであるジェームズ・ジョンソン・フリント氏が来日。ジェームズさんの音楽やHiFiオーディオへの深い愛、そして日本市場での再始動への意気込みを語ってくれた。
Cambridge Audioは1968年にケンブリッジ大学の卒業生によって創業されたブランド。ジェームズさんは1990年代にCambridge Audioの全株式を買収。それから巨大資本の傘下ではない、独立したブランドとして運営してきた。
自身のことを「音楽バカ」と語るジェームズさん。子供の頃からラジオやアンプをバラしたり組み立てたりするのが好きだったそうで、14歳のときにHiFiショップでのアルバイトをスタート。
その後は、音楽愛が高じてイギリスの海賊ラジオ局でエンジニアやDJとして働いたり、スペインで独立ラジオ局の立ち上げに関わったりするなど、結構“やんちゃ”なティーンエイジャーを過ごしてきたそうだ。
Cambridge Audioの強い技術力に惹かれたジェームズさん。同社のものづくりの思想について、「Made by Music」「Shaped by Culture」「Crafted by Design」というコンセプトを提示。あくまで音楽のためのオーディオ機器であること、また音楽を含むさまざまな文化、そして美しいデザインによって形作られるブランドであると改めて訴える。
「トロイダルトランスを採用した世界で初めてのアンプを製造したのもCambridge Audioですし、2004年に登場したAZUREシリーズは世界的にも大ヒットしました。Stream Magicといったネットワーク対応製品にも早くから力を入れてきました」
ソフトウェアからハードウェアまで自社で設計できることを大きな強みとしており、トゥイーターを含むさまざまな特許技術も所有している。
ジェームズさんは音楽の「integrity」(誠実さ、高潔さ)が大切だと強調。分析やスペックだけを大切にするのではなく、あくまで技術をベースにしながらも音楽への情熱を大切にしたものづくりに自信を見せる。
「Cambridge Audioの魅力を日本のオーディオの皆様に改めてご紹介する機会を得たことをとても嬉しく思います」と日本市場への期待を語った。
デモンストレーションでは、新たに登場したネットワーク機能内蔵プリメインアンプ「Evo 150 SE」を活用して、PMCのスピーカーにて再生。伝記映画も大ヒット中のマイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」では、サイズ感以上のパワフルなサウンドと音楽の瑞々しさを奏でてくる。
また参考出品として、アクティブスピーカー「L/R X」も展示。アクティブスピーカーは、新しい世代のHiFiオーディオファンを開拓するために非常に重視しているカテゴリでもあるという。
「この小さなサイズから誕生するパワフルなサウンドに驚かれるでしょう」とジェームスさん。カラフルなバリエーションも用意されており、デスクトップオーディオとしても楽しめそうだ。こちらの日本展開は現時点では未定ということだが、ぜひ期待したいところだ。