公開日 2014/11/25 11:01

折原一也が“最も心動かされた4Kテレビ” − レグザ「Z10X」の進化した“タイムシフトマシン機能”を体験レポート

【特別企画】連載第3回:「ざんまいスマートアクセス」など新機能を試す
■「ざんまいスマートアクセス」などの搭載で“タイムシフトマシン機能”がさらに進化

2014年冬に登場した4Kテレビのなかで、筆者が最も心動かされたモデルが東芝のZ10Xだった。筆者も審査員を務める「VGP2015」総合金賞を受賞した同モデルの進化点は、4K試験放送を視聴できるチューナーをテレビとして業界で初めて内蔵したこと、全面直下LEDバックライトによる高画質、進化した「タイムシフトマシン」の機能性だ。4Kテレビの購入時期を伺っていた筆者はZ10Xの全貌を掴んだ時点から遂に自分の求める4Kテレビが登場したと注目し、そして発売とほぼ同時に購入を決断した。

Z10X。「VGP2015」総合金賞を受賞するなどの評価も集めている

そう、今こうして書いている東芝のZ10Xのレビューは、筆者が自宅用に購入した私物をセットアップして検証したものだ。執筆時点でZ10Xの搬入・設置から10日余り。その間に筆者なりに見つけた、特にZ10Xの機能面の大きな特徴である「タイムシフトマシン」と、新機軸の「ざんまいスマートアクセス」を中心に使い勝手をレポートしていきたい。なお、製品の技術的特徴については山之内正氏が(関連記事)、画質レビューについては大橋伸太郎氏がレポートしているので(関連ニュース)、そちらもあわせてご覧いただければと思う。

Z10Xは4K対応や画質面だけでなく「ざんまいスマートアクセス」などによって録画番組の使い勝手も高まっている

■Z10Xはタイムシフトマシン用チューナーを6チャンネル分搭載 − 早期購入ならHDDプレゼントキャンペーンも

最初にZ10Xの「タイムシフトマシン」についておさらいしておこう。

「タイムシフトマシン」とは、地デジ最大6チャンネルを一日中すべて録画しておくことのできる機能だ(※1日のうちあらかじめ設定した約10分間のみメンテナンスのため録画不可)。東芝の製品には現在では“レグザサーバー”のブランド名でタイムシフトマシン対応レコーダーも存在するので名称は随分浸透していると思うが、その機能にZ10Xは最初から対応しているわけだ。

Z10Xでは「タイムシフトマシン」用に地上デジタル放送チューナーを6基(6ch分)内蔵。録画用HDDは内蔵していないので別途で購入する必要があるが、2015年1月31日までは、Z10Xを購入して応募した人全員にタイムシフトマシン対応USB-HDDをプレゼントする発売記念キャンペーンが開催されている。今のうちであれば、実質的に購入者が追加コストなく使えることになる。

筆者は50型の「REGZA 50Z10X」を購入したので、上記キャンペーンで「THD-250T1A」を入手した(※購入するZ10Xのサイズによってプレゼント品のHDD容量が異なる)。同製品はタイムシフトマシン用に2TB(1TB×2台)、通常録画用に500GBという合計2.5TBのHDDを搭載するモデルで、これをテレビ背面に取り付けられる一体型デザインになっている。Z10XとTHD-250T1Aの組み合わせでは、地デジをHDレート(17Mbps)で録画した場合に6ch分の番組を約40時間録画可能だ。

「THD-250T1A」は対応レグザ背面へ一体型設置が可能

■”ながら操作”と”会話”がキーワードの「ざんまいスマートアクセス」

「タイムシフトマシン」で録画した番組にアクセスするための基本のインターフェースは「過去番組表」と名付けられている。タイムシフトマシンで録画された番組が通常のEPGのように表示されるというものだ。そしてさらに、Z10Xでは一歩進んだ番組再生方法として「ざんまいスマートアクセス」機能を新たに搭載した。

「過去番組表」の例。通常のEPGと同じ使い勝手で録画番組を選べる

次ページ「ざんまいスマートアクセス」の便利さをレポート

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